育休明けポンコツになるって聞くけど、あれ本当?
そう思っているママに、声を大にして伝えます。
本当です。
私は育休明け、あれ?仕事でこんなにミスしてたかな?って思うくらいミスが続きました。
これから育休復帰の人も、現在復帰して奮闘中の方も、自分の不甲斐なさに打ちひしがれている場合ではありません。
育休明けポンコツ問題は、対策をしておけば、かなり楽になることです。
私は特に、一人目復帰の時に最もポンコツだったと思います。
ただ、2人目の時にはポンコツではありましたが、対策を取ったことで、何とかこなせていました。
そんな経験談からの、原因と対策をお伝えします。
育休明けポンコツの私の体験談
特に一人目の育休明けには、なんとなく復帰してしまい、「あれ?」ってなりました。
私の育休明けポンコツ化現象
- 仕事の期限を忘れる
- 仕事の簡単な知識ですら出てこないことがある
- 記憶があいまいでこの仕事の方法あってる?と自信がない。
- 大人との会話の仕方を忘れる
- 仕事で気を使いすぎて、家での余力がなく、子どもに優しくできない
仕事の期限を忘れるって相当やばいですよね…。
あの頃の私の周りの人本当にすいませんという気持ちです。
元々できていたことも記憶があいまいになり、それに加えて、仕事のルールも変わっていて、新しく覚えることともありで、うまくこなせない状態に陥っていたと思います。
また、ちゃんとしないとという焦りもあったかもしれません。
育休明けポンコツの原因因子は?
原因因子はひとつではありません。
重なっているからこそ、仕事復帰後にポンコツになってしまった…という絶望感に見舞われています。
組織のルール変更で覚えることが多すぎる
育休は1年程度取る人が多いですよね。
私は一人目の時10か月目に復帰しました。
でも、産休と合わせればほぼ1年間休んでいます。
その長期の休みの中で、組織はどんどんアップデートされて、新しい人や新しいルールができていきます。
復帰後、今までのルールも曖昧な中で、新しいルールを覚えることに混乱をきたします。
マミーブレイン
マミーブレインって最近聞くようになりましたよね。
マミーブレインとは一時的に産後に頭がボーっとしたり、物忘れがひどくなるような現象です。
アメリカでは、出産を経験した女性の脳を「マミーブレイン」と呼び、頭の働きが鈍くなるという認識が 20 世紀以降から強まり、実際に妊婦の脳は一時最大で 7 %萎縮することが報告されている(ロンドン医科大学院・K. Ellisonによる報告)
参考文献: 平成27年度国際交流助成(海外渡航) 公益財団法人中山人間科学振興財団活動報告書 2015
「社会脳のヒューマサイエンス」中川 秀紀 東京電機大学工学部
7%の委縮は思ったより多いですね!
全ての人に起こるようではないですが、脳活動自体が低下するとなると生活面への影響は大きくなることが予測されますよね。
ここからわかることは、産後の脳への負担をかけすぎは、注意が必要ってことかもしれません。
タスクが多すぎる
仕事のことに加えて、復帰すると保育園が始まったり、環境が変わった子どもへのケアや家事でタスクがとても増えます。
保育園の送迎や、保護者会などの役割など様々な役割が増えていくのが、出産というイベントです。
復帰後に考えることが多くなりがちなのは、女性ですよね…。
大人との会話が久しぶり
育休中に長く大人との会話をしていないと、言葉が出てこないという現象が起こることがあります。
私ももともと目上の方とよく話をする職業だったのですが、言葉がうまく頭に浮かばずに苦労しました。
使わないと、記憶の引き出しの奥の方に言葉が詰まってしまって、語彙力が少なくなってしまうんです。
睡眠不足
復帰したては睡眠不足も重なります。
子どもがすんなり寝てくれるといいけど、そうはいかない日もありますよね。
今までしっかり寝ていた子も、環境の変化や、体調不良によって夜に覚醒してしまうという子も多いです。
慣れてきてリズムがついてきたらいいんですが、寝不足はママにとってかなりの負担ですよね。
時間がない、ちゃんとやらないと!という焦り
時間がないのは当たり前ですが、それが焦りとして出てしまうといい方向に進まない時があります。
特に復帰したての時には、子どもの熱で呼び出されることも多く、仕事ができないのに休んでしまっているという罪悪感も焦りにつながりますね。
