育休明けの仕事復帰楽しみ!とか思っている人はほぼいないのでは?と思います。
育児と両立できるのか?
本当に生活は成り立つのか?
どれくらい頑張ればよいのか?
春から復帰するママの中にはこんな不安の中で押しつぶされそうな人もいるかもしれません。
正直、完璧に仕事や家事をこなして、育児にも全力投球なんて、体力が1億%増えない限りは無理です。
だからこそ、ある程度自分の心の持ちようで、なんとかなっているよね!というところで納める方が楽に生きられます。
自分を「楽」にするためには、頑張りすぎないことも必要だと2回の育休復帰から学びました。
そんな私の考える育児休業から復帰する時の心づもりを紹介します。
家事は育休復帰前に効率化と分担の練習を!
育休中だからと家事を一手に引き受けて頑張っていませんか?
確かに、仕事復帰までは家にいる時間が長いかもしれません。
しかし、それは決して休んでいるわけでもなく、育児をしながらなんとか頑張っている状態ですよね。
正直、それに気づいている夫は少ないのです。
休んでいるんだから、家事は妻の仕事ととらえている人の方が多いです。
周りの男性陣でそんな話をしている人がいたら、妻の代わりに軽蔑の眼差しを向けて下さい(笑)
家事、育児、仕事の中で一番効率化できるのは、家事です。
効率化することで、夫の家事へのハードルも下がります。
「食洗器へ入れるだけなら、できそう」「乾燥機までまわせばいいならできそう」「簡単な料理ならできそう」
と思わせて、育休復帰までにぜひ夫との家事の役割分担をしましょう。
話し合うだけでなく、実践として育児休業中にやってもらうことが大切だと思います。
なぜならやってみなければわからないからです。
家族とワークライフバランスについて話し合うことが大切
子どもを産んだら周囲の人も、夫も、自分ですら女性が仕事をセーブして家事、育児をこなしてくれると思っている傾向にあります。
そのため、自分がどのように働きたいのか、夫の働き方を変えることも可能なのかを話し合うべきだと感じます。
私も一人目の時は、なぜか自分が保育所の送迎や夕食づくりをすべて担うことに何の疑問も持っていませんでした。
職場にも恵まれていて、当たり前のように配慮してくれました。いい意味でも悪い意味でも。
しかし、二人目で落ち着いて考えると「この五年私だけが仕事をセーブするのっておかしくない?」という疑問から保育所送迎の分担を考えなおすきっかけになりました。
夫もそれに納得し、仕事を調整してお迎えを分担できたのです。
話し合ってみて「あ~言ってみないと、どうなるかはわからないんだな。」と実感しました。
ちょっと5年間のことを考えると「できるんかい!」とも思いましたが…。(笑)
保育所の送迎がない日には、残っている仕事を片付けることもできるようになり、かなり負担軽減になりました。
あきらめずに話し合ってみることの大切さを知ったのでした。
お互いに話してみないとわからないことがありますよね。
仕事とプライベートを切り替えるスイッチを持って
なぜか、仕事の時には家庭のことを、家庭では仕事のことを考えてしまうことがあります。
そうなるとどちらも中途半端だと感じ、辛くなってしまうんですよね。
そのため、仕事の時間は仕事に全力投球、家庭では仕事のことは一旦置いておきましょう。
と言っても、実践するのは難しいときもありますよね。
特に子どもが連続で熱を出して、休んだ時なんて仕事のことで頭がいっぱいなんてこともあります。
どちらも頑張っている証拠なので、できることを淡々とこなしていきましょう。
できることしかできません。
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仕事はマミーブレインの対策を!
マミーブレインってご存じですか?
