今の職場辛い…。
ワーママの自分では転職先が見つかるだろうか。
転職して後悔しないかな?
後悔するかどうかは、正直やってみないとわかりません。
でも、少しでも後悔のリスクを減らすように、焦って転職をせずに、自分を客観的に見たり、情報収集をしたりする時間は必要です。
最も辛いのは時間をかけて、転職活動したのに、前の方が良かった…という後悔ではないでしょうか?
転職について後悔しないか心配で、なかなか行動に起こせないママに向けて、この記事を書きました。
どんな点で気を付ければ良いのか、後悔するとしたら、具体的にはどういった後悔があるのか確かめましょう。
ワーママの転職は、若い頃とは違います。
気を付ける点もあるので、ワーママの転職で重要なことをしっかり押さえて、就職後の生活を満足できるものにしていきましょう。
ワーママが転職に後悔する理由
実際にどういったことに後悔することがあるのか見ていきましょう。
後悔ポイント
- 職場が遠い
- 条件だけで選んだけど仕事内容が合わない
- 一人担当など休みやすい仕事内容ではなかった
- 転職条件や転居で保育園が退園になった
- 実情としてはワークライフバランスが取れない職場だった
職場が遠い
声を大にして言うと、職場は近ければ近いほど子どもを育てる上では有利になります。
例えば、運動が好きで、通勤時間に運動ができたり、車通勤でAudibleを聞くことが楽しみだったりする人以外は、職場が遠いと苦痛にしかなりません。
私は実際に通勤一時間の時短勤務から、通勤10分の正社員に変えました。
その結果、年収は130万以上UPして拘束時間は短くなったという経験があります。
だからこそ、マジで通勤時間程いらない物はないと思っています。
疲れているのに、長い通勤時間でさらに疲れる…というのは得策ではありません。
近場の職場を探すか、自分が引っ越すという方法で職場との距離を縮めましょう。
条件だけで選んだけど仕事内容が合わない
ママは自分のことより、家族のことを優先しがちな人が多く、条件のみで仕事を選んでしまうと後々後悔があるかもしれません。
やはり条件のみではモチベーションが上がらない、働き続けられないということが起こってきます。
本当に自分はその職務内容で長く働き続けられるのかを考えましょう。
家族の為と思っていても、ママがしんどいと家族もしんどくなってしまいます。
一人担当など休みやすい仕事内容ではなかった
会社自体は働きやすそうでも、部署や担当予定の仕事によっては休みにくい状況ということも考えられます。
面接や見学時にそれとなく、配属や仕事の役割、担当人数などを聞いても良いでしょう。
ワーママであることをわかっていながら一人担当を任せる職場は、ワーママとの相性が良くないか、ワーママを雇った経験が少ない可能性も考えられます。
転職条件や転居で保育園が退園になった
現状で保育園に通っている場合には、職を探す前に、どういった条件下なら保育園に通い続けられるのかを確認しておく必要があります。
公立保育園の場合は、居住地の変更や仕事の時間数によっては退園を迫られることにもなりかねません。
また、転職活動をするうえでも、求職時に保育園継続が可能なのかどうかを確認してから、退職する必要があります。
勢いで退職してしまっては、地域によっては退園となる場合がありますし、求職活動をするにあたっても、保育園の申請の期間が決められている場合がありますよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
-
退職後、失業手当をもらいながら保育園へは通える?通園継続を希望する場合の猶予期間はどれくらいか。
続きを見る
実情はワークライフバランスが取れない職場だった
ワーママで転職したい理由の一つにワークライフバランスが取れないという大きな課題があります。
転職後も結局はそのような問題から脱出できずに、残業だらけとならないようにしたいですよね。
そのためには情報収集が最も重要ポイントになります。
情報収集で職場のリアルな実情を知る手段を書いていきますね。
職場のリアルな実情を調べる方法
転職をするにあたって、情報収集をするには、どんなルートがあるのか考えていきましょう。
同じ業界内ならつながりを駆使して情報を得る
転職先が同業者ならそれなりに情報を持っている人との人間関係もあるのではないでしょうか。
辞めるという声を聞きつけて、同職種の人から声をかけられるなんてこともあるかもしれません。
そのため、同じ会社を辞めた同僚とのつながりを持っている場合や、同業者とのつながりを持っている場合は他社の状況を聞いてみましょう。
その会社に就職をしたいとまではいかなくても、現実的に会社を変えても、業界の内情が同じなのかどうか、ということがわかるのではないでしょうか。
給与は自分が働く業界で決まってくると言われているのをご存じでしょうか?
同じ業界の、他の会社の実情を知ることは、自分がこの先もこの業界で働いていく覚悟があるかどうか、違う業界への転職も考えようかという指標になります。
登録した転職エージェントからの情報収集
もちろん、登録したエージェントからも情報を得ることができます。
ただ、気を付けたいのは転職エージェントは、求人者が企業に就職をすることによって企業からお金をもらっているという点です。
そのため、人によっては企業のデメリットをはっきり伝えてくれない場合もあるということを念頭において、客観的な数値で判断したほうが良いでしょう。
離職率や、給与水準、有給消化率、残業時間、今回の求人は人員不足からの募集かどうかなど。
ただ、働く産業によっても離職率は変わってきますので、それらも念頭においてもいいかもしれません。
産業別就職後3年以内の離職状況
- 宿泊業・飲食サービス業: 61.1%
- 生活関連サービス業・娯楽業: 56.9%
- 教育・学習支援業: 50.1%
- 小売業: 47.8%
- 医療、福祉: 38.6%
【参考:厚生労働省公式ホームページ】
転職会議に登録する
実際に働いた人や、面接を受けた人の生の声が聴けると頼もしいですよね。
それができるのが転職会議という転職口コミ情報が見られるサービス。
転職会議は国内最大級375万件の口コミ数と会員数890万人でリアルな口コミが多数みることができるサービスです。
ただ、退職した人の口コミが多いので、感情的な書き込みもあるかもしれません。
口コミは完全に鵜呑みにはせずに、一つの情報として捉える心構えでリサーチしましょう。
転職は事前準備が大切【どんなキャリア系サービスを使う?】
転職エージェントには登録したほうがいい?
