子どもがお風呂が苦手でなかなか入らないからイライラしてしまう…。
忙しい時に、スムーズに動いてくれないとママも焦ってしまってイライラが募りますよね。
特にお風呂ってママも体力を使う上に、時間的にも寝る時間が迫ってきて焦ります。
仕事から帰ってきて、お風呂へ入って、夕飯を食べさせて、寝るまであっという間ですよね…。
今回は子どものイヤイヤでお風呂にスムーズに入ってくれないというお子さんをお持ちのママに向けて、お風呂を嫌がる子どもがスムーズにお風呂へ入るようになる方法をお伝えします。
実際我が家でも実践していることも多いので、ぜひ実践してみて下さいね!
お風呂を嫌がる理由は何かを考える
子どもがお風呂を嫌がる理由も様々です。
まずは、子どもを「なぜお風呂を嫌がっているのか?」という視点で観察してみましょう。
元作業療法士としては、子育てでも観察評価の重要性は痛いほど感じています。
ただ、話せるような子なら、感情が落ち着いている時になぜお風呂が嫌なのかを聞いてみるというのも良いのではないでしょうか。
親も意外に「それが嫌だったのね…。」と気づきがあることもありますよ。
お風呂に入るときに遊びを終えて切り替えられない
お風呂が嫌いと言うよりは、今遊んでいる遊びが楽しすぎてお風呂を嫌がる場合もあります。
遊びから切り替えが難しくなるパターンはあるあるですよね。
そんな時はこうする
おすすめの対策は帰ってすぐのお風呂。
まだ遊びが始まる前にお風呂に入ってしまうこと。
ルーティン化してしまえばこちらの物です。
帰宅後すぐにお風呂に入れる体制づくりも重要ですね。
帰宅後すぐにお風呂は難しいわ…。という人は、事前にお風呂の時間を予告しておくこともおすすめです。
まだ時間の読めない子には、視覚的にわかりやすいグッズを取り入れてみて下さい。
この色がなくなって、ピピって音が鳴ったら終わりにしようと約束します。
2歳ごろにそんなの通じる?と思うかもしれませんが、わが子はこれでかなり行動の切り替えがスムーズになりました。
お風呂にネガティブなイメージがある
お風呂が嫌いな子ももちろんいますよね。
以前入った時に、顔が濡れて嫌だった、湯船が熱すぎて嫌だったなど嫌な思い出があった場合には、お風呂に入る行為自体に消極的になっています。
そんな時にはこうしてみよう
- 事前にお湯がかかる部分を伝える
- 水圧を弱める
- 温度を少し低めに設定する
- 顔に水がかかりにくいように、タオルなどでカバーをしてあげる。
- 顔が絶対にぬれたくない子には、タオルでふくだけにしてみる。
前提として、子どもは皮膚が薄いので、大人より水圧がきついと感じたり、温度にも敏感だったりします。
そのため、大人が感じるより、水圧や温度に気を使ってあげると怖がることが少なくなります。
また、事前に「足にお湯をかけるよ。」「次は腕にかけてみようか。」など声掛けをしながら心の準備をさせてあげるのも大切です。
大人も最初に当たる部分は熱く感じることもありますよね。
少しづつ慣れていく感覚を覚えさせてあげると、ネガティブなイメージがつきにくいです。
お風呂がつまらないと感じている
お風呂は体や頭を機械的に洗われる場所と認識していると、活発な子にはつまらないと感じることもあります。
こんな時にはこうしてみよう
受動的な動作ばかりでなく、能動的な動きを入れてみる
能動的って例えばどういうこと?
こんな風に思うかもしれません。
能動的とは、自分で体を洗ってみたり、美容院ごっこ遊びを取り入れるなどして、自分で行うことを増やしてあげるという意味です。
大人でも講義を受けているばかりではなく、たまには実験してみないと飽きてしまうなど集中力が持たないときってありますよね。
そういう観点では子どもも同じです。
自ら動くことで、つまらなさが少なくなる可能性もありますよ。
子どもがお風呂に入りたいくなるような対策(遊び編)
子どもがお風呂に入りたい!と自ら言ってくれるとこんなに楽なことはないですよね。
具体的にどんな対策があるのかをみていきましょう。
楽しみの一つとして、お風呂におもちゃを持ち込んだり、入浴剤を入れるというのは王道的な楽しみ方です。
入浴剤やバスボム
バスボムは一度は使ったことのある人も多いのではないでしょうか?