マミーブレインとは「記憶力の低下」「集中力の低下」などが起こる症状です。
医学用語ではありませんが、産後のママに起こる現象として知られています。
最近の研究では7%脳が委縮するともいわれています。
7%はマジでやばいですよね。
実感としては…、マジで起こります(笑)
復帰したらポンコツ中のポンコツになっていた私が言うので間違いありません(笑)
産後は寝不足も重なり、かなりパフォーマンスが落ちている状態と思ってよいでしょう。
産前はタスクなども、覚えていられたのに、産後全く覚えられなくなり、タスクを期日までにやってないことが続きました。
普通に怒られました…汗
あかん、これはあかん…。
と思い物理的に対処するように心がけるようになりました。
メモやアップルウォッチを活用
自分の記憶力を過信せず、物に頼ることを推奨します。
アップルウォッチのリマインダー機能を使うと、タスク管理も楽になるので持っている方は活用しましょう。
意識的にメモに残すようにすることで、自分の思考が整理され、タスクを忘れてしまうこともなくなります。
2度目の育休復帰の時には、しっかりしないと!と最初から仕事のタスク管理方法を見直しました。
ポンコツではありましたが、それによって、かなり物忘れ対策になったと感じましたよ!
デスクの整理整頓を心がける
デスクはきれいな方ですか?
デスクが散らかっていると、失くしものや探し物が増え時間を取られるため、整理整頓をしましょう。
綺麗なデスクで朝から仕事をする方が効率的です。
ついでに、可愛めの付箋などでテンションをあげると心も満たされます。
誰かへのお礼や伝言も、可愛めの付箋を使うと印象がよいこともあります。
ホッと一息つけるようなグッズを周りに置くと、心も落ち着いてきますよ。
自己否定ばかりせず、今できていることに目を向ける
ワーママの幸福度は専業主婦より低いというデータがあるんです。
一生懸命働いて、育児、家事をして暮らしているのに幸せでないなんて悲しいですよね…。
幸福度は自分の価値観にも左右されるため、自分のできていないところに目を向けるとさがってしまいます。
まずは、仕事、家事、育児を一生懸命こなそうと奮闘している自分を認めてあげて下さい。
多少できないことがあるかもしれない…、でもそんな自分でもいいじゃないかと思えるようになると良いですよね。
それに、何度でも選びなおす自由があるわけです。
人生は自分の選択で成り立っているので、いつからでも自分が大切だと思う基準で選びなおすこともできます。
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復帰後頑張りすぎてしまうと…
その頑張りは続けられるか?
流行りのSDGs的な観点ですね。
その頑張りは持続可能な資源なのか?問いただしてみることも必要です。
また、自分が頑張りすぎることで、今後育休を取ることになる人にも同じような負担を強いることがないのかという視点も持ちましょう。
私は最初の育休復帰後、ポンコツになってはいましたが、それなりに頑張って働いていました。
すると仲の良い新婚の後輩から「きっとはるかさんのようには働けないから、子どもを持つなら転職しようと思う」という話をされたことがあります。
私的には「え~!」と思ったのを覚えています。
確かに時短なのに残って仕事を片付けたり、休日に勉強会に参加したりすることもありました。
そのため、後輩もプレッシャーに感じていたのかもしれません。
私は良かれと思っていたことも、悪い方にとらえられることもあり、正直ショックでした。
私もそんな働き方をやってはいたものの、続けられるか?という疑問もあったので、働き方を見直すことにしました。
就業時間内に、自分のできることを全力でやるスタイルにシフトチェンジしていくことで、自分なりの働き方を見つけられた気がしました。
それから転職などを経ても、定時で帰るキャラとして定着していたと思います(笑)
まとめ
今回は春から仕事復帰のママにむけて、楽にするためのヒントと頑張りすぎないための心の持ちようを紹介しました。
復帰する時には、以前のようにスムーズに働けないことも多いです。
自分自身の能力も下がってしまったと感じることもあります。
その時期を乗り越えれば、また新たな自分の働き方がみえてくる時期が来ると思います。
人生頑張り時はあるとは思いますが、頑張りすぎて体調を崩すことがないようにメンテナンスはしていきましょう。
そのためには気負わず生きたいですね。
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