小学生の放課後時間って持て余すことないですか?
テレビをみてだらだら過ごしたり、友達と遊ぶといってもゲームばかり…。
これでいいのかなと思う時もあります。
テレビやゲームをしない時間にして、自分で考えて遊んでほしい、自分なりにできることをやってほしいと思うこともあります。
確かに、宿題や、タブレット学習が終わってから遊んでいるので、やることはやっているような気もするし…。
でもなぜか長男の受け身感を感じてしまう今日この頃でした。
そのため、少し気になった『「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方』という本をよんでみて感じたことをまとめようと思います。
内容的には具体的な声掛けの仕方や、ルール作りや読解力を伸ばす方法など書かれていて参考にできる部分は多かったです!
放課後時間の過ごし方は大事。
小学校1年生は小学校で年1140時間を過ごすのに対して、放課後は1650時間もの時間があります。
確かに、放課後時間って意外に長いんですよね。
この長い時間をどう過ごすかで、子どもの経験値や考え方も大きく変化しそう。
でも結局何をすればいいのか、どうかかわって過ごすことが子どもにとって最良なのかと思案しますよね。
小学校1年生の間には、行動範囲もそれほど広くないので、学童へ行くか親とのかかわりが増えます。
3年生くらいになれば友達と自由に遊ぶのかもしれませんが、1,2年生の間の放課後をもっと充実した時間にした方が良いのでは…と思っていたんです。
うちの長男は学童へ行っていないので、私が仕事をしている横で、宿題をしたり、自由時間になればTVをみたりして過ごしています。
親の関わり方のヒント
小学校の放課後は、子どもの好きをみつける最高の時間と言えるでしょう
「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る・親も育つ
好きだからやるって理想的ですよね。
私の考えとしては習い事も子どもが好きだから、楽しいから続ける方が身にもなると考えます。
惰性で行ったり、無理やり行かせても、得られるものも少ないし、時間とお金の無駄になってしまうことの方が多いかなと感じます。
私も小さい頃にピアノを1年だけ習ったことがあります。
夢に見るほど嫌で、家にピアノもありましたが、練習も一度もしたことがなかったんですよね…。
兄がやっていたので、ついでに習っていた気がします。身につかないわけですね(笑)
こどもの好きなことを引き出すって意外に難しいのかもしれません。
この著書には子どもの「好き」を引き出す関わり方が書かれていました。
子どもの好きを引き出す3つの会話
子どもの好きをみつけるためには親の関わり方も大切なんですね。
子どもの好きを引き出3つ会話
- 復唱
- 熟考
- 疑問
子どもと関わるときには子どもの考えを整理させて、より深く考えられるような「促す」技術が必要なのかもしれません。
小学校1年生の会話ってまとまりがなく、途中自分でも何が言いたかったのか?みたいになっている時ありますよね。
会話の中で、思考を整理する練習を積むと徐々に会話にもまとまりが出てくるのではないかと思います。
各章でも例文でOKな会話、NGな会話が良く出てきます。
やっちゃってるんですよね、NGな会話(笑)
いや、結構「みんなの会話こんな感じじゃないのかな」と思うほどやっちゃってる会話がよめるので、本を読んでみてほしいです。
傾聴する
子どもの話に関心を持ち、子どもの話に意識を集中して、親の主観や価値判断の表明は後回しにして、子どもの身になり理解しようとする聞き方です。
「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る・親も育つ
私は元作業療法士です。
正直、14年間仕事の時には傾聴をめちゃくちゃ意識していたと言えます。
ただ、自分の子どもにしようと思うとまた違うんですよね。
母親フィルターがかかっているのか、仕事ではできても、子育てにはできない(笑)
それが最近わかり始めてきたので、少しは客観的に自分の行動を評価できるようになってきているのかもしれません。
傾聴は人の奥深くの気持ちや、否定されないことでの安心感でしっかり話ができるようになる聞き方だと思っています。
そのため、子どもにうまく使うことができたら、いいよなって私自身も思います。
読解力を高めるかかわり・環境設定が必要
PISA調査によると、最新2018年の読解力の調査結果は、過去最低の世界15位となりました。
「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る・親も育つ
読解力って何か?って思いますが、著書では「読む力」、「書く力」、「考える力」とされていました。
確かに国語の文章問題で、長男は問題文の意味が理解できていないなと思うことがあります。
そして声に出して読ませてみて、何度か深く考えられるような質問を繰り返すとやっと問題の意味を理解するような場面があります。
これが読解力の低下か!ということですね(笑)
子どもはたくさんインプットするからアウトプットができるようになるのです。文部科学省でも、読書と読解力への送還関係はある(普段から読書が好きだと回答した子どもの読解力は高い)という2018年のPISA調査分析を発表しています。
「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る・親も育つ
アウトプットをするには、インプットが大事。
長男にもどんどん本を読んでほしいので、長男が何かをしている時に、そっと私が隣で本を読もうと思います。
それくらいがいいらしい(笑)
それで気づいてくれると嬉しい(笑)
口で言うよりも、行動で示すことと、子どもが興味が本を手に取りやすい環境設定を行うことが大事だと学びました。
読解力を高めることで、自分で学ぶ姿勢がみにつくのかもしれませんね。
読解力を高める親の関わりも載っていたので、ぜひみてみてください。
放課後の子どもの居場所
最近は公園でもボール遊びが禁止されたり、遊んでいる声がうるさいと苦情が出るか、不審者が出るなどして子どもの遊び場が減ってきているように感じます。
うちの近所の公園でも柔らかい大きなボールで、誰もいない広場でパパとボール投げをしていたら、近所のおばあさんにボールで遊ばないでと迫られたことがあります。
確かに看板には危険なボール遊びは禁止と書かれていましたが、危険でしょうか?と思わずにはいられません。
そして、おばあさんは帰っていき、公園には誰もいなくなった…(笑)
最近は市によっては放課後に学校を解放して、子どもが遊べる場所を用意している場合もあるのをご存じでしょうか?
