私は子育てをしていて、何が一番しんどいですか?と聞かれれば、「子どもの体調不良で仕事を休まないといけない時」と答えると思います。
本当にストレスになってしまいますよね。
私もフルタイムで仕事をしていて、こんな頻度で休んで仕事を続けられるのか?と感じたことがありました。
正直、少しくらいの体調不良ならば、保育所から電話がかかってくる覚悟で、保育所へ行かせたこともあります。
職場についてすぐに保育所から電話がかかってきてしまった、なんて失敗もありました。
子どもの体調不良でのお休みは、働くママにとって必ず通る道ですよね。
今回はそんな私の復帰後すぐの子どもの入院経験談と、母に言われた言葉で少し心が軽くなった言葉、休んだ時の対応の仕方を紹介したいと思います。
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子どもの体調不良で会社を長期的に休んだ話
まず、最初に私が仕事復帰をしたときに、起きたエピソードを紹介します。
長男は私が仕事復帰した4月~5月にかけて肺炎で入院しました。
出産後復帰して4月に子どもが入院したんですよね…。
私がその頃にまともに出勤できた日は、4月はたった2日だけでした。
2017年の法改正により条件を満たせば2歳まで育児休暇を延長できると変更されたことはご存じでしょうか。
私が長男を産んだ時には、育児休暇の延長は1歳6か月まででした。
そのため、育児休暇を延長したとしても、休暇期間が年度途中までとなってしまうため、保育所へは入園できない可能性がありました。
保育所へ入園するために、私は復帰を前倒しにして、長男を4月から0才児クラスへ入所させることにしました。
今保育園をわざと落ちるというニュースも話題になっていますが、少しでも我が子と長く過ごしたい気持ちわかります。
私もゼロ歳児クラスから保育園へ入れることを迷いました。
通い始めの子どもたちは、「保育園児の洗礼」と呼ばれるほど感染症にかかります。
長男も例にもれず、胃腸炎やRS、アデノ、手足口病など様々な感染症に罹患しました。
ある時、自宅療養をしていてもなかなか良くならない長男の体調。
大きめの小児科へ行き、便も持参したところ胃腸炎と食中毒も併発したRSウイルスによる肺炎でした。
入院期間は約2週間でしたが、入院の間は私がほぼつきっきりで、仕事へ行ける状態ではありませんでした。
入院中、小さな子ども用のベッドで一緒に眠りながら、復帰初めにも関わらず、なかなか出勤できない自分にいら立ちも感じました。
そして、こどもがしんどい時にも、仕事のことを考えてしまう自分にもうんざりしていました。
仕事はやめた方がいいのではないかとも思いました。
退院後も療養期間が必要のため、4月はまともに出勤できませんでした。
その後職場に復帰した際、職場の方は嫌味を言うわけでもなく、受け入れてくださいました。
今でも感謝しています。
もちろん心の中ではよく思わない人もいたのではないかと思います。
でも、それを口に出さない社風が浸透していたのかもしれません。
子どもができたら休みがちになるだろうと予測して、結婚前に人員が充実した職場へ転職していたことも、功を奏したと思います。
ただ、その後も長男はよく体調不良になる子どもだったので、お休みをいただくことは多かったのが実情でした。
病児保育に預けようかと登録もしましたが、病児保育の開所時間を持っていると、朝の出勤時間に間に合わないために、病児保育の利用もできませんでした。
そのたびに、職場の方へももちろんですが、子どもへも申し訳なく思っている自分がいました。
「咳が出ていたあの時、少し無理をして保育所へ連れて行ったからかもしれない」
「しんどそうにしているけど、仕事に行かないと…」
そう思いながら働いていたと思います。
特に最初の子だったのもあって、神経質になっている部分もあったのかもしれません。
今思えば、あの時には仕方のなかったことだったと言えます。
ストレス過多の時、母に言われた言葉で気づいたこと
その時に母に言われた言葉で「そう考えれば少し心が軽くなる」と思った言葉があります。
母に言われた言葉
「休んで迷惑をかけるのは順番やから、自分の順番がきたら頑張ればいいんちゃう。」
「子どもがいなかったとしても休むこともあるから、その時に次は自分が支えてあげたらいい。」
と母は言ってくれました。
この言葉で心が少し軽くなったと感じました。
母自身は保育士で産後2か月で復帰し、職場の人からかなりプレッシャーを受けたと聞いていました。
そのため、この言葉を言えるのはすごいことだと感じました。
さらに、コロナ渦になって体調不良で長期的に休む人が増えて、とてもその考えが腑に落ちたんです。
自分ばかりが迷惑をかけていると思う状態から抜け出せた気がします。
長期的なスパンで考えると、子どもがいない人も体調を崩すことがありますよね。
そんな時に自分が支える側に回って、恩返しができるというのも納得できました。
それはもしかしたら、あの時支えてくれた誰かではないかもしれないけど、違う誰かにでも返すことで世界はよりよくなるはずです。
余談
私が好きな映画の一つに「ペイフォワード」という映画があります。
その映画は「自分が受けた親切を、別の3人に返すことで世界中の人が幸せになるのでは?」
と、夏休みの宿題で仮説を立てた少年が、実際にそれを実行していくというお話です。
この映画のように、自分が受けた親切をいろんな人に返していくことが大切だと気づきました。
