赤ちゃんって勝手にねむるイメージでした。
夜泣きで眠れないことって予想以上につらいですよね?
「なんで寝てくれないの?」
「眠いなら寝たらいいのに」
「夜泣きっていつまでなん?」
と、私も思っていました。
そんな時に知ったのが「夜間断乳」でした。
男の子二人を育てる中で、二度の夜間断乳を経験しました。
開始する時期や、赤ちゃんの気質も違う中でどのように進めたのかをご紹介します。
注意点もあるので、夜間断乳を進める一助にしてください!
夜間断乳をするにあたって参考にした書籍
まず、私は本で情報収集を実施しました。それがコチラです。
この本を参考に生活リズムを整えていきました。
実践して感じたことはいきなりおっぱいなし!ではなく、準備が大事!!ということだと思いました。
この本には
- 月齢ごとのタイムスケジュールの目安
- 寝るまでの環境設定やスキンシップの重要性
- 泣いたときにどのように対応すればよいのか
- 寝言泣きとは?
- 習慣化すること
などの赤ちゃんの睡眠について実践できる具体的な行動が書いてあります。
わかりやすい言葉で書かれているので、非常に参考になりました。
赤ちゃんの睡眠の不思議をわかりやすく解説してくれている本だと思います。
夜間断乳とは
夜間断乳とは夜間の授乳をやめることです。
「いつからできるの?」「やり方は?」「コツは?」
私自身もハテナ?がいっぱいの中、試行錯誤で進めました。
その結果、子どもは長い時間眠るようになり、「眠れるって最高やん!」と生活の質が爆上がりした思い出があります。
ただ注意点もあるのでメリット、デメリットをまとめていこうと思います。
夜間断乳のメリット
- ママの寝不足を解消
- 赤ちゃん自身も深い睡眠がとれる
- 虫歯リスクが減る
- 卒乳がスムーズ
最も大きなメリットは赤ちゃんが寝てくれることで、ママの睡眠が確保できるということだと思います。
本当にしっかり眠れるのと細切れでの睡眠では疲労感が全く違います。
終わりの見えない中で、夜に泣きながら過ごしたママは多いのではないでしょうか。
夜間断乳のデメリット
急に授乳がなくなることでの乳腺炎のリスクがあります。
私も一人目の時は夜間に胸が張っていたくなってしまった経験があります。
特に母乳が良く出るママは要注意です。
事前に助産院や母乳外来に相談するという手もあります。
また、夜間断乳は赤ちゃんによっては大きなストレスとなることもあります。
その分昼間や寝る前のスキンシップを増やして赤ちゃんのメンタルに配慮する必要があります。
一般的に月齢はいつから?夜間断乳を始める目安とは
夜間断乳はいつから始められるという明確な基準はないようです。
一般的には1歳を過ぎてからスタートする場合が多いです。
離乳食が3回食となり、栄養や水分をしっかりとれるようになってからの方が安心ですね。
また、成長や発育が順調で、成長曲線に沿って体重がしっかり増えていることも始める目安といえます。
夜間断乳を実施するコツ
実施する時期を見極める
断乳のほかに、生活に変化のある時期は避けた方が良いと思います。
例えば保育所への入園と同時期に実施してしまうと、環境の変化がダブルパンチとなり、うまくいかないことが多いからです。
私も保育所に入る2か月前に実施しました。
また、実施しようと思ったときに子どもが少しだけ鼻水がでていて断念した思い出があります。
体調も万全の時が良いでしょう。
代用品のお茶や白湯を用意
参考にした書籍によると寝言泣き(眠っているけれど、寝言で泣いている状態)もあるようなので、泣いたらすぐにあやしたり、水分を与えるというよりかは、少し様子を観察することも必要だとは思います。
でも完全におっぱいが欲しくて泣いている場合は代用品の水分を与えて乗り切りましょう。
他の家族に寝かしつけを頼む
ママはおっぱいの匂いや感触があるので、パパに寝かしつけを変わってもらうということも必要かもしれません。
しかし、これは普段から行っていないとパパも赤ちゃんも困惑してしまうので、初期から寝かしつけはママばっかりの状態から抜け出しておいた方がスムーズかもしれません。
無理そうなら仕切りなおす
3日間やってみて泣き止まないなら仕切り直しが良いかと思います。
赤ちゃんによってはm何時間も泣き止まないこともあるようです。
3日たっても泣く時間が短くなるなどの変化がない場合は、赤ちゃんのタイミングじゃなかったのかもしれません。
数か月で大きく成長する赤ちゃんですから、少し期間をあけて再チャレンジしたほうが良いです。
抱っこして歩く
抱っこして5分歩くと泣き止み、半数が寝つくと聞いたことないですか?