呼び方は市によって様々あるようですが、保険代を払えば、放課後の居場所として利用できることがあります。
そんな世の中で(ポイズン)、学校を解放して、グラウンドで遊べるのは良いことだと思います。
夏場などは熱中症対策として、塩分チャージをくれたり、ポカリスエットをくれたりしたようなので学童を運営する大人が少しは管理してくれているようです。
小学生長男の帰宅後タイムスケジュール
だいたいが2時半ごろ帰宅します。
3時~3時半ごろまで宿題やタブレット学習をする。
友人と遊ぶ(ゲーム)かTVをみる。
週に二回は4時半から習い事へ行きます。
やることは確かにやっていますが、宿題以外の時間をもっと外で遊ぶとか、クリエイティブな活動をするとかした方がいいんじゃない?って思うこともあります。
まあ、マイクラで壮大な家を作っているので、これは創作活動なのか?と思っている部分もあります(笑)
自分自身の放課後時間は何をしていた?
正直1,2年生の時の記憶はかなり曖昧ですが、学童へ行っていたのは覚えています。
宿題をしたり、おやつを食べたり、友達と遊んだりして過ごしていたと思います。
私は学童はそれなりに楽しく行っており、普段遊ばないような友達とも学童で仲良くなることもできたので楽しかったです。
学童の先生も優しいイメージはありました。
だからこそ、放課後に友達と思いっきり遊ぶ経験をもっとしてほしいなと思います。
公立学校の学童の話を聞いたら、結構カオスだった
実家の近所の人が市立小学校の学童で管理者をしていました。
私の住む市では市立の小学校で行われている学童が、民間の会社に委託運営されています。
学童を運営する会社にパートで入って、すぐに管理者を任された60前後の保育士資格ある方です。
その方から話を聞くと、職員は派遣で毎日新しい人が来て、裁量もかなり現場に任されているため仕事自体も長時間になっていたようです。
そして、学童運営のノウハウもないため、とりあえず安全に過ごすことに必死とのお話でした。
校区外の公園で遊んでいる時に学童の職員っぽい人と学童の生徒が遊んでいました。
学童の指導員の方は結構な言葉づかいでヤンキーなのかな?と思ったほどです。
楽しく遊んでいたのですが、言葉使いや子どもの接し方できになるところがありました。
もちろん学童によっていろいろな場所があるとは思います。
運営する会社によっても違うでしょうが、子どもを預けるには保育所よりはかなり心配な場所だなという印象です。
学童は基本的には、預かって、宿題をして、遊ぶ場所であるだけで、何かを新しく学ぶというスタイルではないかもしれません。
ただ、私の中では何もない学校での遊びの中で、学ぶことがあるのではないかなと思うので、学童以外に学校が解放されていることはありがたいです。
近所に民間学童ってあるのか調べてみた
民間学童はありました。
しかし、学童へ行っている間ずっと英語で話すタイプの学童です。
わからない言語でずっと話しかけられたらストレスでは?と思わずにはいられない(笑)
最初は日本語でそっと教えてはくれるらしい(笑)
価格が週に1回~5回で5回言った場合は5万円以上から10万円前後といった感じですね…。
プログラミングやアートなど追加料金もありそうですね。
感想としては、私立小学校とか受験する人は習わすのだろうか?
子供の居場所というよりは画期的な習い事のような感じですね。
まとめ
今回は『「自分でできる子」に育つ放課後時間の過ごし方』を読んでみて、自分の子どものかかわりを考えさせられました。