冬になると、子どもの感染症を家族が順々にもらい、かなりの日数をかぜ症状と過ごすことないですか?
我が家は現状も子どもの咳から私が絶賛鼻づまり中です…。
アデノが終わったと思ったら、また五日ほど保育所をやすみました…。
しかも、今回のかぜ症状で、3歳の次男がクループ症候群になりかけているかも?と感じた咳をしていました。
そして、小児科で写真のようなステロイドの入ったピンクの薬をもらいました。
今はクループは落ち着きましたが、長男の時の経験から、この薬がないと安心できない私がいます。
私はこの薬をみると、長男がクループ症候群になった時の経験を思い出します。
長男のクループで私は1日に3回小児科を受診することになりました。
ただ、やっぱり受診しておいて良かった、母の勘を信じてよかったと感じています。
今回は長男の時のクループ経験談のエピソードです。
クループって?と初めて聞いた方にも知っておいて欲しいので、ご覧ください。
クループって?
正式名称は喉頭気管気管支炎と言います。
風邪のウイルスから喉頭の生態の下部分が腫れてしまった場合にクループの症状がでます。
症状や治療の詳細はこちらから。(MEDLEYより)
要するに、のどがはれているため空気がうまく吸えなくなります。
喘息はうまくはけなくなりますが、クループはその反対ですね。
重症例では呼吸困難に陥ることがあります。
怖いですよね。
クループの症状は?
特徴的な症状
- かぜ症状が事前にあることが多い
- 犬吠様咳嗽(犬の鳴くような、オットセイの様なケンケンというような咳)
- 嗄声(声が枯れる)
- 呼吸がしにくくなる(呼吸が頻回になる、ゼーゼー、息を吸う時にヒューヒューいう)
- 夜に悪化することが多い
私は何度か子どものクループの咳を聞いたことがあるため、クループの咳はいつもと違うというのがわかります。
最初は普通の風邪だったものがクループに移行することがあり、風邪をひくたびにどうかクループになりませんようにと祈っています。
というのも、クループは死亡例や低酸素脳症などのリスクもある病気だからです。
もちろん、そういったケースはかなり重症の場合ですが、リスクはできる限り少なくしたいのが親心です。
特に夜間に症状が悪化することがあるのが怖いところ。
私も夜にこのピンクの薬がなかったら…と思うと怖い思いをしました。
1日に3回小児科へ通ったエピソード
長男がクループになったのは0歳代でした。
まだ育休期間中で、なれない育児に奮闘していたころです。
かぜ症状として、気づいたときには鼻水と、咳が出ていました。
鼻水や、咳は次第に強くなり、ある日、高熱がではじめました。
また、鳴き声が枯れだしました。今考えると嗄声でうまく声がでない状態となっていました。
咳も「いつもと違う咳だな…。」と感じていました。
この時に私はクループという病名を知らない状態でした。
そのため、朝一で小児科へ行き、変わった咳が出ていること、少しゼーゼー呼吸が苦しそうな時があること、声がでにくいことを伝えました。
その小児科では、特にいつもと変わりがなく咳や熱のお薬が出されました。
私自身もその後、薬を飲んでいたら収まるかなと思っていました。
しかし、数時間後には長男の呼吸状態はかなり悪化していました。
「呼吸数が早く、息がすえていない、明らかに様子がおかしい」と感じました。
まだ午前中でかかりつけの小児科が空いている状態だったため、同じ小児科へ電話をし、再度みてもらうことになりました。
小児科へ行った結果、「特に問題はない」とそのまま帰されました。
確かに、小児科へ到着した時には少し呼吸状態は改善されていました。
私は母として、この時この診察に納得しなくて良かったなと感じています。
帰宅後も「やはりおかしい」と感じました。
インターネットにて調べてみるとクループ症候群であるということはすぐにわかりました。
調べてみても、呼吸状態が悪化している場合はすぐに医者へみせることとなっていました。
その時の長男は何とか眠りについていたので、部屋を加湿しながら様子をみることにしました。
なんとか違う小児科の午後診察があくまでは待つことができました。
長男が起きてからは、また何もせずに帰される可能性があると思い、呼吸状態が悪い時の長男を動画で撮影しておきました。
そして別の小児科が空いた時点で、みてもらうことができました。
その時にパルスオキシメーター(血中酸素を測る機器)で血中酸素濃度を測ってもらうと95%。
通常は95%以上のため、ぎりぎりでした。
そして、「確かにクループのため、ステロイドの薬をすぐに飲ましてください」と指導されました。
そして、「もし夜に症状が悪化した場合は夜間救急でも良いのですぐに来るようにしてください」と言ってもらえました。
その後に、その薬を飲んだら、苦しそうにしていた長男の呼吸は落ち着きました。
こんなに即効性があるのか!と驚いたのを今でも覚えています。
正直ホッとしました。あの時のお医者さんには感謝です。
呼吸状態が悪い時の動画をみせなくても、診断してくれました。
最初の小児科の言うとおりに、自宅で様子を見ていれば呼吸状態がもっと悪化していたかもしれないと思うとぞっとしました。
それ以降は職業柄使うこともある、パルスオキシメーターを個人で購入することにしました。
かぜ症状が良くなるとともに、クループの症状も改善しました。
しかし、大きくなってからも風邪をひくとクループの症状は繰り返されました。
7歳になった現在はほぼでることがなくなりました。
大きくなると出にくくはなるようですが、クループの経験がある人は繰り返す場合があるので、風邪をひいたら注意してみてあげて下さい。
効果があったと感じた対処方法
ポイント
- できるかぎり泣かせない
- 水分補給
- 加湿
- 浴室へ連れていき、蒸気の中へ入れる
正直、赤ちゃんで泣かせないって無理なんです。
しかし、クループの症状が出ている場合は、やはり泣くと症状が悪化します。
そのため、できるだけ泣かさないように機嫌を取りながら過ごしました。
水分補給も欠かさず、脱水にならないようにすることも重要です。
部屋自体を加湿することも大事だと思います。
3歳ごろになって症状が出たときに、夜中にオットセイの様な咳が止まらず吐いてしまった時がありました。
そんな時は浴室に連れて行き、お湯を壁や床にシャワーでかけることで浴室を加湿状態にします。
その蒸気を数分吸わせ、なんとか喉を加湿し、眠れる程度まで症状が改善したこともありました。
症状が重度で心配な時には#8000に相談したり、救急外来、救急車など考える必要があります。
まとめ
今回は子どものクループの症状で、一日に3回小児科を受診することになったお話を紹介しました。
私はもしそれが杞憂であったとしても、親が「おかしい」と思ったら何度でも専門家に相談してみればいいと思います。
何もなかったら、何もなかったで良いのですから。
最初に行った小児科では、なぜ何度もくるのか?と思われたのかもしれません。
しかし、子どもの健康を守れるのはやはり親なのだと確信しました。
どう思われたとしても、納得するまで行動を起こしたいと思っています。
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