

「転職したい気持ちはあるけど、今じゃない気がする…」
「子どもが小さいうちに動くべき?それとも大きくなってから?」
ワーママの転職で、いちばん多い悩みが「タイミング」です。
仕事のことだけを考えれば今すぐ動きたい。
でも、子どもの年齢や生活リズムを考えると、不安が先に立ってしまう。
実際、「転職したいけど、いつが正解かわからない」と立ち止まっているワーママは本当に多いです。
結論から言うと、
ワーママの転職に“絶対に正解の時期”はありません。
ただし、子どもの年齢ごとに「転職しやすいポイント」と「注意点」は、はっきり存在します。
この記事では
・子どもの年齢別に見た転職のタイミング
・それぞれのメリット・デメリット
・後悔しないために知っておきたい考え方
を、3度の転職経験があるワーママ目線でわかりやすく解説します。
ワーママの転職は「いつ」が一番悩まれる理由

子どもが小さいほど、不安要素が多い
ワーママが転職を迷う最大の理由は、
「仕事以外に考えることが多すぎる」からです。
- 保育園に預けたばかり
- 子どもがよく体調を崩す
- 時短勤務が使えるか不安
- 新しい職場で迷惑をかけないか心配

独身や子どもがいない頃の転職と違い、「自分だけの問題じゃない」ことが、決断を難しくしますよね。
今の職場を辞める不安も大きい

一方で、こんな気持ちもありませんか?
- 今の職場は融通がきく
- 人間関係は悪くない
- でも、このまま何年も働き続けるのは正直きつい
「辞めたい理由」はあるのに、
「辞める決定打」が見つからない。
だからこそ、
“いつ転職するのが一番ダメージが少ないのか”
を知りたくなるんですよね。

人間は元々現状維持バイアスと呼ばれる、今の現状を維持しようとする生き物です。
そのため、変化することに大きな不安を抱えるというのは、生物として当然です。
【年齢別】ワーママ転職のベストタイミング

ここからは、子どもの年齢別に、転職の特徴を見ていきます。
メリット、デメリットも一緒に箇条書きで羅列していきますね。
0〜1歳|育休中・育休明けすぐの転職

特徴
- 育休中、もしくは復帰直後
- 子どもの生活リズムがまだ不安定、体調不良にもよくなる
メリット
- ブランク期間として扱われにくい
- 若手扱いされやすい場合もある
- キャリアを止めずに再スタートできる
デメリット
- 保育園に入れたばかりで体調不良が多い
- 自分自身も生活に慣れていない
- 情報収集する余裕や面接の時間が限られている
向いている人
- 育休中にしっかり準備できる人
- 子どもが健康体で風邪をひきにくい体質の人
- 在宅・柔軟な働き方を希望している人
この時期の転職は「勢い」ではなく、
条件をかなり絞って探すことが重要です。

一見、時間もあるし、育休中に転職してしまおう!って思うんですが、案外時間がありません。
そして、初めての育児の場合は育児に対して精一杯と言う方も多いかもしれませんね。
今は看護休暇を入職後すぐにとることができるようになりましたが、それでも足りないということは起こってくるのではないでしょうか。
2〜3歳|保育園生活が少し安定する時期

特徴
- 保育園に慣れてくる
- 親も生活リズムをつかみ始める
メリット
- 転職活動の時間が取りやすくなる
- 時短勤務に理解のある職場を探しやすい
- ワーママ転職では比較的動きやすい時期
デメリット
- イヤイヤ期で親子ともストレスが溜まる時期
- 求人選びを間違えると負担が一気に増える
向いている人
- 今の働き方に限界を感じている
- 時短・残業少なめを重視したい
「今より楽になる転職」を目指すなら、
この時期はかなり現実的です。

子どもと一緒に過ごすことに慣れはでてくるんですが、2歳ころはイヤイヤ期との重なりがあります。
これは子どもの性格によってもかなり負担感が違うので、慣れてきて、イヤイヤ期もそれほどストレスになっていないとなるとそろそろ転職をしても良い頃かもしれません。
4〜5歳|年中・年長のタイミング

特徴
- 子どもがだいぶ自立してくる
- 小学校入学を意識し始める時期
メリット
- 親の負担が少し軽くなる
- フルタイム復帰を考えやすい
- キャリアアップ転職も視野に入る
デメリット
- 小1の壁を見越した準備が必要
- 入学前後の環境変化に注意
向いている人
- キャリアも大事にしたい
- 小学校以降を見据えて働き方を整えたい
「小1の壁をどう乗り越えるか」を前提に
転職先を選ぶことが重要です。

個人的には私もこの時期に転職をしたことがあるんです。
風邪を圧倒的に引きにくくなるので、その点では時期が良かったと感じました。
ただ、この辺りから小1の壁対策を十分に考えておく必要性があるので、その点だけは吟味しましょう。
引っ越しと一緒に転職というのも、行いやすい時期ではあります。
小学校入学前後|いわゆる「小1の壁」

