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仕事をやめてみて共感できた本【読書記録】ワーママは共感できる人多いかも。「あやうく一生懸命いきるところだった」

「あやうく一生懸命生きるところだった」ってすごいタイトルだと思う。

読んでみて共感できる部分があったと感じた本でした。

40を手前に従事した仕事を辞めたという共通点があったからかもしれない(笑)

もちろん、韓国の独身男性の著者とは大きく異なる考えも多い。

しかし、仕事に対する考え方は、私が14年従事した仕事を手放したときに感じたようなことを言語でうまく表現してくれている。

「今日から必死に生きないようにしよう」って言いたい。

プロセスを楽しむ人でありたい。

いろんな選択肢があるはず。

そう思って一度手に取ってみても良いのではないかと思います。

著者は?

著者は韓国人のイラストレーター、作家のハ・ワン氏。訳は岡崎 暢子氏。

会社勤めとイラストレーターというダブルワークに奔走していた著者が40歳を目前に会社をやめる。

その過程や、思考を綴ったエッセイ。

はるかママ

韓国人の著者と感覚だいぶ違うのかなと思っていたのですが、絶妙な訳と文章で、著者への共感が溢れます。

韓国って学歴社会って言いますよね。

エリート大学に進学して、人生の正解を求めて一生懸命に生きる人だったんですね…。

そこからの考え方の変化、振り切り方が秀逸です。

概要

内容は、競争社会で生きる筆者が、何のためにこんなに頑張っていたのか?と考え一旦立ち止まっている様を描いたエッセイです。

イラストライターと会社員の二足の草鞋を履いて、一生懸命に生きてきた著者。

40代を手前に仕事を辞めたのは、「人生は速度ではなく方向である」【ゲーテ】この言葉通りに、どこへ向かっているのかわからなかったから立ち止まったのです。

著者の仕事を辞めるに至った経緯や、「正解社会」との付き合い方、自分自身のこれからの人生についての考え方がつづられています。

こんな人におすすめ

この本がおすすめな人

  • 他人と人生を比べて落ち込む人
  • 仕事とどう向き合うべきか迷っている人
  • 一生懸命生きすぎて疲れてしまっている人
  • 人生のプロセスの楽しみ方を垣間見たい人

この本では、何事も一生懸命にしている人にこそ送られる言葉が詰まっています。

だから、ワーママや追い詰められているママにも気軽に読んでもらいたいです。

ワーママが疲れているのは、誰かと比べ、何かに追われ、こうするべきだと思っている自分自身の心の束縛があるからかもしれません。

私に響いた言葉たち

失敗してもいい、失敗したときは後悔すればいいだけだ。

きっと、他人の言葉を信じて群れを成した人々も、後悔するのは同じだから。

違うかな?

あやうく一生懸命いきるところだった

最近友人と転職について話す機会がありました。

そこで友人が、いまの職場でお金を稼ぐことと、転職し給与が下がっても休みが増えることとを比べ、「どちらが勝ち組なのだろう?」と言っていました。

日常でもそういった違和感のある会話をしている人も多いのではないでしょうか?

私たちは人生には勝ち、負けなどの正解があると自然に考えているのだなと思ったエピソードです。

私はその友人に「どちらを選んでも後悔する人は後悔するし、自分の捉え方や考え方次第かな~」と率直なアドバイスを送ったような気がします(笑)

思い通りにいかない方が正常だということを。

あやうく一生懸命いきるところだった

確かに、人生思い通りにいかないことの方が多いですよね。

思い通りにいくなら、テストは全員100点だし、恋は必ずかないます、大切な人が死ぬこともないでしょう。

でも、その思い通りにいかないジレンマのようなものが、人生を彩っているのかもしれません。

30代になってようやく感じたことですね(笑)

40代にはもっと人生観が変わっているのかもしれません。

そう考えると40代になるのも悪くない。

楽しみにすら思えるのです。

でも、夢見た通りじゃない今の人生は、果たして失敗なのだろうか?

あやうく一生懸命いきるところだった

今あるもので幸せを感じられることが、幸せだなと思うことにつながるのかもしれません。

自分が思ったペースでなくても、ゆっくり歩んでいきたい今日この頃です。

作業療法士という仕事を辞めることに対して感じたこと

私は元々は作業療法士という仕事に従事していました。

育休、産休はあったものの14年従事した仕事は、それにりにライフワークであったと言っても良いです。

今回紹介した本でも書かれていた「やりがい搾取」という言葉、仕事を辞める時、何も知らない知人に説明する時、私もこの言葉を使ったことがあります。

はるかママ

「やる気があったのに辞めるとは思わなかった」とよく言われるんですよね。

医療業界ではこのやる気を利用した「やりがい搾取」は良く行われることだと思います。

しかも、頑張っても給与が上がらないというのは、日本の医療報酬の仕組みによるものなので、私たちの世代では変わることはないだろうと考えるしかない。

特に医者や看護師でもない、コメディカルに働き方改革の恩恵は受けられないだろう。

若い頃には給与や休みなく働くことが、患者さんのためになるという思想から、あまり疑問にも思わなかったのに。

30を過ぎて、家族を持って、自分のプライベートタイムの充実が仕事よりも大切になったのかもしれません。

プライベートの時間と、無償で仕事を頑張る時間をトレードオフしたのだと思う。

私の大事な物はそこにはないんだと気づいたのかもしれません。

やる気がなくても確かに仕事は続けられる。

決まった労働をこなせば給与をもらえるはず。

でも医療業界で働くうえで、知識をアップデートせずに、環境を整えようとせずに、時間内の患者対応だけをこなして働き続けることは「悪」じゃないかと感じてしまう自分もいる。

そんな風に罪悪感を感じて、続けていくならやめた方が良いと感じました。

シンプルに考えると、「やりがいを搾取されても良い」とすることができないなら作業療法士はやめようと思いました。

作業療法士という仕事への愛がなくなったのだと思う。

もしまた、作業療法への愛が戻ってきたら、また従事したい。

少しくらい遅れをとっても気にせず自分のペースで。

まとめ

「あやうく一生懸命生きるところだった」というのは、一生懸命生きたことがあるからこそ言える言葉でもあると思います。

頑張っている自分を認めて、違う方向にシフトしたって全然悪いことではないよねと言ってもらっているようでした。

人生の家庭や、「今」を楽しめる人でありたいというのは私もフルタイムを辞めるときに思ったことです。

一生懸命に生きてきた人が幸せでありますように…。

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