

指示を出さないと動かない…
自分ばかり負担が多いけど、あきらめてしまっている…
こんな風に家事分担で悩むママは多いですよね。
根本的に女性側が働く時間をあえて減らして、家事にあてているという現状が日本社会では多いです。
そんなモヤモヤを抱えるママにお届けする、ケンカにならないための家事分担方法をお届けします。

我が家は、正直いまでは家事をほぼ共有化して、不満もほとんどない現在です。
しかし、最初の方は我が家でも家事がお互いの負担になっていたように感じます。
なぜ共働き家庭で家事分担はうまくいかない?
根本的に「時間がない」これにつきると思います。
それに加えて、一人では何も思わずにこなしていた家事が、二人でやろうと思うと途端に不満が噴出なんてこともありますよね。
その原因を詳しくみていきましょう。

平等にやろうと思ってもどこか不満が溜まってしまうのが家事ですよね。
私も結婚当初私が食事を作るのが、自分の中でも、夫の中でも当たり前になっていた時がしんどかったですね。
原因は「見えない家事」と「意識のズレ」
不満に思う原因
- 見えない家事(名もなき家事)が片方に偏る
- 忙しさの感じ方が違う(通勤時間・仕事内容の差)
- 夫が「頼まれればやる」スタンスだと妻の不満が募る
最近でも「名もなき家事」が話題になったのをご存じでしょうか?
家事は炊事、洗濯、掃除だけではないんですよね。
詰め替えを詰め替える手間や、物を管理するための仕組みづくり。
普段掃除しないところを掃除する、食べ物が腐らないように使い切るための献立作り…
など挙げたらきりがありません。

家事をやったことがない場合、やってみないと気づけないことっていっぱいあります。
そのため、どちらかというと男性の方が、その名もなき家事に気づきにくいということが多いですよね。
男性の中には、そもそも家事をやらなければいけないものだという認識がない人もいます。

この認識の人は正直論外だと感じてしまうんですが、いつまでもママがやってくれていたからと親からの自立ができていなかったのかなと感じます。
育った家庭環境によっても、家事への認識はかなり違うということを頭に置いておきましょう。
喧嘩しないための家事分担ルール5選
家事は毎日のことだからこそ、不満もたまりやすく、夫婦間で喧嘩の原因になることもあります。
でも、疲れているんだからお互いにケンカをしたいわけではない。
そんな時、家事の分担について具体的にはどうすればよいのかをみていきましょう。
1. 家事の「見える化」をしよう

どちらかが不満に思っているという状況が一番よくありません。
意外に相手が担っている家事は見えにくい物ですよね。
✅ なぜ大事?
見えないから不満が溜まる。まずは現状把握!
✅ おすすめ方法
おすすめの方法を表に書き出してみました。
方法 | ツール例 | ポイント |
---|---|---|
紙に書き出す | 家事リスト表 | 子どもも巻き込める |
アプリで共有 | TimeTree, カジメモ | 予定に組み込めば忘れにくい |
Googleスプレッド | 共同編集可 | 客観的に管理できる |

この中で我が家ではTimetreeアプリを使って、予定や買い物リストを共有していますよ。
また、ある程度年齢の上がった、子どもにも役割を与えることで、家事はみんなで行うものだということを早期から教育していきたいと思っています。
最近ではお手伝いという宿題が学校からでることもあります。
ただ、名称はお手伝いではなく「助け合い」とかにして欲しいです(笑)
2. 担当制&ルール化で「言わなくてもやる」を実現

家事の指示を出すばかりで、それがストレスすぎて爆発しそうなことないですか?
「言わなくてもやって」というセリフを言わされるストレス。
そして徐々にそれすらいえなくなり、自分でやっちゃうストレス。
我が家ではほとんどの家事は共有しています。
そのため、担当制にはしていないのですが、家事レベルが上がっていない最初の方は担当制にしたほうがスムーズです。
家事内容 | 担当 | 頻度 | 補足 |
---|---|---|---|
ゴミ出し | 夫 | 火・金 | 朝出勤前のついでに |
洗濯&干す | 妻 | 毎日 | 取り込みは夫が対応 |
料理 | 妻 | 平日夜 | 土日は交代、調理キット活用 |
風呂掃除 | 夫 | 毎日 | 子どもと一緒に入って対応 |
このように分担表をつくればどの家事がどのくらい誰が行っているのかが明確になります。
しかし、ここで気を付けたいのは、ゴミ出しはやっているけど、その前にゴミがないか確認してまとめるという作業があります。
こういったことをせずに、ただゴミ置き場へゴミを持っていくことをゴミ出しとしてしまうと、ママの不満は貯まります。
ゴミ出しの範囲を言語化して再確認することも必要かもしれません。

