フルタイムでの勤務をやめるための一番の障壁は「収入が減ること」ではないでしょうか?
私は昔からお金に対して無頓着な方でした。
初任給をもらっても給与明細をしっかり理解せず、ボーナスの額にも、もちろん貯金額にも無頓着のまま結婚しました。
そのため、お金に対する知識が乏しく、どれくらいあれば4人で暮らせるのか、家計を考える時に何を基準に節約をすればいいのかわからない状態からスタートしました。
しかし、これではいけない。
いつまでもお金にとらわれて、自分のあり様を左右されてしまっては元も子もないと感じ始めました。
そのためにお金の勉強をしていこうと、読んだ本が紹介する5冊です。
最初の2冊は基本的なお金に対する概念の本。
次の2冊は個人事業主の夫を持つ身として読んでみようと手に取った本です。
最後は積立NISAやIDECOをするきっかけとなった本です。
お金のことを勉強したいけれど、何から情報を得ればいいのかわからないという方におススメの本ばかりです!
お金の辞書のような本
超初心者でお金について詳しくなりたい方は読むと良い本。
ファイナンシャルプランナーの坂本綾子氏著書です。
正直、給与明細の意味もよくわからずだったので、勉強になりました。
自分の給与明細の見方や、NISAやIDECOなどの現実的にとれる選択肢にどんなものがあるのか学べました。
お金にたいして、稼ぐ、貯めるだけでなく、使う、納める、備える、増やすための方法も載っています。
特に傷病時や年金の公的な社会保障制度のことなど知っておく最低限の知識を抑えることができます。
自営業や、会社員での違いもあるため、今後転職する方にも参考になりますね。
困ったときや迷ったときにもう一度開いて確認できるお金の辞書的な本です。
お金のことって習ってこなかったので、こういうことをわかりやすく書いている本って重要ですね。
私も買って持っていることにしました。
稼ぎ方の概念を教えてくれる本
本書は「金持ち父さん・貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏が著者です。
本書の題名でもあるキャッシュフロー・クワドラントとはいったい何なのか?
キャッシュフロー・クワドラント
E:従業員
S:自営業
B:ビジネスオーナー
I:投資家
この本では、4つのクワドラントがあり、自分がどこに属しているのかを知る必要があると書かれています。
要するにお金の出所がどこかによって自分の属性が決まります。
多くの人はE(従業員),S(自営業)として人生の多くの時間、働き続ける必要があります。
B(ビジネスオーナー)となり、お金を稼ぎ、その次にI(投資家)となることによって経済的自由が得られやすいということです。
ストーリー性を持っていて、著者の高学歴の実の父(貧乏父さん)と、低学歴であるがビジネスを成功させている親友の父(金持ち父さん)との考え方の違いや、歩んだ人生について書かれています。
「より多くのお金を稼ぐためにはどうする方が良いのか」をわかりやすい具体例と、各クワドラントにいる人の思考がまとめられている本です。
金持ち父さんのお金のために家族と過ごす時間を削ることや、自分の健康を犠牲にすることを嫌う姿勢は共感しうる部分です。
自分のお金の稼ぎ方や人生を考えさせられる本です。
個人事業主におすすめ
夫が自営業のため、夫にも読みやすいようにとマンガを交えて説明してくれる本を探していて、いきつきました。
自分もフルタイム正社員をやめて、青色専従者になった時にわからないことだらけで、読み返しました。
フリーランスになりたての主人公に、税理士の方が納税について解説してくれるストーリーで頭に入りやすいです。
インボイス制度の説明もしてくれており、ネットでもいろいろ調べましたが、ネットより図解などの説明が多く、内容もわかりやすいと思いました。
老後資金の話では、国民年金と厚生年金では大幅に違うので、自営業ならではの備えも必要になってくると気づかせてくれました。
マンガでわかりやすく家計管理の基本を教えてくれる本
保険やローンの選び方ってマジで謎じゃないですか?
ローンについては選ぶという発想すらなく、不動産屋さんの言われた通りに手続きを済ませただけでした(笑)後悔…。
繰り上げ返済や借り換えのきっかけにもなりました。
保険においては公的保険で結局いくらもらえるのか?公的保険を考えて、保険をくんでいるかを考えさせられました。
本当にお金の話ってタブーなのか、誰も教えてくれません。
情報は自分から取りに行くしかありません。
私もフルタイムをやめようと思った時に、どうしても家計を節約するしかありません。
家計管理ができていない私にとっては、マンガで概要を伝えてもらってからの説明のため非常に入りやすかったです。
家計を見直したいという方にはおすすめの良書です。
つみたてNISAやIDECOを始めるきっかけになった本
経済評論家山崎元氏、大橋弘祐氏著書のお金の運用に書かれた本です。
私はこの本を読んで、つみたてNISAやIDECOを始めました。
福利の重要性をわかりやすく伝えてくれています。
投資に興味はあるけれど損をするのは嫌という人におすすめ。
お金の全くの素人でも、会話形式でストーリーが進むため、読みやすかったです。
まとめ
お金のことって、友達にも聞きにくいし、自分の正確な状況を把握することすら難しいですよね。
わからないけれど、わからないまま行動すると大きく損をすることになってしまうかもしれません。
そのためにはまず、自分に知識をつけていくことが一番ですよね。
知識をつけながら実践していくには、ネットばかりではなく、本による正確な情報を選び取っていくことも大事だと感じています。
今回紹介した物はどの本も、わからないことが多いけれど、まずはお金のことを知りたい方に丁度いい本です。
お金のことを勉強していくことで、転職の選択肢も広がっていきます。
私も様々な本を読むことは、転職のきっかけになった一つでもありました。
一緒に知識をつけて、常に行動していきましょう!