
夏といえばキャンプ!
川遊びやBBQ、虫や草花の観察など「夏だからこそ楽しめる自然体験」がいっぱいです。

我が家もこの夏はザリガニ釣りに初挑戦し、いっぱいのザリガニと戯れました。
子どもがアスレチックに行きたい!というので、山の中のアスレチックを探して楽しみました。
でも、小さな子ども連れファミリーにとって夏キャンプは 「暑さ」との戦い。
- 「熱中症が心配」
- 「夜に寝苦しくて子どもがぐずる」
- 「設営中に子どもが暑がって待てない」
こうした不安から、夏キャンプを敬遠するママパパも多いのではないでしょうか?

今年の暑さは異常とはいえ、温暖化の影響で毎年こんな年が増えてくるのでは…。
私も去年は暑すぎる影響で、真夏キャンプは控えていたのですが、今年のように夏が長くなってくると、対策をしながら楽しみたいなと思い、今年は夏も3回ほどキャンプへ行きました。
本記事では、小さな子どもと一緒に夏キャンプを安全&快適に楽しむ方法を「キャンプ場選び」「準備」「設営」「グッズ活用」まで徹底解説します。
夏キャンプは危険?ファミリーが注意すべき暑さリスク
夏のキャンプの危険性について解説していきますね。
子どもは熱中症になりやすい

暑さに対して、一番心配なのが熱中症ですよね。
大人より子どもはさらに熱中症のリスクが高まります。
子どもが熱中症になりやすい理由
- 大人より体温調整機能が未熟
- 汗腺が少なく、うまく汗をかけない
- 喉の渇きを訴えにくく、水分不足に気づきにくい
- 身長が低いことで地面に近く、体感温度も高い
特に乳幼児は「自分から水分補給できない」ため、大人が管理する必要があります。
暑さだけじゃない!夏キャンプのリスク

夏のキャンプで注意したいことは他にもあります。
ポイント
- 強い日差しによる日焼け
- 蚊やアブなどの虫刺され
- 汗や高温多湿での体力消耗
- 昼間と夜間の寒暖差
- 水辺での水難事故
子どもは夢中になると無限に遊んでしまいがちなので、虫取りは夕方など気温に合わせたスケジューリングで行いましょう。
意外に盲点なのが、昼、夜の寒暖差です。
特に涼しいからという理由で、標高の高い高原へ行ったときには、夏であっても夜の寒さへの対策が必要となることもあるんです。
アウトドアにおすすめの虫、日焼け対策の記事はこちら
アロベビーのアウトドアミスト実際どう?口コミは?外遊びでの虫よけ・日よけ対策1つで完了。赤ちゃんも使える便利グッズ。
暑い時にキャンプ場で何をする?
水辺がある場所なら良いですが、水辺のないサイトで暑さ伊対策として遊びを選ぶのって難しいですよね。
もちろん、子ども自身で遊びを見つけて、遊べるようならそれが一番ですが、少し大人が準備をしてあげると大人も一緒に楽しめます。
例えば…
- アイスづくり
- カードゲーム
- ボードゲーム
- しりとりなどの言葉遊び
- お絵描き
- 影絵遊び」や「シアターごっこ
など…
詳しくはまた記事化しますね。
ただ、大人がお膳立てしすぎも、子ども達の遊びの幅を狭めてしまうので、何もない時間をどう工夫して楽しむかを話し合っても良いのかもしれませんね。
子ども達から思ってもみないアイデアがきけるかもしれません。
キャンプ場選びで暑さを避けるポイント
最も大切と言えるのがキャンプ場選びです。
ここを間違えるとどれだけ冷感グッズや扇風機で対策をしても、暑さからは逃れられません。
標高の高いキャンプ場を選ぶ

標高1,000mごとに約6℃気温が下がります。
➡ 平地より涼しい「高原キャンプ場」がおすすめ。
例:ファミリーに人気の涼しいキャンプ場
- 長野県:駒ヶ根高原家族旅行村
- 山梨県:本栖湖キャンプ場(湖畔で涼しい)
- 岐阜県:ひるがの高原キャンプ場
- 岡山県:西山高原キャンプ場
- 兵庫県:若杉高原おおやキャンプ場
若杉高原おおやキャンプ場は私も行ったことがあるのですが、標高が高いとはいえ、昼間の暑さはかなり厳しかったですね。
ただ、その際には林間のサイトだったので、私たちは暑さをしのげました。
スキー場の広場に建てているフリーサイトはかなりの混雑で、日差しを遮るものもなかったのでみなさん暑そうにされていました。
木陰や川のそばがある場所


高原ですら気温が高くなっている昨今で、私がおすすめなさいとはやはり林間さいとや木陰のサイトです。
この夏木陰だと思っていったキャンプ場は、木陰サイトと名はついていたのですが、日差しがしっかり当たる場所で、かなり気温が高かったです。
ただ、山だったので、山に入ってしまえば気温は高くなく、アスレチックなども楽しめました。
やはり木陰の威力は素晴らしいです。
- テントを木陰に張れると昼間も快適
- 川が近ければ「水遊び×涼」が同時に楽しめる
電源サイトをチェック

風があると体感気温がかなり違います。
我が家でも夏は基本的には電源のあるサイトへ行くようにしています。
特に子どもは寝ている時にも注意が必要なので、気温によっては夜は扇風機をかけっぱなしで寝ています。
我が家では家でもアウトドアでも使えるタイプの扇風機を使用しているので、家でも活躍中です。
我が家の使っている扇風機は下記の二つ。
- 小型扇風機や冷風機を持ち込める
- 保冷剤を凍らせ直せる冷凍庫付きキャンプ場も便利
海辺のキャンプではやはり暑さが気になって、冷蔵庫やクーラーがついているキャビンに泊まってみたこともあります。
やはりクーラーと冷蔵庫がある環境はかなり快適。