そうすれば、自分の周りの人が幸福になっていくのかもしれません。
そのため、自分が出勤している時には、全力で休んでいる人のフォローをしていこうと思いました。
何かの理由で休むことになった人が、気負わないようにフォローできる人でありたいと決意しました。
いま、仕事を休んでしまい、自分を追い込んでしまっている方に、こういう考えもあるよねと届いてほしいなと思います。
ワーママが子どもの体調不良で休んだ時の具体的対応
現実的に子どもが休んだ時、具体的にどうすれば「ベター」か、も考えていこうかと思います。
正直これが「ベスト」という答えはないと思います。
普段から仕事を前倒しでやっておく
もちろんできる範囲でいいと思います。
だけど、できる仕事はできる限り前倒しでやっておくことで急に休んだ時の対応が全く違います。
保育所へ行きだしてしばらくすると、もうすぐ体調を崩すかもしれないと予感がくることもあります。
そんな時には引継ぎのための資料に漏れはないか、最低限やっておかなければいけない仕事はないかのチェックはしておきたいですね。
休む時の連絡の仕方
子どもの熱は突然のことも多いですが、前日からわかっている時には前日に連絡しましょう。
もしくは、もしかしたら休む必要が出てくるかもしれないということを予告しておくことも必要かもしれません。
早めの連絡を心がけます。
休む時は一般的にはやり取りができるように、電話連絡が良いかと思います。
- 休む必要があること
- 休む理由(子どもの体調不良や自己の体調不良)
- その日の仕事の状況や振り替えが可能かの共有
- 引継ぎなどの連絡
ただ、メールでの連絡でOKの職場であればメールでも良いと思います。
私はメールでの連絡が決まっていたのでメールで連絡していましたが、その方がだいぶ気が楽でした。
休んだ後の対応
休んで当然の態度では誰しも気分を害すると思います。
休んで申し訳ない気持ちと、お礼を伝えるべきだと思います。
社内メールなどがある場合は、メールでも良いと思います。
特に直接的にフォローをしてくれた同僚や上司には口頭で伝えると良いです。
そして働ける時にはしっかり働きます!
仕事を続けるなら、気持ちを切り替えることが必要です。
休む時に使える制度
子どもを持つ労働者には看護休暇があります。
看護休暇とは?
企業が労働者から求められた場合に、子一人に対して5日/年付与しなければならない休暇
企業によって無給の場合も、有給の場合もあります。
私は看護休暇を最初の年は、ほぼ使い切りました。
無給でしたが、有給と合わせることで欠勤になりづらくなります。
欠勤になると、ボーナス査定や今後の昇進に影響があります。
仕事に復帰する時には、看護休暇の使い方や、その連絡をいつすればよいのかを上司に相談しておくと良いと思います。
もちろん、看護休暇が有給だと嬉しいですが、正直周りの目もあるので無給になっていることも悪くはないと思います…。
休んだ分は無給の方が、お互いに割り切れるかもしれません。
普段からコミュニケーションを取っておく
普段からコミュニケーションを取っていればお互いに分かり合える部分あると思います。
休んだ時のお礼も言いやすいです。
挨拶はもちろん、仕事内容でしっかり話しあえる関係を築くべきだと思います。
コミュニケーションのポイント
誰にでも、子どものことなどプライベートを話過ぎてはいけない。
色々な家庭環境があるため、自分が思っていなくても皮肉と感じたり、いやな気持になったりする人もいるからです。
人の子どもや家族のことに、興味がある人もいれば、ない人もいるのです。
子どものことを話したければ、仲の良い一部の人と共有するようにする心がけも必要ではないかと、私は思います。
気にしすぎない
自分がどう対応しても、休むことに対して良く思わない人は一定数いるのではないかと思います。
「2:6:2」の法則って聞いたことあるでしょうか?
人の好き嫌いに関しての法則
自分のことを「どんな失敗をしても好き:自分がどんな行動をとるかによって変わる:どんな行動をとっても嫌い」
この法則により、自分がどのようにふるまっても一定数嫌われる場合があります。
そのため、どんな行動をとっても嫌われる2割を意識しても仕方がないのです。
自分ができることを淡々とこなしていきましょう。
まとめ【ワーママも人との支えあいを大切に。自分の順番が来たら頑張ろう】
今回は子供の体調不良で仕事を休んだ体験談と、その際の考え方、休んだ時の具体的対処方法をご紹介しました。
結論
支えてくれた誰かに恩を返せない時にも、他の誰かに恩を返していくことも大切。
子どものいる人以外にも、介護や病気などで休む場合もあるので、その時はお互いに支えあって働ける仲間を大切に。
頭ではわかっていても「大丈夫」と思えない時があると思います。
ただ、子育て中も、自分を責めずに幸せな日々を送ってもらえればいいなと願っています。
何もかも投げ出したくなる時もありますが、動くのが辛いなら、じっとしていても日々は変化していくので、その変化を待ってみても良いのではないでしょうか。
子どもは成長していきます。
その時はまた自分も変化して、仕事を休むことへの考え方や、仕事との向き合い方が変わってくるかもしれません。
今日も本当に子育てお疲れ様です。
お互い自分のことも大事にしていきたいですね。
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