勇気をふりしぼって出した、有給休暇申請で、有給の理由を書けと言われた…。
なんて書こう?
こんな風に悩んでいるまじめな方!
結論的に有休理由を報告する義務はありません。
「私用のため」で基本的には良いでしょう。
そう、有給理由はなんでもいいんです!
疲れている、体調が悪い、遊びに行く、一日中ゲームをしたい!
それはすべて私用のためって書いてね(笑)
有給の使用は権利なので、勇気を振り絞って出さなくても、普通に提出しましょう。
有給休暇とは
有給休暇制度は、労働者が労働契約に基づいて定められた期間中に報酬を受け取りながら休暇を取得する権利です。
2019年から労働基準法が改正され、法廷の一年間に有給休暇付与数が10日以上のすべての労働者に対して、毎年5日間は有給を取得させる必要があります。
有給休暇の特徴
特徴
- 労働契約に基づく権利であり、法律で保障されています。
- 働いた期間に応じて取得可能な日数が異なります。
- 通常の給与や賃金を受け取りながら休暇を取得できます。
取得可能な日数
- 6か月以上1年未満の勤務期間:10日以上
- 1年以上6年未満の勤務期間:11日以上
- 6年以上10年未満の勤務期間:12日以上
- 10年以上の勤務期間:14日以上
有給取得取得のルール
有給休暇は労働者の希望に応じて付与されるべきであり、労働者の了解なしには無断で有給休暇を与えないようにする。
使用者は年に5日間労働者のタイミングで取得させてあげないといけないんですね!
たまに、五日間取ってない人は、もうこの日にとってね!とか強制されることがありますが、それは違法。
日本人の有給事情
世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアのアンケートを参考にみてみます。
毎年恒例の「有給休暇の国際比較調査」を世界16地域14,527名を対象に実施しています。
日本で働く人の57%が休み不足を「感じていない」と回答、世界で2番目に多い割合となりました。
2021年は55%と半数以上が休み不足を「感じている」と回答しましたが、2022年は「感じていない」と回答した人の割合が逆転しています。
日本で働く4割は毎月有給休暇を取得していて、世界で最も多い割合だそうです。
日本人って有給取得の割合は高いんですね!
でも、有給理由はわからないため、どのような理由で休んでいるのかによっても、休み不足を感じる割合って変わりますよね。
ママは、ほぼ子どもの体調不良で休むとなると、休み不足と感じる場面が多いかもしれません。
若い頃には有給はほぼ使えず、消滅するような企業で働いていました。
今となってはリフレッシュ的な理由でもっと休めば良かった…。
知らないってやっぱり損をしますよね。
有給休暇を申告する必要性はある?
先ほど伝えたように、休暇の理由を詳細に説明する必要はありません。
しかし、有給休暇を取得する際には、会社に休暇を申告する必要があります。
会社によっては繁忙期という時期がありますので、必ずしも希望するタイミングで有給が取れないこともあるかもしれませんね。
有給には時期変更権と呼ばれるものがあり、会社は有給時期を変更して取らせる必要があります。
有給休暇の申請を検討している場合は、会社の上司と相談するようにしましょう。
有給申請の際の注意点
会社は人の集団なので、ある程度のルールは必要です。
有給申請をする際にも会社によって様々なルールがあります。
ルールを守って気持ちよく申請したいものですよね。
ここでは一般的な申請についての注意点を書きますね!
有給取得の流れ
- 事前に計画を立てる。
- 申請書を提出する。
- 上司へ報告する。
- 休暇の日数を確認する。
- 返事を待つ。
事前に計画を立てる
有給休暇を取得する際は、可能な限り事前に計画を立ててください。
他の同僚や上司との調整や業務の調整が必要な場合があります。
申請書を提出する
企業によっては、有給休暇を取得するために申請書を提出する必要があります。
申請書の提出期限や書式に注意してください。
上司への報告
有給休暇を取得する際は、直属の上司や関係者に休暇の日程を報告しておくことが重要です。
特に他の人と業務の引き継ぎや調整が必要な場合には、事前に連絡しておくことが望ましいです。
特にチームで働くような職種の人は注意が必要ですよね。
こういった配慮ができると自分のピンチの時にも助けてくれますよ。
休暇の日数を確認
申請する有給休暇の残り日数や付与される日数を確認し、余裕を持って計画してください。
他の休暇と組み合わせる場合も、繁忙期には考慮しましょう。
返事を待つ
有給を申請した場合、上司の承認がいる会社が多いでしょう。
申請書を提出した後は、企業や上司からの承認や返事を待ちましょう。
必要に応じて追加の情報や説明が求められる場合もあります。
ルールや規定は守る
企業や労働組合の規定に従って、有給休暇の取得手続きや条件を遵守してください。
特に申請期限や取得条件については事前に把握しておくことが重要です。
会社の就業規則などを事前に確認しておくことで、ルールを守ったうえで、お互い気持ちよく有給申請ができます。
理由を申告するように言われたら?
会社側が有給理由を申告してと言っている場合、正直に申告しても特に有給申請を拒否する理由にはなりません。
企業の規定を確認する
会社の規定や就業規則を確認し、有給休暇の申告方法や理由の記載についてのポリシーを理解しましょう。
規定によっては嘘の理由を申告すると、懲戒処分などの規定がある会社もあるので、注意が必要です。
必要な情報のみを提供する
会社には休暇を取得することを通知するための情報だけを提供しましょう。具体的な理由を述べる必要はありません。
必要であれば労働基準局に相談する
不安や疑問がある場合は、人事部や上司に相談して、適切なアドバイスを受けることが重要です。
有給休暇の残存期間と失効
一定の期間内に有給休暇を取得しなかった場合、有給休暇が失効することがあります。
私は消えてしまう有給がないか、後有給はどれくらい残っているのか確認していました。
まとめ
この記事では、有給休暇制度の基本的な仕組みや申告時の注意点を解説しました。
有給は労働者の権利ではありますが、会社の規定も守って、お互いが気持ちよく申請することが必要です。
結局は仕事をしにくくなるのは自分ですしね…。
有給休暇を取得する際に不安を感じたり、申告についての疑問がある場合は、まずは企業の規定や上司とのコミュニケーションを通じて、適切な対処を行いましょう。
ただ、会社の言い分がおかしいと感じた時には労働基準局に相談することは、特に問題ありません。
むしろ話が通じない会社だからこそ、理由を申請してなど理不尽なことが起こるのかもしれませんね。
私もタイムカードを5時に押してから働いてと言われた経験があるので、わかります!
自分を大切にしていきましょう。
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