キャンプと言えるのか?とか四の五の言わずに安全な場所で、子どもと楽しむのもありだと思います。
扇風機が気になる人はこちら
夏のキャンプ対策:出発前にできる準備(服装・食事・冷却グッズ)
夏のキャンプ対策:服装の工夫

キャンプの時には服装にも工夫していくと快適に過ごせます。
ポイント
- 子ども:水遊びの時には通気性のよい ラッシュガード+帽子
- 大人:吸汗速乾シャツ、首を守る手ぬぐいやタオル、日焼け予防のフェイスガード
- 冷感ポンチョ
- 涼しい帽子
- 夜間は虫よけように白っぽい長袖、長ズボン
暑さがある程度改善される、夜間にはアブなどの虫よけのために白っぽい長袖、長ズボンがおすすめです。

冷感ポンチョは半信半疑で使ったら、めちゃくちゃ涼しく感じます!
少年野球でも使っているのですが、テントを設営する際に大人も羽織ると全然違います。
見た目はちょっと諦めて、涼しさを求めた結果、こうなります(笑)
夏のキャンプ対策:水分・食事
もちろん、水分や食事で脱水を起こさないことも大切ですね。
ポイント
- **水筒(保冷タイプ)やクーラーボックスで冷たい水を常備
- スポーツドリンクや塩タブレットで塩分補給
- 天然塩のおにぎりなど
- アイススラリーの活用
子どもがいるとパッと食べられるおにぎりは活躍します。
子どもも好きな場合が多いですし、塩分とエネルギーを両方補給できます。

最近ではアイススラリーと呼ばれる細かい氷と、飲み物を一緒に摂取することで深部体温をすばやく下げてくれるという飲み物がおすすめです。
作るのが面倒な方は市販品でも出ています。
熱中症対策のアイススラリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
熱中症対策として親ができる対策は?スポドリは必要?アイソトニック とハイポトニックどちらを選ぶ?
夏のキャンプ対策:冷却グッズの準備

直接的に体を冷やすアイテムもあればなお安心です。
我が家でも色々使っているのですが、アイシングUとピーコックの詰めたいママ持ち運べるネッククーラーがお気に入りです。
ポイント
- アイスリング
- ネッククーラー
- ハンディ扇風機
- 冷感タオル
ピーコックの水筒型の物は、少年野球で日中持ち運んでも夕方までしっかり冷たくて冷たさがかなり長持ちしますね。
夏のキャンプ対策:設営時の工夫で涼しく過ごす方法

設営方法においても夏の暑さ対策ができます。
建てる順番や、タイミングも重要になってきますよ。
タープを先に張る
テントを建てる前にタープで日陰を作り、子どもを休ませながら設営。
タープは比較的、短時間で張れるので、先にタープをたてちゃうというのも手ですね。
ただ、2ルームテントのみだとこの方法は使えませんね。
インナーテントは涼しくなってから張る
インナーのテントを気温が高いうちにはると、熱がこもりがちになります。
そのため、インナーは気温が下がってから張るというのもおすすめです。
または慣れてきて、テントをたてるのにそれほど手間取らないという方は、テント全体を涼しくなってから張る方が良いかもしれません。

暗くならないようにだけ注意が必要ですね。
遮熱シートを活用
テント下に銀マットや遮熱シートを敷くことで、地面からの熱を防げます。
日差しは上から降り注ぐものと思いがちですが、地熱はかなり厚いです。
芝生や、砂利サイトであっても地面からの反射による熱がかなり体感温度を上昇させます。
そのため、めんどくさがらずに銀マットや、遮熱シートで対策をしましょう。
風通しを確保
風があるとかなり熱中症になる確率が下がります。
ポイント
- テントは入口を風の流れに合わせる
- メッシュ素材のタープ・テントを選ぶ
夏におすすめのテントは?
テントは通年一つという方もおられるかもしれませんが、テントによっても夏の暑さ対策になります。
最近では日差しがカットできるタイプの素材感の物や、天井に通気口があり扇風機を吊り下げられる物も出てきています。
特にやはりメッシュが多く、風通しが良くできるタイプでないと、夏はテント内が灼熱になってしまいます。
夜も快適に!寝苦しい夏キャンプを乗り切る工夫
涼しく寝るための工夫
寝る時に暑いと寝苦しくなり、次の日の体力も奪われます。
そのため、気温の下がる高原でない限りは、暑さ対策はしっかり行いましょう。
ポイント
- メッシュインナーのテントを使う
- 扇風機やサーキュレーターを活用
- 寝袋は「夏用」か「冷感シーツ」に切り替え
まとめ|夏キャンプは「準備×工夫」で快適に!

まとめ
- 子どもは大人より熱中症になりやすいため対策が必要
- キャンプ場選びは 標高・木陰・川 を基準に
- 設営は タープ→テント の順で涼しく
- テント選びも大切
- 冷却グッズや水分補給で熱中症を予防
- 夜は寝具や風通しを工夫して快眠
- 高原では昼夜の寒暖差にも要注意
夏が長くなってしまった昨今ですから、キャンプを楽しむためには必須の対策かもしれません。
暑さを味方につければ、夏キャンプは子どもにとって「一生の思い出」になります。
そして、親にとっても一生の思い出として心に残るものになるのではないでしょうか。