こんにちわ!
男の子2人を育てるママのはるかです。2歳と7歳の子どもをつれて最近はキャンプにはまっています。
漠然とアウトドアって子どもの人格形成に良い影響を与えるのかなって思っているんですが、アウトドアが育脳につながるという本を読んだので紹介していきます!
子育てをしていると、急速な子どもの成長におどろかされることも多いですよね。
昨日できなかったことが今日できるようになっている、一年前と比べると別人のように成長しているというのは、子どもを育てていると感じることではないでしょうか。
いい意味でも、悪い意味でも「こどもの脳は環境に影響されている」と親ならば感じることがあります。
親の口癖もすぐに、覚えますよね。
親に似るのは必然かもしれませんね。
たまに聞く「育脳」というワード。
ただ、脳を育てるって具体的には何するの?と思っていました。
子どもの育脳について興味があったので、育脳本から学んだことを書き留めていきます。
賢さとは「知的好奇心が高いこと」
一つ目は「アウトドア育脳のすすめ」です。著者は医師、医学博士の滝 靖之氏です。
タイトル通り、アウトドア体験がもたらす子どもの脳への良い影響を脳科学的な視点から説明している本です。
脳科学者がアウトドアが脳にいい影響を与えると言っているので、やっぱり子どもにとってアウトドア体験ってとっても重要なんだと思います。
滝さんは「賢い子」=「知的好奇心が高い子ども」だとしています。
私は特別な才能をもっているわけではない。
ただ、燃え上がるほどの好奇心に満ち満ちているだけなのだ。
アイルトン・アインシュタイン
アインシュタインほどの賢さを求めているわけではないですが、「子どもには賢く育ってほしい」というのは親心ですよね。
確かに、「これは何だろう?」「なぜこうなるんだろう?」と自ら考えられる子になれば「わかりたい」「知りたい」「調べよう」などどんどん自分で学ぶ人になっていくのではないでしょうか。
「好奇心」を広げるためにアウトドアがおすすめ
自然の中には好奇心がそそられる刺激があふれている。
自然は人間の思いのままに管理できたり、100%操作したりできない。無限の広がりと奥深さがある
特に効果的なのは、バーチャルの知識とリアルがつながること。
バーチャルとリアルがつながった瞬間、子どもの知的好奇心レベルは一気に上がるそうです。
確かに、youtubeや図鑑でみてわかった気になるのと、実際体験するのって違いますよね。
五感で感じたことを大事にしていきたいです。
図鑑で観た植物や昆虫がいたときの子どもの顔はすごくうれしそうです。
子どもの発達に重要なこと
- 運動
- 好奇心
- コミュニケーション
3~6歳が運動野の発達のピーク。
予測不可能な自然の中で運動することで、自然に脳を育てます。
でこぼこ道を歩いたり、滑りそうな坂があるから迂回しようなど自然の道を歩くだけで、脳にとっては育脳につながるんです。
そして、運動ができる子は何事にも積極的であるとこれまでの調査でもわかっっているとのことです。
確かに、長男に置き換えて考えると、「運動ができることで自信につながる」というのはしっくりきています。
長男の場合は、体が大きいこともあり、他の子より運動にも積極的で走るのも早いです。筋力もあるのでしょう。
懇談で「クラスでも積極的に発言してくれる」「誰とでも仲良く声をかけてくれる」と担任の先生が言ってくれたときには驚きました。
年少クラスくらいまでは消極的で、公園でも人が来たら違う公園へ移動するほどの人見知りだったからです。
私自身も長男を観察していて、以前より自分に自信を持つことができていると感じています。
その自信の一端は「運動ができる」ということかもしれません。
脳の成長に合わせて子どもの才能を伸ばす
滝さんは「アウトドアを始めるのは早めれば早い方が良い」と書かれています。
脳には成長の段階があって、その時点で成長に大事なことを親が提供していくことで育脳につながるようです。
ぜひ手に取って、一つ一つ実践してみて下さいね。
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モデリング学習を促すには親子で一緒に楽しむ
「親が本気で楽しんでいる姿を見せること」これがモデリング学習につながるとのことです。
モデリング学習とは「真似をする」こと。
マネをする対象は親ですよね。
親と一緒に楽しむことで、子どもも多くを学ぶということです。
最近読んでいる育児書では、まずは親が楽しんでいる姿をみせることというのは多く書かれています。
人生楽しくいきたいですね!