休みが多いからこそ、来てるときくらいちゃんとしたい!と自分を追いつめている人もいるのではないでしょうか。
育休明けポンコツを最小限にとどめる方法
仕事ではタスクを忘れない工夫をする
ママになるまでは正直、自分の頭の中だけで、処理できていたことが多いです。
でも、タスクが増えたせいなのか、マミーブレインのせいなのかタスクを忘れてしまうことが増えました。
そんな時には、忘れない工夫が必要と学びました。
タスクを忘れない方法
- 付箋を使ってメモをする
- applewatchでリマインダーをかける
- 誰かと予定を共有する
- 事前に家族にこういうことが起こるかもしれないと話しておく
付箋のメモは古典的ですが、最も効果を発揮します。
自分の脳を信用せずに、しっかりと視覚的にわかりやすいようにタスクを提示していくことが大切です。
その方法の一つとして、デジタルとしてアップルウォッチの導入もワーママにはおすすめ。
-
ワーママにアップルウォッチがおすすめの理由【タスク管理・癒し・エクササイズ等使い方は無限大】
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また、家族に共有することはとても大切です。
共有することで、一緒に対策を立てられるのでやってみましょう。
私はLineで夫に買い物リストなどを送って共有していました。
カレンダーアプリなどで、保育園行事なども共有しています。
メモ機能で子どもの持ち物の共有もできます。
-
time treeアプリで夫婦のスケジュール管理。メリットと始め方紹介。
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復帰後自分一人でなんとかしようと思わない
先ほども共有することが大切ということを書きましたが、一人ではどうにもできないこともありますよね。
色んなものに頼りましょう
- 家事は夫と分担する
- 家電に任せられるものはどんどん任せる
- 自分一人でできそうにもない仕事は引き受けず、ここまでならできると伝える
共働きを続けるなら、家事は夫と分担する方が、みんなが幸せになります。
でも、お互いにできない時には、無理せずにハード面を強めたり、外部委託するという手もあります。
試してみるというのが大切なのかなと思います。
仕事ではなかなか「これができない」と言いずらいと思うかもしれません。
でも、正直できない仕事を聞き受ける方が周りは迷惑です。
そのため、言い方には注意を払いながら「現状でこういうことがあるので、ここまでならできそうです。」などできる範囲を伝えることも必要なのではないでしょうか?
育休中に仕事の知識をアップデート
アップデートとまではいかなくても、思い出すくらいはしておいた方が良いです。
育休中に新たな資格試験や、スキル向上をする余裕があれば、するに越したことはありません。
でも、子どもの特性や家族の状況によっては、育休中であってもそこまでできないことがあります。
そのため、以前行っていた仕事ができるくらいには、仕事の記憶を呼び起こしておくというくらいの気持ちをおすすめします。
育休中に家事時短術を身に着ける
育休期間で時間があるから、凝った料理を作ったり、家事を完璧にしたりする方もいるかもしれません。
でもこれは正直おすすめできません。
なぜなら、育児休暇から復帰すると途端にその完璧な家事はできなくなるからです。
そのため、育休中にはいかに家事を時短できるのか、最低限の家事ってどれくらい?ということを見極めていきましょう。
家事時短スキル、例えば…
- 冷凍ストックの技を身に着ける
- 掃除は頻回にしなくても良いか
- アイロンの必要のない服を集める
- 夫の家事スキルを向上させておく
- 調理キットをお試ししてみる
etc…
育休中にも大人と会話をする機会を作る
大人との会話の引き出しを忘れないように、たまには大人との会話も楽しんでおきましょう。
最も身近な夫が協力的なのが一番ですが、育休中に友達と遊びに出かけてばかりでは…と変な罪悪感を持つ必要はありません。
どんどん友人とも会うことをおすすめします。
それが社会復帰の一助となります。
同僚で中の良い人がいるなら、同僚と会うのもおすすめです。
職場での自分をたまに思い出せます。
質の良い睡眠を確保する
質の良い睡眠と言ったって子ども次第のところはありますが、短時間でも質は確保できるようにできるだけの努力はしましょう。