正直、我が家の夫は気が利くタイプ。
そのため、そこまでの言語化は必要ありません。
しかし、人によってはそこまで言語化する必要があるのか?と思うことまで言わないとわからないことがあるので、夫の特性を良く見極めましょう。
一度共通認識として、こういった名もなき家事についての本をお互いに読んでみるのもおすすめです。
3. 感謝と改善の「家事会議」を月1回開催

会議としてしっかりディスカッションするのもありだと思います。
会議の時には言えるという心の安定にもつながります。
会議は大げさだな~と言う人には、不満が貯まる前に会話の中で、サラッと聞くという方法もあるので、好きな方法でよく話すことが大切だと感じます。
✅ 家事会議テンプレ
- 良かった点:「今月ありがとうと思ったことは?」
- 気になる点:「やってほしかったことは?」
- 来月からの工夫:「もっと楽にできる方法ある?」
4. 家電・サービスに投資してストレス軽減

共働きが最も投資すべきストレスを軽減させるための家電やサービスかもしれません。
なぜなら、それをすることによって、お互いに余裕が生まれるからです。
余裕がないと人は人には優しくできませんよね。
お助けサービス
- 食洗機 → 洗い物の時短に
- ロボット掃除機
- 時短調理キット
- 家事代行(例:タスカジ、CaSy)

我が家ではロボット掃除機も、ドラム式洗濯機で乾燥まで行うことも、食洗器も導入しています。
生協などの調理キットも利用することもありました。
とにかくやらないことを決めるとお互いが楽になります。
DEEBOT N8 PRO+口コミ 評判は?メリットとデメリットをリアルに解説
【楽するために家事でやめたこと】できるだけ楽に・効率よく暮らしたい私の家事削減術。これをやめたら劇的な効果があったと感じた5選
5. 価値観のすり合わせで不満を減らす
話し合うべきこと
- 家の清潔度に求めるレベル
- 時期的に、家事と仕事、どちらを優先する?
- 子育て中の分担どうする?
一番大きな不満になる原因は価値観が夫婦間で違うということです。
掃除をしているからOKと思っていても、相手は不満に思っていることも…。
ただ、じゃあ掃除の質が不満ならどこが不満なのか、どの程度ならOKかを確認して現状の家事と照らし合わせてどちらがやるか決めちゃいましょう。
そして、子どもと遊んでいるのを休んでいると思ってもらっちゃあ困るよねという話も大事だと思います。
子どもとの遊びは修行に近い。
それなら家事をしている方が良いという人も多いです。
また、仕事が時期によって忙しくなるというのも理解できます。
そのため、いつまでは仕事を優先したい、でもそれを過ぎたら家事ももっとできるなど期間を限定するという手もあります。

私は第一子出産後5年間は保育所の送迎をほぼ一人で担いました。
5年間やったんだから、次はあなたも週二回は送迎をするように交渉しましたよ。
家事分担に成功した夫婦の体験談
Aさん(30代子2人)
家事ボードでみえる化してから、夫が率先して動いてくれるようになった
Bさん(40代子あり共働きフルタイム)
夫婦ともに掃除が嫌い。掃除だけは外注するって決めたら、平日がめちゃくちゃ楽になって、ケンカしなくなりました。

このように何か一つ変えてみることで、家事分担がスムーズにいくケースも多いですよね。
私も保育園送迎を週2回でも分担したことによって、残業もできるし、家事もスムーズに回るようになった経験があります。
まとめ|共働き家事は“助け合い”と“見える化”がカギ
家事がケンカの原因にならないようにするには、様々な工夫ができることが分かったと思います。
家事分担まとめ
- 家事をリスト化して「見える化」した?
- 分担ルールは家庭に合ってる?
- 定期的に話し合ってる?
- 家電やサービス、使ってる?
- 理想の家庭像を共有できてる?
喧嘩の原因は“家事そのもの”ではなく、“やってくれない不満”です。
だからこそ、「わかりやすさ」「仕組み化」「感謝」の3つがカギ。

すり合わせの作業を怠ると、急に噴火することがあるので注意です。
そしてあくまで客観的な事実を確認して、二人が楽になるにはどうするか?という共通認識の下、話し合いができれば、きっと良い暮らしができると思います。
家事分担がしんどくて夫とケンカになってしまうという人は、試してみて下さいね。