シュワシュワと小さくなる入浴剤の中に、小さいおもちゃが入っていますよね。
でも、これ結構コスト的には高いんですよね。
我が家では特別な時だけ、許可しています(笑)
コスト気になるわーという時には次の方法を試してみて下さい。
氷バスボール
氷バスボールって?初めて聞いた。
という人もいるかもしれませんが、これは世間的にもかなり流行っている方法です。
氷におもちゃを入れて凍らせることで、少しづつ溶ける氷の中からおもちゃが出てきます。
家にあるおもちゃで何度でも作れるので、コスト的には大助かりです。
こういった容器に水とおもちゃをいれて丸い氷で作るのがおすすめ。
ただ、こういった容器がなくても作れるのが繰り返し使える水風船です。
繰り返し使える水風船自体も、流行っているし、こういった商品を使えば氷バスボールを作れます。
水鉄砲
お風呂で使える小さめの水鉄砲は、鉄板で子どもが喜びます。
もちろん水鉄砲を使わずに、古典的に手で水鉄砲をしてあげても喜びますね。
ただ、うまくコントロールできずに、顔が濡れたくない子の顔面ずぶぬれには注意を(笑)
水鉄砲は、逆になかなかお風呂から出なくなるのでは?と思いますよね(笑)
そういうこともありますね。終わりの方法までしっかり考えておきましょう。
タオル遊び
タオル遊びはシンプルなのに、こどもの爆笑をさらいます。
泡を作ったり、空気を入れたタオルの感触を楽しんだりできるので、道具を扱えない小さなころから使えます。
何よりコストもかからず、手間も少ないのが魅力です。
魚釣り
魚釣りも集中力や、手の器用さも一緒に向上させられるので良い遊びです。
魚の数で終わりも見えやすいので終わる時にも、切り返しやすいですね。
遊びを終わるときの声掛けのポイントは子どもにあと何回してから終わるのか決めさせてあげると、よりスムーズに終わることができますよ。
泡遊び
泡遊びも鉄板で子どもは喜びます。
こういった簡単に泡を作れるものを使うのも良いですが、おすすめはボディソープをそのまま使う遊び。
泡で服を作ったり、指で輪を作ってシャボン玉にしてみたり遊びの幅は結構広いですよね。
シャンプーの時に変な髪形にしてあげると、めちゃくちゃ爆笑とれます。
ストローをふけるようになった子は、ダイソーで拭いたら泡が出てくるおもちゃの「あわドン」もおすすめです。
口周りの筋肉もついて、肺活量の訓練にもなるので、一石二鳥です。
大人も結構息を拭く訓練になります(笑)
自宅にあるボディソープやシャンプーを使えるのも高ポイント。
なんでもいいので容器
水を入れるだけでも子どもは興味津々です。
ペットボトルや、プリンのカップでも十分。
重ねられて、たくさんの容器が欲しい人にはこういった知育おもちゃもあります。
お絵描きグッズ
お風呂で使えるお絵描きグッズもあります。
お絵描き好きにはたまらないですね。
子どもがお風呂に入りたいくなるような対策 【誘い方編】
声掛けの仕方一つで子どもの行動ってかなり変わりますよね。
でも、早く入ってほしいし、疲れてるからママも余裕ないのもすごいわかります…。
そんな時には自分の中に声掛けのバリエーションのストックを意識しておくといいかもしれません。
お風呂に入る声掛け、例えば
- 遊びの延長で電車、服を脱ぐ競争
- 選択肢を与える
- お風呂で使うおもちゃや、入浴後に着るお気に入りのパジャマをみせる
- 顔や体が汚れていることを知らせる
など…。
遊びの延長で電車、服を脱ぐ競争
「よーいどん!」や「10秒で服を脱げるかな?」など遊びの要素を急にはじめてみると意外に、スッと服を脱いでお風呂に入るときありますよね。
ママや、パパ、お兄ちゃんと競争はイヤイヤ期の子も喜びます。
我が家では兄が自ら、弟に競争しようと声をかけて弟がスムーズにお風呂に入れるということも多いです。
兄弟がいれば協力してもらうのもありですよね。
他の声掛け
歩き方を変えるだけでも、子どもは面白がってやってくれます。
後ろ歩きで、横歩きで、電車ごっこで、四つ這いで、音を立てずに、スパイダーマンみたいになど…。
選択肢を与える
何事も上から目線で言われるとやりたくなくなっちゃうもんですよね。
こどもにも選択権を与えて、「お風呂とご飯どちらを先にする?」「今日はお風呂に入ってどんな遊びをする?」「入浴剤は何をいれる?」など聞いてあげましょう。
それだけで子どもは主体性を発揮して、自分の意思でお風呂に入ってくれることも多いです。
