
出産後、ママの生活は一変します。
夜中の授乳で睡眠不足、抱っこで肩や腰が悲鳴を上げ、ホルモンバランスの乱れで気分も不安定…。
それでも赤ちゃんは待ってくれず、毎日のお世話は休むことなく続きます。

「もっと体調に気を配りたいけど、そんな余裕がない…」
「睡眠や食事、運動をちゃんと管理できたらいいのに…」
そんなママの悩みをサポートしてくれるのがApple Watchです。
スマホを取り出す暇がなくても、手首でサッと確認・操作できる。自分の体調を“見える化”しながら、赤ちゃんとの暮らしを少しラクにしてくれる。
この記事では、産後・育児中のママにApple Watchがなぜ役立つのかを、体調管理・育児サポート・おすすめモデルという観点で詳しく紹介します。
産後・育児中のママにApple Watchが役立つ理由
産後は「体調管理」と「時間管理」がカギ


産後は生活が一変し、ママも戸惑います。
そんな時に大事なことは何かをお伝えします。
出産後のママは、体が回復していない状態で赤ちゃんのお世話が始まります。
・授乳やおむつ替えで夜も十分に眠れない
・抱っこや家事で肩や腰に負担がかかる
・ホルモンバランスの変化で気分が不安定になる
こうした状況で一番大切なのが「体調管理」と「時間管理」です。
自分の体調を無視してしまうと、育児疲れが一気にたまり、産後うつや体調不良につながることも。
そこで役立つのが、Apple Watch。
スマホを取り出す余裕がない育児中でも、手首を見るだけで体調データを確認できたり、声だけで記録を残せたりします。
スマホよりApple Watchが便利なシーンとは?
例えば、こんな時にApple Watchは大活躍します。
アップルウォッチ活用例えば
- 赤ちゃんを抱っこしながらでも、通知や時間がすぐ確認できる
- ベビーカーを押しながらのメッセージ確認
- 夜間授乳の時間をタイマーで管理できる
- 振動で教えてくれるタイマーで音を出さずに気づける
- ストレスや心拍数の変化、睡眠ログを自動でチェックしてくれる

つまりApple Watchは「産後ママの見守り役」として、ちょっとした体調の変化や生活リズムをサポートしてくれるのです。
Apple Watchでできる産後ママの体調管理

睡眠の質を可視化!育児中でも自分の休息を把握
産後のママはまとまった睡眠が取りづらく、どうしても「寝不足が当たり前」になりがちです。
Apple Watchの睡眠アプリを使えば、
睡眠アプリでわかること
- 浅い眠り・深い眠りの時間
- 夜中に目が覚めた回数
- 睡眠の合計時間
などが自動で記録されます。
「思ったより眠れていなかった…」と気づいた時は、昼間に10分でも仮眠をとる工夫ができますし、「今日は意外と休めていた」とわかるだけで安心感につながります。
→ ポイント:睡眠記録をパートナーと共有すれば、「ママがどれくらい眠れていないか」を可視化でき、協力して育児を分担しやすくなります。

旦那さんでたまに授乳は3時間ごとだから、眠れてるはずでしょ?ってわけわからないこと言ってくる人もいます。
男性にはデータで現実を突きつけるのが一番です。
心拍数・ストレスチェックで「無理しているサイン」に気づける
育児中は気づかないうちに体に負担をかけていることが多いです。
Apple Watchは心拍数の変化を常にチェックし、異常があると通知してくれます。
また「マインドフルネス」アプリでは、呼吸のリズムに合わせて深呼吸することで、緊張やストレスを和らげることが可能。わずか1分でも気分が落ち着くので、赤ちゃんが寝ているすき間時間にぴったりです。
産後うつや不安が強い時期だからこそ、数値で体調を確認できる安心感は大きな支えになります。
月経・排卵管理で産後のリズムもサポート

産後しばらくすると月経が再開しますが、最初のうちは不規則なことも多いですよね。
Apple Watchのヘルスケアアプリ(周期記録)を使えば、次の月経予測日や体調変化をカレンダーで管理できます。
生理周期を把握
- 生理が再開した時期を記録
- 排卵予測やPMSの症状をメモ
- 医師への相談時にデータを見せられる
体調が整わない時期でも、アプリで記録を続けておけば「次の生理がそろそろかな」と先読みできるので、育児との両立に役立ちます。

トイレに入っている時に、整理が来たらパットアップルウォッチを押すだけの操作なので、非常に簡単です。
もうすぐ生理が来るときには、「1週間以内に生理が開始される見込みです」と教えてくれます。
育児中に便利なApple Watchの機能
授乳・ミルク時間の記録を簡単に

新生児期は授乳やミルクの間隔を把握するのがとても大切。とはいえ、毎回スマホを開いて記録するのは大変ですよね。
Apple Watchなら、リマインダーや専用アプリを使ってワンタップで記録可能。
- 授乳した時間
- どちらの胸から授乳したか
- ミルクの量
などを記録しておけば、次の授乳の目安がすぐにわかります。
夜中の授乳も、手元のボタン操作だけなのでストレスが少なくなります。

