私は物を減らしきってはいないし、今後すごく減らしたい!という気持ちもないので、正直ミニマリストではないです。
ただ、ミニマリストの思考を学ぶことで、生活の質を改善することができるというのは実感しています。
なぜなら、元々が浪費家であり、ズボラ主婦の私は「物を買うこと」を深く考えずに今まで暮らしてきた経緯があります。
しかし、「物を買うこと」「捨てること」を意識することで、生活が非常に整ったと感じ、自分の心の中までシンプルに考えられるようになったからです。
じゃあミニマリストになればいいやんと思うかもしれません。
ただ、いきなりなれるものでもありませんし、ミニマリストを目指すために、物の整理をするわけではないと感じます。
私が物の整理をするきっかけは「子育て」です。
仕事と両立するためには徹底的に「楽に家事ができる」という仕組みづくりをしていく必要があると思ったのがきっかけです。
楽に家事をするため、子育てに使う時間を最大限にするために、必要だったのが「物を減らす」というミニマリスト的思考です。
こんなママにおすすめの記事
- 物の管理が下手で何がどこにあるのかわからない
- 探し物をしている時間が増えている
- 重複して買ってしまうことがある
- 子育てと仕事でタスクが多すぎて頭がついていかない
- 家で整理整頓のことばかり気になる
- 趣味を楽しむ時間もない
私も実際に子育てと仕事でパンパンになっていたからこその対策です。
そんな私が物を減らす思考を学んだ本を二つ紹介します。
参考になった本
「欲しい物」と「必要な物」の区別がついていますか?
私自身はついていないように感じていました。
欲しいから買う、買えば物が増える、物が増える分だけ管理する手間や時間、労力を取られる、そしてストレスがたまり物が増えるのかもしれません。
物との向き合い方を今般的に考え直したい方は読んでみて下さい。
物に支配されないような暮らしをしたい方におススメの本です。
41歳で4000万円貯まられたらシンプルにすごいですよね。
収入も関係あるやん!と思うかもしれませんが、シンプルに暮らせば収入がそれほど変わりなくても行けるのかもな?と最近思えてきました。
シンプルに暮らしたり、同じ貯金でも考え方を変えるだけで自分の意欲をあげていく工夫。
森さんは少しの工夫ができて、想像力が豊かで、小さなことを楽しめる人なんだろうなと思います。
筆者はそれぞれの暮らしがあって、それぞれの物語や方法があるのだと書いてくれています。
「大切な物は何ですか?」「欲しい物はなんですか?」この問いに自分なりの答えを見つけていこうと前向きになれる本です。
何を基準に置いておくか
取捨選択をする時には、何を基準にするのかで結果が大きく変わりますよね。
私が思う持っておきたい物と捨てる物の基準はこちらです。
選ぶときにはこの基準に従うことで、自分の手放したいものを明確にします。
持っておきたい物の基準
- 生活必需品
- 今使う物
- 気分が上がるもの物
- 失ってもまた買おうと思う物
捨てる物の基準
- 今使っていない物
- 惰性で置いていたもの
- なくてもいい物
- 捨てようか迷う物
- 量が多すぎる物
「まだ使うかも?」「また好きになるかも?」「もっと待てば売れるかも」と思って物が捨てられない自分がいました。
でも、最近気づいたのは「今」必要でない物を将来必要になる確率は低いし、将来必要になってから買いなおせばよいことに気づきました。
そのため、基本的に「今」使っている「今」気分が上がる「今」必要という基準で持つか捨てるかを決めるようになりました。
「前は好きだった」「前は使っていた」ものって結局「今」は使いません。
そして未来で使うかどうかもわかりません。
そのため、「今」使うものだけを置いておくという基準を設けるだけで、かなり物が減ります。
そして、捨てようか迷う物は大半捨てて大丈夫です。
物を減らすメリット
物を減らすという考えが染みついてから、すごく生活しやすくなったと感じています。
何をするにもわずらわしさがなくなって、行動的になったと言い換えてもいいかもしれません。
以前は生活することに必死で、物理的にも、気持ち的にも手いっぱいだった気がします。
管理する手間が減る
探し物を一日に5分したら一週間で35分。
一か月で150分です。
150分あれば映画を一つ見て、お茶をする余裕があります。
探し物の時間を減らすだけで、生活の余裕がでてきます。
物が多いほど、在庫のチェックの頻度も増えます。
元々がずぼらな性格で、在庫の確認や細かいことは苦手なので、そういったわずらわしさがなくなるとストレスが減りました。
掃除の手間が減る
仕事だけだったら何とかこなせていた家事が、子育てが入ると急激に難しくなります。
子育てに時間を割くためには、徹底的に家事の時間を見直す必要がありました。
そして、自分が頑張れば済むと思わずに、仕組みや環境を変える必要があると思ったのです。
自分が頑張ったら、何とか出来ることも多かったとは思いますが、続けることができないとわかっていました。
続けることで、イライラも募っていくだろうと予測できました。
自分が頑張らずに、生活をまわす仕組みを考える方向ですべての環境を整えていきます。
そのため、掃除をスムーズにするためには物は少ないに越したことはありません。
どかす手間がなくなれば掃除はスムーズに進むのです。
節約になる
共働きで収入があったこともあって「物を買うこと」をほぼ躊躇ったことはありませんでした。
今考えると、ためらえよと突っ込みたくはなりますが、余裕のない暮らしの中での、買い物が唯一のストレス発散だったのかもしれません。
だから、昔の自分は自分で頑張っていたからこその買い物だったから、あれはあれでよし!とは思います。
そんな経緯を経て考え付いたのが「物を厳選することの楽しさ」です。
さまざまに比べて買うか、買わないか検討するこの過程も楽しめるようになり、買わない選択肢が生まれてきました。
自然に雑費が減り、節約につながっていると思います。