お風呂で使うおもちゃや、入浴後に着るお気に入りのパジャマをみせる
お風呂に入った後に楽しいことが待っていると思ってもらうことも大切ですよね。
お風呂に入っている時にもお気に入りのおもちゃで、出てからも入浴後のお気に入りのパジャマで誘ってみるのも手です。
我が家ではおもちゃも濡れて大丈夫そうなものは、お風呂に一緒に入ってもOKにしてます。
トミカと入って、洗車していますね(笑)
顔や体が汚れていることを知らせる
食事の後に、顔や手が汚れているよと伝えます。
これだけでも汚れるのが嫌な子ならお風呂に入ってくれますね。
また、それと一緒で、毎回お風呂が終わったらきれいになってさっぱりしたよね!と声をかけます。
子どもが感じている感情を言語化してあげることも大切ですね。
声掛けによって、子どももさっぱり感を実感していき、お風呂が好きになる可能性もあります。
子どもがお風呂に入りたくなるような対策 【その他編】
やってもらうばかりではない達成感を与える
お風呂はつまらないと思ってしまう一つに、いつもされるがままで受動的な動作だととらえている可能性があります。
そのため、少しづつ自分で洗ってみたり、お風呂掃除を頼んでみたりすることで達成感を得られます。
お風呂上がりの楽しみを見つける
お風呂上りにフルーツやアイスを食べる、動画を一緒に観ようなどお風呂上りに楽しいことを準備します。
大人もお風呂上りにビール飲もうかな~とか思いながら入るお風呂ってワクワク感が違いますよね(笑)
どうしても入ってくれない時の対応
入ってくれない時のNG対応
NG対応
- 無理に入れる
- 脅す
- 急かす
無理やり入れるのはもちろんNGです。
ネガティブなイメージを植え付けてしまいますよね。
また、鬼が来るよ、おもちゃ捨てるよなどの脅し文句を使うという人もいるかもしれません。
ですが、結局来ないということを子どもは知ることになります。
来ないならママの言うことは嘘だから信じないでおこうとなる場合もありますよね。
そうなると余計に入らなくなることもあるので、気を付けましょう。
早くして!と急かすのもNG。
正直急かしたい気持ちは、めっちゃくちゃわかります。
次やることもあるし、早くして!と本当は叫んでしまいたいですよね。
でも叫ばないのは、急かすほど子どもはいうことを聞かなくなるということを大人は知っているからです。
なぜなら急かすほどお互いに嫌な気持ちになって、感情的になればなるほど、次の行動に移せなくなってしまいます。
仕切りなおす
どうしても入らない時には、いったん仕切りなおすのも手段の一つですよね。
ご飯を食べてから、また誘ってみよう、遊びがひと段落したらもう一度声をかけようなど、仕切りなおす時も必要かもしれません。
絶対にここで入ってほしいのに!としつこくすると感情的になって、お互いに疲れます…。
1日なら入らなくてOKくらいの気持ちで
正直お風呂はしんどい時には、大人でも億劫な時もある作業です。
思い切って諦めちゃう日もあっていいです。
SNS上でお風呂キャンセル界隈という言葉も流行ったくらいですからね…。
朝のシャワーは新鮮で入ってくれる可能性もあります。
一日くらいはいらなくてもOKという気軽な気持ちで接するといいかもしれません。
まとめ【子どもが入りたくなるお風呂にする】
お風呂=楽しい場所という認識を子どもが持つことで、劇的にこどものお風呂がスムーズになります。
毎日のことですし、親もストレスになってしまわないように、自分から入ってくれるような仕組みづくりが必要なのではないでしょうか。
また、親の声掛けのストックも増やしていくと、イライラが減って対応しやすくなります。
次はこうしたら入るかな?こういう方法はどうだろうと親もゲーム性を持って楽しむ気持ちで挑めると良いですよね。
色々やって入ってくれないこともあるでしょうけど、それは子どもが選んだこと!と割り切ってしまうのもいい個人的には思います。
実際はなかなか難しいので、家族みんなで協力体制を整えて、方法の選択肢を増やしていけるといいのかなと思います。
そもそも時間的な余裕がないと、子どもへも適切な声掛けができなくなってしまうこともあります。
そのためには、物を減らす、家事を見直すなどできることから始めていきましょう。
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