私はぴよログというアプリで記録していました。
手元でサッと授乳の記録ができていたので、ズボラな私でも継続できました。
ぴよログはsiriやスマートスピーカーにも対応しているのですが、赤ちゃんが寝ている時に、音を出さずに記録できるというのが便利でした。
タイマー・アラームで「おむつ替え」「離乳食」の管理

育児は細かい作業の繰り返し。「あれ?前におむつ替えたのいつだっけ?」と時間の感覚が曖昧になりがちです。
そんな時はApple Watchのタイマー機能が便利。
タイマーの使いかかた
- おむつ替えの目安(2〜3時間おき)
- 離乳食を食べさせた間隔
- 昼寝やお風呂の時間
をタイマーでセットしておけば、うっかり忘れを防げます。

普通にキッチンタイマーやスマホでいいよねと思うかしれませんが、
手首でバイブレーション通知が来るので、赤ちゃんを起こさずに確認できるのも嬉しいポイントです。
両手がふさがっていても通知を見逃さない

赤ちゃんを抱っこしていると、スマホを取り出せないことが多いですよね。
そんな時もApple Watchがあれば、LINEや電話の通知を手首で受け取れます。
特に便利なのが音声返信。
LINEの簡単な返事やパートナーへの連絡も、片手で操作できるので「今すぐ返したいけどスマホが出せない…」というストレスを減らせます。

読み取りも正確で子どもが小さい時や、移動中は意外に使いました。
産後ママにおすすめのApple Watch活用法
抱っこしながらでも使える音声入力メモ

赤ちゃんのお世話をしていると、「あ、オムツ買わなきゃ」「小児科に予約入れなきゃ」と思いつくことが多いのに、後で忘れてしまうことってありませんか?
そんな時に便利なのが、Apple Watchの音声入力メモ。手がふさがっていても、Siriに話しかけるだけで買い物リストや予定を記録できます。
→ 「Hey Siri、メモにオムツって入れて」
これだけで忘れ物防止ができるので、育児中のママには心強い味方です。
ウォーキングで産後の運動不足を解消

産後の体力回復には、軽い運動が効果的です。Apple Watchのアクティビティリングを活用すれば、歩数や消費カロリーが一目でわかります。
- ベビーカーを押して近所を散歩
- 抱っこ紐で買い物ついでにウォーキング
- 家の中でできるストレッチ
などでもリングが少しずつ閉じていくのが見えると、達成感がありモチベーションにつながります。

産後の体型変化は誰しもの悩みですからね。
アップルウォッチをつけていると、モチベーションもちがってきます。
深呼吸アプリで一瞬のリラックスタイム
赤ちゃんが泣き止まない時や、イライラしてしまう時はApple Watchのマインドフルネスアプリがおすすめ。
画面に表示されるリズムに合わせて深呼吸するだけで、心が落ち着いてきます。
わずか1分でも「気持ちをリセットできる時間」があると、また赤ちゃんに優しく向き合えるようになります。

マインドフルネスは今ここに意識を向けるという点でも、不安になりやすい育児中におすすめです。
呼吸も深い呼吸をすることで、リラックス効果がありますよ。
Apple Watchを育児に取り入れるメリット・デメリット
Apple Watchでできること一覧(早見表)
できることを一覧表として書いてい置きますね。
利用シーン | Apple Watchでできること | メリット |
---|---|---|
睡眠 | 睡眠の深さ・時間を自動記録 | 睡眠不足を把握し、休む工夫ができる |
授乳・ミルク | タイマー・専用アプリで記録 | 夜中でも片手で簡単入力 |
おむつ替え | タイマーで間隔を管理 | 替え忘れ防止、赤ちゃん快適 |
通知 | LINE・電話を手首で確認 | 両手がふさがっていても安心 |
体調管理 | 心拍数・ストレスの変化をチェック | 無理をしているサインに気づける |
運動 | 歩数・消費カロリーを記録 | 産後の運動不足解消につながる |
気分リセット | マインドフルネス・深呼吸アプリ | イライラや不安を落ち着ける |
メリット|「ながら」で使える・記録が自動化

メリット
- 赤ちゃんを抱っこしながらでも操作可能
- 授乳や睡眠などの記録が自動で残せる
- 体調変化を数値で見える化できる
- 育児の抜け漏れを防ぎ、安心感がある
- 時間管理ができると子どもとの時間も増える

一度、スマホを触ってしまうと、スマホの世界へ行ってしまうというリスクもあるので、アップルウォッチがあることで赤ちゃん自身と向き合う時間の確保ができます。
また、自動で記録してくれるのも手間がなくてありがたいです。
自分、こんなに寝られてないやん!って思うと思いますよ。
産後の睡眠は大事です。
デメリット|バッテリー・コスト・デジタル依存のリスク
ポイント
- 1日〜1.5日に1回は充電が必要
- 本体価格やアプリ利用にコストがかかる
- データに頼りすぎて「数字がすべて」になってしまうリスク
Apple Watchは便利ですが、「すべてを任せる」のではなく、あくまでママの生活を助ける補助ツールとして使うのがおすすめです。