そのためには寝具にこだわりを持つことをおすすめします。
私はガチでこのテクノジェルピローをもう10年近くつかっていますが、へたることもなく肩こりもなくなりました。
キャンプにも持って行っています(笑)
タスクを減らす
根本的に、タスクを減らしてしまえばてんやわんやの状態から抜け出せます。
タスクを減らすためにはまずは、物を減らしましょう。
物を管理する時間が減るので、必然的にあれもやらないとと思っているワーキングメモリーが確保されます。
タスクを減らすためには…
- 物を減らす
- やらないことを決める
やることばかりに目を向けがちですが、やらなくても良いことをやっている場合もあります。
例えば
- 掃除はお掃除ロボットに任せる
- 残業はしない、残った仕事はタスク整理をして朝一にする。
- 乾燥機を使って、洗濯工程をボタン押すだけに。
- 洗剤の使いわけが多すぎて、ストック管理が大変なので洗剤を絞る
etc…
時間は作るという意識
時間の使い方を工夫する
- だらだらスマホをやめる
- 家事動線の見直し
家事は仕組化してしまえばかなり軽減します。
ルーティーンかしたり、ついでにしたりして仕組みを整えます。
-
【楽するために家事でやめたこと】できるだけ楽に・効率よく暮らしたい私の家事削減術。これをやめたら劇的な効果があったと感じた5選
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また、ダラダラスマホをみて時間が溶けている時ないですか?
長時間のスマホはスマホ脳ともいわれるほど、脳機能にも影響しています。
ダラダラスマホをやめるには
- スマホを手に取りにくい場所に置く
- アプリを消す、閲覧を制限する
- スクリーンタイムをみて、時間を改める
私も夜20時から朝の8時までスリープモードにして、アプリを機動させるのにもひと手間かかるようになっています。
ワーママは自分自身のメンタルケアも重要
ワーママでとても重要なことは、一人のリフレッシュ時間も想定することだと思います。
正直ワーママになると、自分の時間がほぼなくなってしまうという人も多いです。
しかし、人間落ち着いたり、楽しんだりする時間がない生活を長く続けられるでしょうか?
自分自身の時間も大切にすることがワーママライフをより豊かにしてくれ、子どもへの接し方へも影響します。
ただ、忙しすぎると、好きだったこともできなくなってしまいます。
事前にすぐできるようなことや1時間時間があったらできることなどに分けて、自分の好きなことリストを作っておくと考えずに自分の好きなことにたどり着けます。
自分の好きなことリスト
- カフェでお茶を飲む
- 好きな映画を観る
- 好きな音楽を聴く
- お香を焚いて癒される
- 好きなコーヒーを入れて飲む
- 友達や家族とたわいない会話をする
- 気分の上がる画像をみる
- お笑いの鉄板ネタをみて笑う
etc…
復帰が不安なワーママにおすすめの本
ポンコツだったらどうしよう…と仕事復帰が不安なママにおすすめな本を紹介していきます。
最強のライフキャリア論は、育休期間だってキャリアになるという持論でライフキャリアという視点をことを推奨し、女性の転機を応援してくれる本です。
新・ワーママ入門は実践的なワークで、仕事復帰する人にはぜひ読んで欲しい本です。
ママがお仕事に育児に家事に頑張りすぎない両立の仕方を説いてくれる本です。
すでに復帰して、メンタルギリギリで頑張っているママにはこちらがおすすめ。
ママのイライラ、もやもやに寄り添ってくれる本です。
まとめ
今回は育休明けのポンコツ化についての原因と対策をまとめました。
ママに負担が行きがちな育休明けですが、様々な視点からママ自身を助けて、できるだけポンコツなりに働けるくらいにはなりたいですよね。
でも、無理はせず、対策をとりながら徐々に慣れていくことが、大切だと思います。
私も2回の育休で、1年目はポンコツ化対策をせず、見事にポンコツ。
2回目はポンコツ対策をしても、少し改善程度で、周囲の環境にも助けてもらいました。
本当に慣れてくるには時間薬も必要です。
子どもの体も徐々に抵抗力がついてきますしね。
しんどい時期は長く続かないとい言い聞かせていくしかないですよね。
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