得意なことが脳を変化させる
「脳の可塑性」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私は以前の職業柄良く見聞きしていました。
可塑性というのは「外界からの刺激により、脳は常に機能的、構造的に変化する性質がある」ということです。
言い方が難しいですが、行動が変われば脳も変わるということです
また「汎化」と呼ばれる機能も大切です。
何か一つの能力が伸びると、脳全体の能力が上がり、それに直接関係しない部分も伸びていく
アウトドア育脳のすすめ 瀧 靖之氏
得意なことを伸ばしたら、その他の脳機能が一緒に上がるってすごいことですよね。
よく「得意を伸ばす」という表現で子育てに良いこととされていますが、そういうことなんだなと腑に落ちました。
具体的にアウトドアとは?
ポイント
- 自然公園
- キャンプ
- 登山
- 雪山でスキー
- 海や川のレジャー
最初は無理をせず、大きめの公園へ行くだけでも、子どもにとって立派なアウトドアですよね。
私も近くの自然公園で生物を探したり、サイクリングをしたりしますが、遊園地へ行ったりするのと同じくらい子どもは大満足です。
とりあえずできることから始めるのがいいですよね。
登山は正直、子どもが小学生になったくらいからじゃないとしんどいかなと思います。
2歳とか連れて行ったら、常に抱っこで自分の体が使い物にならないです(笑)
子どもが大きくなるまでに体を鍛えていきます(笑)
暑い日が続くと家で過ごす時間増えますけどね…。
夏場は海やプール以外は、日が暮れてから、近所の公園へいくくらいでも十分かもしれません。
実際にキャンプを初めて感じたこどもの成長
2歳の次男ですら「キャンプ行きたい!いついく?」と楽しみにしているようです。
なんと、キャンプに行った後、言語的にも言葉が出やすくなったと感じたことがあったのです。
実際に家族で協力して一つの作業をすることで、コミュニケーションの面でもいい影響を与えているのかもしれません。
さらに、脳は一つの能力が上がると、脳全体の能力が上がり、関係しない部分も伸びていくと書かれていました。
そのため、キャンプで非日常体験をすることや、運動をしっかりすることが、少なからず脳に成長をもたらしたのかもしれません。
実際に小さな岩を登ったり、斜面を歩いたりすること、キャンプを楽しむことが、子どもの育脳につながっていると思うと嬉しいです。
7歳の長男に至っては、キャンプを通じて火をつけることができたり、非日常の場で料理への興味も出てきたように思います。
興味の幅を広げる点でも、キャンプはおすすめです。
まだまだ、一人で1品作れる感じではありませんが、将来的にはそこを目指してチャレンジしていってほしいな。
そして私がごちゃごちゃ言わずに見守れる能力も上がると良いなと思います。
まとめ
めちゃくちゃおおざっぱに言うと、本の内容的には、アウトドアってやっぱり育脳には良いよねっていうこと書いてありました。
もうちょっと科学的なデータが書かれているのかなと思って読んだ本だったので、その点では少し物足りなさは感じました。
ただ、脳科学者である著者の中には様々なデータが蓄積していて、それを言語化したものなのかもしれないと解釈しています。
実際にアウトドア育脳を実践している人からのアンケート結果は示されていたので、親の肌感覚的な面からみても、アウトドアが子どもに与える影響はあるのだなというのはわかります。
子どもにアウトドア体験を提供することは誰しもできることなので、ぜひやってみて下さいね!
それに、私も実際の場面でアウトドアと子供の成長を感じているので、これからもアウトドアでの楽しみをどんどん増やしていければいいなと思っています。
育脳で読んだ他の書籍
育脳の技術として、セロトニンを活性化させて生きていくことが幸せにつながるということが書かれています。
そのための具体的な手法も書かれていて、「なるほど」と思った部分があります。
個人的には、男女の役割の違いに言及する表現に時折引っかかりがありました。
しかし、高いストレス耐性を手に入れるための具体的な方法が書かれているので、アウトドア育脳と一緒に実践していくとより育脳ができるのではないかなと感じた本です。