あなたは仕事をしていて、仕事がつまらないと感じる時はないでしょうか?
長い時間を費やす仕事なので、できればやりがいや、生きがいとなるような仕事ができたらいいのに…。と思いますよね。
仕事がつまらないのが苦痛でしょうがない。
つまらないと思ったら転職するべき?
子育て期間に入ってから急につまらないと感じるようになったかも…。
こんな風に感じる人は少なくありません。
でも、本当に、仕事は楽しくなければならないのでしょうか?
私は一部の本当に好きなことをやっている人以外は、多少なりともつまらないと思いながら、働くという現実があると思います。
ただ、どうすれば長く続けられるのか?という視点でみる場合には、マインドや、環境を変えることは悪いことではありません。
何をすればつまらない仕事が、少しはつまらなくなくなるのかを考えていきましょう。
そして、特にママが陥りやすい「子育て期間に入って急につまらなくなった」という点についても解説していきます。
仕事がつまらないのは当たり前?
まず、仕事がつまらないのは本当に当たり前なのでしょうか?
パーソル総合研究所の2022年の調査によると、「働くことで幸せを感じている」という調査項目において、様々な国の調査を行い、日本は49.1%と最も低い割合でした。
フィリピン、インドネシア、インドでは同じ調査で90%以上という結果となっています。
日本に次ぐ国は韓国で、53.3%の割合です。
それでも半分は超えてきていますね。
この結果だけ見ると、日本人の仕事に対する充実感というのはほかの国に比べて、極端に低いのかもしれませんよね。
一般的にみても、仕事が充実していて、楽しい!と感じている人は確かに少数派に感じます。
特に、私は女性であるという立場から考えて、周囲の女性で特に子を持つ女性は働くことで幸せを感じていると言える人は、かなり少なくないですか?
さらに、パーソル総合研究所職場におけるダイバーシティ&インクルージョンの18カ国の結果をみても、日本は韓国と共に女性の働きやすさの項目においても、平均を大きく下回る結果です。
仕事がつまらないことに、耐えても良いパターン
仕事がつまらないと感じた時に、耐えても良いパターンと、耐えてはいけないパターンが存在します。
その違いについてみていきます。
耐えても良いパターン
- 仕事がつまらない原因が明確で、それは自分で対処できる範囲
- 心身の不調がでていない
- 自分のキャリアのために、今は我慢の時期と思える
仕事や過程とのバランスも考えると、今は我慢の時期と思えるのなら、そのまま続けるという選択肢も十分ありです。
そして、仕事がつまらないという原因がはっきりしていて、それは現状の仕事内容で自分自身で変えられる範囲のものならば、少しづつでも変えていけば良いですよね。
大切なこと
大切なのは耐える理由を家族のためとは言わないこと
仕事を我慢して続ける場合、その理由を家族にしてしまうと、子どもが期待通りの行動をしなかった時や、自分のキャリアのすべてを家族に押し付けてしまうような考えが浮かんでくる原因になります。
まずは、ママだって、自分自身が幸せにいられる選択権を持っているということを意識しましょう。
耐えてはいけないパターン
耐えてはいけないパターン
- 今後やりたいことがあるが、行動できないだけ
- 心身ともに不調が出てきた、出てきそうな場合
時間は有限です。
そのため、今はできないと思い込まずにやってみることも大切なのではないかと思います。
思い込みを捨てることから、生まれることってありますよね!
現状で、心身に不調が出てまで、つまらない仕事を耐える必要はありません。
家計を助けるために…という視点も理解できますが、体が不調になってしまうとそれ以上に家計に負担がかかってしまいます。
不調が出た場合は、いったん離れる、働き方を変えるという選択肢を取ることをおすすめします。
仕事がつまらない理由
仕事がつまらない理由に焦点を当てて整理していきます。
仕事がつまらない理由は人それぞれです。
仕事がつまらない理由
- 仕事内容に興味、面白さを感じない
- 組織風土が合わない
- 人間関係が合わない
- 仕事が忙しすぎる
- 休日や休憩が取れない
- ストレスが大きすぎる
- 給与に満足できない
etc…
まずは自分が何にストレスを感じているのか、不満におもっているのかを明確にしていくことが大切です。
言語化という意味では、就活は始める前が最も重要です。
言語化しにくいという方はこの本がわかりやすかったので、一読してみてはいかがでしょうか?