結論としては、転職エージェントには登録した方が良いです。
合う、合わないがあるので、合わないと思ったら担当を変えてもらったり、違うエージェントに登録してみるのも一考です。
転職エージェントのサービスは無料ですので、使うに越したことはありません。
また、複数に登録しておくことで、違った視点の求人情報をもらえたり、選択肢が増えるので複数登録がおすすめ。
自分のキャパに合わせて、やり取りが可能な数にしぼって登録しておくと良いでしょう。
登録するタイミングは?
転職エージェントに登録するタイミングとしては、少し転職に興味を持ってきたくらいが良いです。
なぜなら、もうすぐにでも退職したいと思うような精神状態では、冷静な判断ができないからです。
ワーママはただでさえ時間がないので、自分で情報を集めたり、自分に合った求人を一から探す時間がない方が多いです。
普段からどういった需要があるのか、近くで自分に合いそうな求人が出ていないだろうかとアンテナを貼っておくことで、良いタイミングで転職活動ができます。
ママ向け転職エージェント
おすすめエージェント
リアルミーキャリア
経験さえあれば、時短社員のまま転職できるのがリアルミーキャリアの最大のメリット。
Lineのやり取りでサポートもしてくれるので、忙しい人でもやりやすいです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは大手ならではの求人数で、最初に登録しておいて損はないでしょう。
キャリアコーチングで自分の強みを見つける
自分の強みがわからない人にはキャリアコーチングという手もおすすめです。
キャリアコーチングは転職エージェントとは違い、転職以外の選択肢も含めて、客観的なアドバイスや気づきを得られます。
そのため、転職自体に悩んでいる…という人にはとてもおすすめのサービスです。
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ワーママの転職で重要なこと3選
ワーママの転職では独身時代の様に身軽に転職をすることができない現実がありますよね。
ワーママの転職で重要なこと3選をお伝えします。
ポイント
- 焦って転職しようとしない
- 第三者の意見を冷静に判断する
- 「子どものために」だけを考えすぎない
焦って転職しようとしない
転職活動は今いる場所が辛いからするという場合もありますが、その前に自分が何を辛いと思っているのか振り返る必要があります。
そのため、焦りは禁物。
じっくり今の職場でもっとできることはないのか、生活の中で変えられることはないのか、自分と相性のいい求人募集はないのかを探る必要があります。
そうでないと、転職をしてもまた同じ状況に陥ってしまい、「前の方が良かったかも…」「また転職をしたい…」と永遠に終わらない転職のループに陥ることになります。
第三者の意見を冷静に判断する
転職を決めるのは自分です。
しかし、素直に第三者の意見を一度は聞いてみるというのは、転職活動において必要な作業ではないでしょうか。
転職をした先輩や、信頼のおける人たちに意見を求めるのも良いでしょう。
転職エージェントやキャリアコーチングで自分の気づきを探すのことも一つ。
ここでポイントなのは、その相談相手は本当にあなたが幸せになるために考えてアドバイスをくれているのかという点です。
世の中には足を引っ張ろうとする人や、自分だけこの状況から抜けて、新しい職場に行ってほしくない人、あなたが抜けると負担がかかるから、今の職場にとどまってほしいと思って「転職なんてやめた方が良いよ」とアドバイスを送る人もいます。
もちろん、あなたのことを本当に思って「転職はしない方が良い」というアドバイスをくれる人もいるんです。
その見極めが大切だと思います。
自分の人間関係を冷静に判断することが大切です。
人間関係も見極めと断捨離が必要な時代です。
最後に決めるのは自分だという点を忘れずに。
「子どものために」だけを考えすぎない
ママが陥りやすい思考の一つに「私が我慢をすれば、家族にとって良い方向に進むはず」という思考です。
私はこの思考は危険だと思っていて、まずは自分自身が幸せであることが、子どもの幸せにつながるという点を忘れてはいけないと感じます。
自分が我慢をしてしまっては、「将来子どものためにこれだけしたのに…」「今、自分は家族のためにこんなに我慢している…」という気持ちがわいてしまうことにもなりかねません。
さらには、子どもが独立した後、「私は何のためにこの仕事をやているのか?」とキャリアを後悔してしまう原因の一つです。
子どもは子ども、自分は自分の幸せの道を探す方が賢明です。
まとめ【ワーママの転職で後悔しないために】
今回はワーママが転職で後悔する理由と、後悔しないためにできる重要なことをお届けしました。
ポイント
- 焦って転職しようとしない
- 第三者の意見も冷静に判断する
- 「子どものために」だけを考えすぎない
転職に重要なのは、情報収集と、自分の望む本当の働き方に目を向けることです。
そのためには、転職エージェントやキャリアコーチ、転職先の情報を得られる転職会議のようなサービスを賢く利用しながら、転職について深く考えていきましょう。
行動することで、見えてくるものもあります。
その中で、転職を選ぶのか、現状の職場での自分のあり方を変えるのかは、自分自身に選択権があります。
そして、自分で選択できるという喜びを持って、暮らせるようになってほしいと願っています。
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