決めなくてよいことが増える
服は200着近くあったと思います。
その中でなぜか着たいと思う服が見当たりません。
組み合わせを変えてみても、なかなかしっくりくるものがみつからない…。
そんなワードローブでしたが、仕事の際にはほぼ同じ服で行くことにしてみたら気持ちが楽になりました。
決めなくていいっていいなと思った瞬間です。
毎日同じ服でOKだと思ったら、なんて気が楽なんだと思いました。
とはいえ、フルタイムを退職して、朝の時間に少しの余裕が出てからは、ワードローブのバリエーションは少し増えました。
少し楽しみとしての服を持つ余裕ができたのだと思います。
そして、違う服を選ぶ時間も楽しめるようになりました。
「今」必要かどうかで判断することで、自分の暮らしにフィットしていると感じることが重要なんです。
家がすぐに片付けることができ、落ち着く空間になる
子どもがいると家は確実に毎日散らかります。
ただ、おもちゃさえ片付ければ、すぐに整った状態に戻せるということを経験すると、ちらばったおもちゃも許せるようになりました。
散らからないことよりも「すぐに片付けられる」というのが私の心に余裕も持たせてくれることを知りました。
それぞれに落ち着く空間というのは違いがあると思います。
私は、すぐに片付けられて、おいしいコーヒーを飲めるような空間が落ち着く空間だと思います。
自分の「好き」がわかってくる
情報が多い中で「あれも良いな」「これもいいな」って思っていた時期があります。
物を厳選するようになってからは人の好きな物に左右されにくくなったと思います。
自分が好きな物、自分の心地いい物を自分の価値観で持てるようになりました。
シンプルで機能的なものが好きです。ただ、少しの遊びは許容範囲。
すべてが必要ではなく自分にとって価値があるものが大切なんだと気づけました。
足るを知る思考に近づく
「もっと高機能の商品が欲しい」「もっとこうだったらいいのに…」と思うことってあると思います。
ただ、なぜかはわからないけれど、私はもう十分持っていて、幸せだと気づけた気がします。
何かを失くした経験を積み重ねたからかもしれません。
健康に生きていて、子どももいて楽しく暮らすことができている。
足りない物に目を向けてばかりでは、いつまでも満たされないということに気づきました。
「今が幸せ」と思うことが増えました。
ただ、何かを手にできたからずっと幸せということはなく、その時々の「幸せ」を感じ取れる人であれたらいいなと思います。
家族の物はどうする?
家族の物は基本的に捨てません。
取捨選択をするのは持ち主だと思っているからです。
なんでも人生の選択は自分自身ですることが、自分の納得につながると思うので、子どもや夫の持ち物や選択に干渉しないようにはしています。
自分が物を管理することで快適に暮らせることを伝えていくで、家族が自然に物を減らすようになることを期待(笑)
ただ、おもちゃの量はまだコントロールしきれず、箱からはみ出している時があります。
ただ、子どもは自室をほとんど使わずに物を置いているだけなので、スペースの使い方は任せています。
自室で過ごす時間が増えてくる思春期になると、どういった暮らしになるのか楽しみにしています。
最近捨てられるようになった物
一番捨てにくい物って「思い出があるもの」だと感じています。
最近プリクラ帳を捨てました。
もちろん思い出があって、こんなことあったな~と思い出せる思い出もあるので、捨てなくても良いかなとも思いました。
ただ、思い出はまたきっと懐かしく思い出すことができるだとうと、そっと心の中と、写真のデータとして保存することにして、捨てることができました。
それに、今付き合いがない人たちと取った写真も多くありました。
今の人間関係を大事にできればそれでいいかなと思い、やっと捨てることができました。
他には、私は作業療法士の資格を持っているのですが、その実習の時のレポートを15年ほど寝かしていました(笑)
仕事を手放した関係で、このレポートももう見返すことはないだろうと最近やっと手放しました。
仕事関係のものへの執着がなくなってから、すごく物を減らすことがスムーズに進んでいる気がします。
本も、勉強会の資料も手放すことができてスッキリした気持ちなので、仕事を辞めたこと自体で手放せるようになった物が多いです。
自分が打ち込んできてものって、捨てにくいですよね…。
ただ「今」必要がなくなりました。
「今は捨てられない物」って「時期がきたら捨てられるようになる物」なのかもしれません。
だから今捨てなくても、いつか執着が手ばなせたときに、自然に手放せる時が来るような気がします。
まだ捨てられない物
小学校、中学校高校のアルバムって必要ないのかな?と思いながら持ち続けています。
正直、開いてみたことはほぼありません。
卒業年度の確認にはなります(笑)
どうしても見たくなったら友達に言ったら見せてくれるだろうとは思います。
ただ、アルバムの表紙が自分がその時に描いた表紙だったり、後ろの方の友達や先生にのコメントをもらっているのって、このアルバムだから感じる物で。
どのタイミングで捨てるのでしょうか?(笑)
終活かな?(笑)
まとめ
今回は物を減らすに至った経緯や物を減らすメリットを私の経験上でお伝えしました。
参考にした二つの本をぜひ読んでみて、実行に移してみてくださいね!
リビングだけでも実行してみると、生活が整って、心も整ったと感じるかもしれません。
色々とあることが多い中で、手ばなせることは手放したいと思うことは必然です。
なければないでなんとかなることも多いです。
物を管理することってなぜかママの仕事になっていることも多いので、逆に環境設定も自分好みにしやすいです。
勝手に任されているなら、勝手に仕組みを改善したうえで家族に役割を割り振るのもいいかもしれません(笑)
そして、自分が楽する仕組みづくりに注力することで、明日の自分を助けていきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!