まとめ部分に転職時に呼んでほしい本のまとめ記事を貼っておきます。
そのまま続けてしまうと時間を無駄にしてしまいますよね。
やっぱりつまらないと思っている仕事をそのままの状態でやり続けることは、精神的にもしんどいです。
仕事がつまらないまま続けると…
- スキルが身につかない
- 時間が無駄になってしまう
- こんなものかと諦め癖がつく
子育て期間に入ってから急につまらなくなった
あなたは、子育て期間に入って急につまらなくなったと思いますか?
この場合は、もっと他の欲求があるのかもしれません。
マズローの欲求5段階説をご存じでしょうか?
好きなことをするというのは、一番上の階層である自己実現欲求です。
そのため、その下層の欲求である生理的欲求、安全欲求、所属と愛の欲求、承認欲求を満たされてこそ、自己実現欲求と言う階層が満たされることになります。
子育て期間って、最下層である生理的欲求ですら、満たせていないというママも多いはずです。
睡眠は確保できず、自分の食べる物より子どもの物…。トイレにも自由にいけない…。
そんな日々が続いているママもいるかもしれません。
そういった意味で、子育て期間中に急に仕事がつまらなくなった人は、もっと下層の欲求が満たされていない可能性も考えましょう。
そして、それはどのようにすれば満たされるのか?
一つ一つのことに、対処していくしかありません。
逆にある程度、子どもが大きくなって、下層の欲求が満たされているのに、まだつまらないと感じる状態が続いているならば、それは環境や、マインドを変えていく時期ではないでしょうか?
仕事がつまらない時にやらない方が良い事
つまらない時にやらない方が良い事
- そういうものだと我慢する
- ネガティブ感情を自分の中に貯め続ける
- 衝動的に仕事を辞めてしまう
我慢することで、ネガティブ感情が自分の中にたまり続けている…というあなた。
それはかなり危険信号です。
どこかで爆発してしまいかねません。
そして、そういった場合によくあるのが、衝動的に仕事を辞めてしまうということです。
「もう我慢できない!」となって辞めることはもちろん仕方ないのですが、もっと早い段階でできることがあるはずです。
そういった転職は無限の転職ループに陥ってしまう原因にもなります。
自分は辞めて何がしたい?を明確にする
仕事だけで考えるのではなく、ライフプランとしてどういった暮らしを実現していきたいのかを具体化していきましょう。
辞めた後の暮らしに目を向けることで、逆に仕事を続けていく意義がみつけられる場合もありますよ。
他にしたいことがある
他にしたいことがある人は、それをするためにはどのように行動すればよいのか考えていくだけです。
準備をしながら、いつの時期にするのが良いのか考えていきましょう。
辞めてしたいことがない
困るのは辞めてしたいことはないけど、何かを変えたいと思っている場合です。
正直、現状維持では思考も滞りがちなので、新しい要素を取り入れることが必要ですよね。
次の項目の「つまらない仕事からの脱出方法」を確認してみてください。
つまらない仕事からの脱出方法
選択肢は2つです。
つまらないから脱出する方法
- 自分を変える
- 環境を変える
どの環境においても、選択肢は自分を変えるのか、環境をかえるのか、この二つだけではないでしょうか?