特徴
- 学童・登校時間・長期休み問題が発生
- 親のサポートが必要な場面が増える
メリット
- 子どもの生活リズムがある程度安定
- 親自身も見通しが立てやすい
デメリット
- 学童の預かり時間が短い
- フルタイムだとかなり大変
向いている人
- 在宅や柔軟な勤務形態を希望
- 働き方を大きく変えたい人
この時期は「職種・働き方選び」がカギになります。

小1からの転職は、子どものストレス耐性によっても時期を選ぶ必要はあります。
そして、保育園の頃よりも親の負担が増えたという声も多いので、預かり時間の確認や学童の利用方法しっかり確認しておきましょう。
そして、自分の働き方を大きく変えていきたいという時におすすめの時期ですね。
年齢別|転職するメリット・デメリットまとめ

子どもが小さい時期に転職するメリット
ポイント
- キャリアのブランクが短い
- 働き方を早めに整えられる
- 1歳でも若い時の転職条件となり、転職市場でも受け入れられやすい
- 今頑張れば、長期的に見て楽になる可能性が高い
子どもが大きくなってから転職するメリット
ポイント
- 子育ての体力的な負担が減る
- 学童や、子どもの性質によっては条件の幅が広がる
- 二人目、三人目の時期などが考えやすく、ライフプランがたてやすい
- 長期的に働いていく気持ちで転職をうすることで、キャリア重視の選択がしやすい
どの時期でも共通する注意点
転職となるとどの時期であっても意識しておきたいことがあります。
それは…
- 「今より楽になるか?」を基準に考える
- 条件を欲張りすぎない
- 情報収集は必ず複数サービスで行う

今よりしんどくなる転職を望んでいる人はいませんよね。
今が限界と言う人にとって、現状を変えていく手段として転職はおすすめできます。
この時のポイントが情報収集の大切さです。
ワーママが「転職しやすい人・しにくい人」の特徴
ワーママの転職では悩みすぎても、前に進めなくなる時があるので要注意です。
転職がうまくいきやすいワーママ

ポイント
- 条件に優先順位をつけている
- 完璧を求めすぎない
- 転職サービスをうまく使っている

時間がないからこそ、効率よくサービスを使って情報を集めるべきです。
そして、自分の本当に大事なものは何なのか?何を優先するのか?この疑問の答えを探してください。
うまくいきにくいワーママ

ポイント
- すべての条件を叶えようとする
- 1人で抱え込む
- 情報不足のまま動く

すべてがそろっているような、キャリアを持っていたら別かもしれませんが、なかなかそんな求人もなければ、自分自身のキャリアも築けていないことが多いです。
そのため、何ができるのか、できないのか明確にして優先順位をつけていく必要がありますよね。
人と話すことでも、自分の立ち位置が見えてくる場合も多いです。
キャリアで悩む場合には、キャリアコーチングという手もあります。どのサービスも無料カウンセリングを受けられるので、一度受けてみると視点が変わるかもしれません。
おすすめキャリアコーチング
年齢別|おすすめの転職活動の進め方

ワーママの転職は、
1社だけで探すのは正直リスクが高いです。
そのため、サービスは併用するのが基本です。
自分の条件に合わせたエージェントをいくつか登録してみて、求人情報を得ていくというのが得策になります。

そして、自分の地域にはどういた求人があるのか、自分の条件に合う求人で、自分のキャリアにあった職場を探すという流れになります。
育休中・時短希望の場合
- 在宅・時短に強い転職サービスを使う
- 非公開求人を狙う
フルタイム継続を目指す場合
- 正社員向けエージェントを併用
- 条件交渉をプロに任せる
在宅・柔軟な働き方を探す場合
- 働き方特化型サービスを活用
- 求人の「実態」を確認する
ワーママ転職で後悔しないために知っておきたいこと

焦って決めると起きやすい失敗
- 思ったより忙しい
- フォロー体制がない
- 子育てへの理解が表面だけ
転職前に必ずやっておくべき準備
- 条件の優先順位を明確にする
- 家族と働き方を共有する
- 転職後の1日の流れを想像する
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
ワーママが転職する時に後悔する理由と後悔しないために重要なこと。
ワーママに合う転職サービスの選び方

ワーママの転職は、
1社だけで探すのは正直リスクが高いです。
- 時短・ワーママ特化型
- 正社員・キャリア重視型
- 在宅・柔軟勤務に強いサービス
最低でも2〜3社を併用し、
「今の自分に合う求人」を見極めましょう。
まとめ|ワーママの転職は「いつ」より「どう働きたいか」が大事

ワーママの転職に、
「この年齢なら絶対に成功する」という正解はありません。
育休中でも、保育園に慣れてからでも、小学校入学前後でも、それぞれの時期にメリットと注意点があります。
大切なのは、
「今が早すぎるか遅すぎるか」を悩み続けることではなく、今の自分と家族に合った働き方を考えることです。
子どもの年齢を理由に、「まだ無理」「もう少し我慢しよう」と自分を後回しにしていると、気づいたときには何年も経ってしまうこともあります。
一方で、働き方の軸さえ決まっていれば、どのタイミングで動いても、後悔しない転職は十分に可能です。
ポイント
- どれくらいの時間働きたいのか
- 何を一番大事にしたいのか
- どこなら妥協できるのか
まずはこの3つを整理するところから始めてみてください。
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