入力をきっちりしないと…、もっと運動しないと…と思ってしまうと本末転倒。
気軽に使える補助ツールとして考えると活用しやすいです。
活用例|ママの1日とApple Watchの使い方
時間帯 | ママの生活 | Apple Watchでの活用 |
---|---|---|
7:00 | 赤ちゃんの授乳 | 授乳記録アプリでスタンプ入力 |
10:00 | おむつ替え | 2時間ごとにタイマー通知 |
12:00 | 離乳食準備 | タイマーで加熱・調理管理 |
15:00 | 散歩 | 歩数・カロリーを自動記録 |
17:00 | 家事・買い物 | 音声入力でメモ作成 |
21:00 | 夜の授乳 | タイマーで授乳間隔を確認 |
23:00 | 就寝 | 睡眠アプリで休息を記録 |
こうして振り返ると、Apple Watchはママの一日を丸ごとサポートしていることがわかります。
どのモデルを選ぶ?産後・育児中ママにおすすめのApple Watch
価格と機能のバランスで選ぶポイント

たくさん種類があるように見えますが、モデルは大まかに分けると3種類です。
- Series(最新モデル) → 健康管理・心拍数・睡眠記録に強い
- SEモデル → 価格が手ごろで基本機能は十分
- Ultra → アウトドアやスポーツに特化(育児用にはオーバースペック気味)
→ 初めてのApple Watchなら「SE」か「Series」の標準モデルがコスパ的におすすめです。

私自身はシリーズ6を使っているのですが、次に買う時にはSEでも良いかなとも考えています。
SEはコスパ高いモデルです。
もうすぐシリーズ11が出るようですね。
モデル名 | 特徴 | 価格帯 | ママ向けおすすめ度 |
---|---|---|---|
Apple Watch SE | 価格が手頃・基本機能は十分 | 約3〜4万円 | ★★★★☆ 初めての人に最適 |
Apple Watch Series | 最新機能搭載・健康管理に強い | 約5〜7万円 | ★★★★★ 体調管理を重視するママ向け |
Apple Watch Ultra | 耐久性・登山やスポーツに特化 | 約10万円〜 | ★★☆☆☆ 育児用にはオーバースペック |
→ コスパ重視なら「SE」、体調管理をしっかりしたいなら「Series」がおすすめです。
セルラーモデルとGPSモデル、どっちが便利?
- セルラーモデル:iPhoneなしでも通話や通知が可能。外出が多いママに便利。
- GPSモデル:価格が安く、iPhoneが近くにあれば問題なく使える。
セルラーモデルならiPhoneを忘れても連絡をとれるなど、メリットはありますが、普段ほとんどiPhoneを持ち歩いているならGPSモデルで十分です。

ランニングをしたい人などを除いて、ほぼiPhoneは持ち歩いてますからね。
1階2階に行っても
おすすめのバンドは?育児中に使いやすい素材

育児中は水や汚れがつきやすいので、以下の素材が安心です。
育児中のおすすめバンド
- スポーツバンド(シリコン製):防水・汚れてもサッと洗える
- スポーツループ(ナイロン製):軽くて通気性が良い
- 金属製・レザー製は汚れやすいので日常使いには不向き

でもガラッと気分を変えたいときには、お出かけの時にレザーや金属にするとテンション上がります(笑)
アップルウォッチは産後の仕事復帰時にも使える!
育休明けポンコツ。ワーママになってから仕事ができなくなった?その原因と対処方法という記事でもお話しているのですが、産後に仕事復帰の時のママはタスクが多くなります。

あれ?そんなに覚えられない!覚えること多すぎない?
と焦った時が私にもあったんですが、アップルウォッチも含めて対策をすることで、何とか乗り越えました(笑)
仕事でつかる機能
スケジュール管理
リマインダー機能
メモ機能
まとめ:Apple Watchは「ママの心と体の味方」

産後の育児生活は、ママの体調と心のバランスを崩しやすい時期です。
Apple Watchがあれば、
- 睡眠・心拍数をチェックして「無理していないか」を把握できる
- 授乳やおむつ替えの記録が簡単になり、負担が減る
- 両手がふさがっていても通知を逃さず安心できる
- 授乳やおむつ替えの記録、タイマーで育児サポート
- 音声メモや通知機能で、忙しい毎日を効率化
- 産後は仕事にも活用できる
というメリットがあります。
もちろん、充電やコストなどのデメリットもありますが、それ以上に「見えない頑張り」をサポートしてくれるのが最大の魅力です。

ママが自分を大切にすることは、赤ちゃんにとっても一番の幸せにつながります。
Apple Watchを味方につけて、産後の体調管理と育児を少しラクにしてみませんか?
産後のママにとって、Apple Watchは「手軽に体調を見守れるパートナー」です。
無理をしがちな育児期だからこそ、Apple Watchで「自分をケアする時間」を作ることが、赤ちゃんにも家族にも良い影響を与えます。