ではその2つとは具体的にどういったことか見ていきましょう。
自分を変える
自分を変える時には、変えやすい物から変えていく方が良いでしょう。
自分のマインドや、仕事の方法、休息の取り方、これらを変えるためには、かなりの思考の転換が必要です。
自分を変える方法
- 休息を取る
- 妥協点をみつける
- ゲーム化
- 他者に頼ってみる
休息を取る
先ほども伝えたように、自分を変えるには思考を転換するエネルギーが必要です。
疲弊しきっている状態では、そのエネルギー不足で楽しめるマインドまで到達しませんよね。
まずは休息を取ることをおすすめします。
妥協点をみつける
仕事のすべてがおもしろい!ってなることはないと思うんです。
ここは面白いけど、ここは我慢が必要と好きな作業と苦手な作業がどれくらいの割合なのかを意識することも大切ではないでしょうか。
自分の譲れない部分は何か?を言語化できると良いですね。
ゲーム化
しょうむないことでも、勝手にゲーム化することで面白くなることってないですか?
自分の中で「笑わないこの人を、今日は笑わしてみよう」「単純作業を昨日より5分早く終わらせてみよう」「会議で、発言者の意図をくみ取ってディスカッションできるように、1つは意見しよう」など…
自分の中で、仕事をゲーム化していくことで、質が向上し、いつのまにかスキルが身についているというのが理想なのではないかと感じます。
自分自身で、つまらない仕事でも面白くできる部分を探るというのは必要です。
自分を変える時のポイント
自分自身で変えられることは何か?にファーカスする
他者に頼ってみる
自分自身のことを自分で振り返るというのは難しい作業だと思います。
そのため、対話形式で客観的な意見をもらうというのもとても有意義なことだと思います。
家族や、友人でそういったことができる人は良いですが、おすすめはプロに頼む方法です。
転職エージェントのように、転職ありきでない意見をもらえるのがキャリアコーチングです。
仕事がつまらないという無限ループに陥っている人におすすめです。
キャリアコーチングのおすすめはこちら
環境を変える
そうは言っても、自分自身で変えられないこともありますよね。
自分で変えられることにチャレンジはしたけど、どうも根本的なことに原因がある人は環境を変える選択肢をおすすめします。
環境を変える
- 仕事を自分で生み出すアプローチをする
- 興味があることを副業として初めてみる
- 前向きな転職活動をする
仕事を自分で生み出すアプローチをする
今の仕事で、つまらないと感じていて、他にやりたいことがあるのならば自分で仕事をとっていくアプローチをしてみるのも良いでしょう。
上司に相談したり、新しい部署への配属を希望したり思ったより環境を変えるアプローチは自分自身でもできます。
興味があることを副業として初めてみる
興味のあることを副業として初めてみることもとてもいい循環が作れるチャンスです。
もちろん、副業と言ってもある程度の時間を費やすことになるため、それなりの覚悟は必要だと思いますが、軌道に乗れば、そちらを本業にするという選択肢が取れます。
最近はSNSやインターネットの発達によって、副業を気軽に始められる時代になったと言えるでしょう。
前向きな転職活動をする
勢いで転職してしまうのは良くないですが、前向きな転職ならば未来が開ける感覚でできるのではないでしょうか。
自己分析や自分の求めている暮らしを意識しての転職は、幸せ一直線だと思います。
まとめ【一番のリスクは何もしないこと】
仕事がつまらないとなった時に、一番のリスクは何もしないことです。
自分の「つまらない」が何から来ているのかを考えて、少しでも行動していくことでつまらない仕事が少しでもつまらないこともないな…という気持ちになることを祈っています。
そのためには、少しづつの自分の意識改革も必要で、それに伴って環境も変わってくるのではないかと感じます。
前向きな転職をして欲しいです。
そのためには切羽詰まってしまって、勢いで仕事を辞めてしまわないようにするというのが大切です。
自己分析に困ったらキャリアコーチングなどのサービスも使いながら、自分を振り返ることをおすすめします。
キャリアコーチングのおすすめはこちら
転職したいときに呼んでほしい本はこちら
-
仕事を辞めたい転職を考えるワーママにおすすめの本6選
続きを見る