子どもに対してイライラすることってありますか?
私はあります。
7歳、2歳という年齢ですが、それぞれに違う形でのイライラを確実に感じます。
特に2歳に理論が通じない。
いや、2歳だからってわかっているけれど理不尽がすごすぎて、時折心が無になることってありませんか?
小食の次男、食事の際に食べずに「白目~」と遊んでいる子をみて親の方が白目状態です。
7歳は7歳で…。(笑)
子育てって楽しいだけでなく、修行要素が満載です。
日常の中で「怒ること」「叱ること」もあります。
自分も疲れるし、怒りたくないのが本音です。
昨日も体調がすぐれず休んでいる時に、上に乗られて、腕を踏まれたのが思ったよりも痛くて、2歳にめちゃくちゃキレてしまったのは、反省でしかない…。
よく「怒る」と「叱る」は違うという話をしますよね。
最近読んだ本で子どもには「叱る」「怒る」ではなく「諭す」が必要であると書かれていました。
諭す=真剣なモードで感情的にならずに、問題点を指摘することだそうです。
なるほど!と思ったし、できれば「諭す」ことができる親でありたいと思ったので紹介します。
その本は子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」です。
読んでみて「あ~こういうことあるね。」「将来こうなっているかもな…。」と思うような具体的な事例が示されていて、わかりやすかったです。
2歳の子にはまだ早い内容ですが、小学生以降のお子さんを持つママはあるあるな場面が多いです。
それに自分が親だった期間より、子どもだった期間が長い私が感じるのは、子ども側からの視点での「確かに~」という納得感もありました。
【第一原則】自分と全く同じ価値観の人はいない
相手の価値観を尊重して、自分の価値観を押し付けないというのは、子育てに限らず、社会の中でのコミュニケーションの基本ですよね。
ただ、会社では相手を尊重できるのに、相手が自分の子どもとなると違うというのは私だけではないと思います。
正直、イライラすることは仕方がないと私は思うんです。だってイライラしてるんだもの。
でもそれをコミュニケーションとして出すか、出さないかは相手によっても大きく変わります。
同僚相手にイライラしたとしても、私の場合なら全く言葉にも顔にも出さないでしょう。
それが「なぜ子ども相手だと出してしまうのか?」私も疑問だったんですよね。
親は自分に似ている子どもに対して、無意識のうちにある種の居心地の良さを感じ、知らず知らずのうちに自分と子どもが完全に同質だと感じてしまう
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」
もしかしたら私もそうなのかもしれないなと感じた一文でした。
親子なので、顔や性格も似ている部分がどうしてもあります。
そのため、親の望む行動をとるべきだと押し付けているのかもって感じることがあります。
さらに、子どもは親を絶対的にママのことを嫌いになることがないという甘えもあるように思います。
子どもは自分がひどい態度をとっても、(今のところ)縁を切る手段を持たないからかもしれません。
こう考えると自分ひどい奴やんと思いますが…。
「宿題は早く終わらせて」「TVばかり見ないで」「自分で考えて行動しなさい」
と子どもに指摘することもありますが、それって自分が子どもの頃に嫌なことだったなと思い起されました。
子どもの考えがすべて正しい物ということではなく、親の関わり方を見直すことで子どもの行動が変わるということなのだと思います。
「他責思考」「自責思考」で考えると、子どもと接する親の立場では「自責思考」が必要となるのです。
自責思考とは失敗やトラブルの際に「自分の行動に原因があった」と考える思考のことです。
私は個人的には「自責思考」ばかりでもしんどくなるし、この考えには客観性とバランスが大事だなとは思います。
「責任」がどこにあるかというよりは、親の行動を変えることで、子どもの行動が変わるよ!ということが大事なのだと理解しました。
こどもとの価値観のすり合わせには話し合いが必要であり、その具体的な手法がのっています。
価値観の違いを克服する4つのSTEPを本を手に取って確認してみて下さいね!