さらに5分~8分抱いてからベッドに寝かせると起きずに眠るということが研究で実証されているようです。(参考:理化学研究所)
これは輸送反応と名付けられています。
動物的な本能の中で母親に運ばれるときは静かにしておくということが身についているんですね。
おとなしくなることで母親を助けている原始的な愛着行動であると位置づけられているとのことです。
赤ちゃんなりに助けてくれていると思うと、愛しいですね。
長男の8か月からの夜間断乳体験記
なぜ8か月で実施したのか。
一般的には1歳以降で実施する方が多いという夜間断乳。
なぜ長男は8か月で実施したのかというと、ずばり、10か月で仕事復帰が迫っていたからです。
長男の時には育休が1年半の延長しか認められない時期でした。
そのため、保育所に入所するには入園を早めるしかありませんでした。
仕事をしていたら、夜はしっかり眠らないと体力的に無理だと感じました。
仕事復帰後も何とか出来たのは、この夜間断乳が成功したおかげだと思っています。
それに加えて長男は離乳食もしっかり食べて、5か月で10kg越えの大きな赤ちゃんだったからできたのだと思います。
私も初めての子育てで、職場復帰が迫り、正直「早く通して寝るにはどうすれば?」と焦っていた結果8か月で実施しました。
経過と結果
1日目はギャン泣き。
それでも、30分~1時間程度で眠りにつきました。
頻度は2時間に1度くらいのペース。お茶も拒否して飲まずでした。
2日目は1日目よりも夜泣きの頻度、時間とも大幅に減少。
30分以内程度で泣き止んでいました。落ち着いてお茶も飲んでいました。
3日目、数回起きそうになるが寝言泣きレベルで自ら睡眠の世界へ。
4日目以降は8時から6時までしっかり眠るようになりました。
長男の時には順調な夜間断乳成功でびっくりしました。
夜にしっかり寝てくれるのは、その後の仕事への影響も大きかったです。
次男は1歳以降で実施
次男の場合は1歳以降で実施しました。
1歳になっていたためか、夜間はもともと1回か2回程度の授乳回数でした。
長男の時に学んだ、赤ちゃんの月齢別の活動時間を、できるだけ守っていくと生活リズムが、かなり整ったように感じます。
1歳以降のため、なんとなく言葉でも「夜におっぱいをやめるよ」ということは伝えていました。
そして次男の時には夫をフル活用し、夫にしっかり寝かしつけを頼みました。
1日目から夫の寝かしつけでも、すぐに眠りにつくことができ、その後もおっぱいを欲しがることなくあっさり夜間断乳は終了しました。
小食で離乳食はそんなに食べてはいませんでいたが、やはり月齢の違いは大きいなと感じました。
次男のような小食で甘えたの気質の場合は、8か月で実施していたら無理だったかもしれないと感じます。
やっぱり赤ちゃんによって適正時期があるのですね。
まとめ
今回は夜間断乳のコツや経験談をご紹介しました。
仕事復帰があるのに寝てくれない!と焦って夜間断乳をすすめた長男の時が今では懐かしいです。
ただ、その時には本当にただただ、眠りたかったんですよね。
「今」子供が寝ないで困っているという方は是非、書籍なども参考にしながら実施してみて下さい。
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