わたしもとりあえずはコミュニケーションの量を増やして、子どもとの信頼関係をより築いていこうと思います。
いつかの思春期のために…(笑)
【第二原則】強制されたことは、やらない。やっととしても形だけになる
この章は、子どもだった私からすると、「確かに~」ってなりました(笑)
子どもの頃とりあえず、勉強したフリをするために机に向かって、こたつの中にマンガを隠し持っていました(笑)
そして大人になって「勉強する理由がなかった」と親に言ったことあります(笑)
主に勉強にやる気がない子の事例について書かれていました。
そもそも原因に焦点を当てる必要がある
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」
最初に子どもの状態を分析して、客観的に何が原因で勉強にやる気が出ないのか?を評価していかないといけないのだなと思います。
ただ、自分の子どものこととなると客観的にみることができない場合もでてくるので、専門家に聞いてみるもの一案なのかもしれないなと感じました。
親が書いた文章から問題点を洗い出し、具体的な解決方法を提示してくれています。
もし、私がこの事例の子どもの親の立場で実践してみて、子どもが変わってくれたり、そもそもの自分の子どもへの認識が変わったりするのを目の当りにしたらうれしいだろうなと感じました。
悩みって人に話してみて、整理され、解決の糸口がみつかることってありますよね。
【第三原則】人間には、最低3つの長所がある
探せば必ず3つは出てきます。これを伸ばすと、人間は「化ける」のです。
「アウトドア育脳のすすめ」でも、人間の脳は一つの長所を伸ばすことで、脳全体の機能があがるということが書かれていました。
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アウトドアで育脳とは?誰でもできる脳を育てる方法。親の与える環境が子どもへ影響する。
続きを見る
やっぱり長所を伸ばすことの利点って大きいのだなと感じます。
この章で印象に残ったのは親は「何をすべきではないかを考える」ことが必要だということです。
子どもに接する時には、親は何を言えば子どもが良い習慣が身につくのだろうと考えがちですが、親がすべきでないことを考えるというのは、特に思春期に入ると大事なことなのです。
私も将来のために、肝に銘じておこうと思います。
今は1年生でなんでも話してくれますが、もうすぐ話してくれなくなるのかな~と楽しみでもあり、不安でもあります。
読んでみて、具体的に息子の長所をあげてみたら、3つ以上にでてきて、結局何を伸ばせばいいのかわからない状態です(笑)
とりあえず、そのままでいいよねと思うことにしました。
【第4原則】親は成長が止まっているが、子どもは成長している
親は子どもの成長具合についていけないのかもしれません。
低学年の頃は素直だったのにな…と私も思うんじゃないかなと予見しています(笑)
兄弟で比べてしまうという事例が載っていました。
あるあるですよね。二人いたら「なんかお兄ちゃんと違うな…。」「弟はできてるのにな…」とかありますよね。
親と子は成長の段階がまったく異なる存在であり、兄弟姉妹どうしでも異なる
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」
ただ、違うことは当たり前である、比較しても無意味ということですよね。
今できることをその子のペースでやっていくこと、成長を認めることが大切なんですね。
兄弟間の違いを、思っても言わないようにしないとなと思っている今日この頃です。
具体的な手法の一つとして書かれていたのが、「子ども手帳」の導入です。
親が勉強をしてほしいと思っている場合には、「勉強をやりたくなる仕組み」を作ることが必要です。
将来的に実践すると良いかもしれないと思ったので、心にとどめておきます。
詳細は本を読んでみて確認してみて下さいね!
Amazonのkindl unlitedやAudibleでも無料で提供されています。
同じ著者が書いた、「はじめての子ども手帳」を読むのもいいかもしれません。
【第五原則】まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
「怒る」「叱る」「諭す」の使い分け
通常モード→「諭す」 =真剣なモードで感情的にならずに、問題点を指摘すること
非常モード→「叱る」=人の道に反した時
「怒る」=今この瞬間に檄を飛ばさないと、一生後悔させることになると思ったとき=緊急非常事態時
「叱る」「怒る」で子どもの行動が改められる時ってありますよね。ただし、それは一時的なことなのかもしれません。
長期的な視点からみた結果をみれば「叱る」「怒る」ことは子どもの行動をいい方向にかえられないということですね。
ただ、怒るって結構感情的なことなので、感情をコントロールできるかどうかが試されますね。
自分の感情のコントロール方法を学ぶ意味で、アンガーコントロールをしていく必要があると思います。
マンガの後に説明文があり、非常に読みやすかったです。
まとめ
正直、この本で紹介していることって頭ではわかっていることなんですよね。
そしてなぜか、子どもの時に嫌だったなと思うことを、自分の子どもにも押し付けているなんてことにならないように、親自身の認識を意識化すること必要だと思いました。
再度、自分の子どもの時の感情を掘り起こしてみると、子どもとの接し方が変わるのかもしれないですね。
わかっているのとやってみるのとでは大きく違うので、ぜひ実践してみて下さい!
そして、忘れかけた時にもう一度読み返したくなるような本でした。
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