一人暮らしと、家族でくらす場合を比べると単純に物が増えますよね。
特に子どもが一人増えるたびに、大人だけの時よりもはるかに物は増えるのです。
おもちゃやレジャー用品、食器や文房具…。
管理しきれない物を持って、家が荒れてしまっている…という方も多いのではないでしょうか。
私も物が多く、よく探し物をしていました。「この服どこ?」「はさみはどこやった?」と。
探し物をしている時に思ったのが、一日に5分探し物をしていたら5分×30日で一か月に150分を無駄にしている…
150分あったら映画も観られるし、家事だってはかどる。
私はなんてもったいない時間の使い方をしているんだろう。
そう思ったことをきっかけに、できるだけ「物を管理する時間を減らしてシンプルに暮らす」ということを目標にしました。
シンプルライフを目指す私が物の管理のコツを紹介したいと思います。
物を減らすのが第一歩、断捨離のコツ
物を管理する時に立ちはだかる壁。そう「断捨離」です。
物が管理できない時はシンプルに物が多いのです。
減らすことで頭の中も、部屋の中も整理され、すっきり暮らせるようになります。
私が断捨離するときの方法、捨てる時の基準を紹介します。
場所を限定的にしてから取り掛かる
「どうせやるなら一度に部屋全体をきれいにしよう」と思っても絶対にできません。
そのため、「今日はこの引き出しだけ」「今日は子どもの夏服だけ」など断捨離する場所を限定して取り掛かることが大切です。
最初に挫折してしまっては「断捨離で得られるスッキリ感」を得られないので、自分が取り組みやすいところから断捨離するのがおすすめです。
迷う物はいったん保留
捨てようか迷う物は保留でOKです。
迷っている時間に他の物を捨てられます。
服であれば一度着てみてから判断しても良いでしょう。
雑貨であれば飾ってみて、しっくりくるかどうかを判断する。
時間を置くと意外に「もういいか」と捨てられるようになることがあるのです。
人のものは勝手に捨てない
これは意外にやってしまう人もいるかもしれません。
例えばこどもの作った紙飛行機や作品、夫の服やもういらないかなと思う物でも、判断は家族に任せています。
それにより家族の断捨離能力も向上していきますし、勝手に捨てられると家族であっても嫌な気持ちになります。
それでは物が減らないんじゃないか?と思われるかもしれませんが、「ここに入るだけ」と収納場所さえ決めていれば、子どもも夫も時が来たら「これはもう捨てよう」と行動に移すようになります。
こどもは写真を撮ってあげると、捨てようという気持ちになるので写真を撮って残しているよ!とアピールしてみても良いですね!
断捨離するものリスト
捨てようとは思っているけれど、何を捨てればいいのか判断がつかないという場合は、断捨離リストをご覧ください。
あきらかなゴミ
不必要なチラシや賞味期限が切れた食べ物などはこれにあたります。
特に、書類関係は期限が切れた保証書が家に眠ってはないでしょうか?
こういったものは特に必要がない「あきらかなゴミ」と判断できるので捨てやすいです。
重複して持っている物
私は家にはさみが4つ出てきました(笑)
4人が同時にはさみを使うという場面はありません。
そのため、まずはカテゴリー別に重複するものはないかどうかを確認してください。
その中で、最も気に入っている物や、本当に必要な数だけを持つようにすると、物の管理は格段に楽になります。
使っていない物
1年以上着ていない服は捨てましょうとよく言われます。
体は一つなのに、服は山の数ほど持っている場合があります。
私もタンクトップだけで8枚もっていました。
若いころは確かに色んなパターンの服が着たかった時期で、微妙な色味の違いで全部必要だと思っていました。
使っていない物を置いておくスペースや管理する時間の方がもったいないと価値観の変化がありました。
使用頻度が低く、代用がきく物
現在は、常に代用がきかないのか探すようになりました。
物があふれている時には「兼ねる」という感覚はあまりなかったように思います。
必要だという固定観念に縛られていたのかもしれません。
一旦なしで生活してみると「意外になくても大丈夫」と思えることもあります。
おすすめの方法
使用頻度の低い物を捨てられない人は、捨てられない物をとりあえず捨てずに、一旦使わずに生活してみること
自分が納得して後悔なく物を減らしていけるので、ぜひ試してみて下さいね。
いつか売ろうと思っている物
メルカリは私も使用しています。
ですが、最近は本やDVDのみに限定することにしました。本やDVDの価格帯はある程度安定しているからです。
服や雑貨は何百円の利益を得るために、物を置いておくスペース、送るための時間を考えるとメルカリを利用する必要がないと考えました。
収納用品は管理するものが決まってから考える
収納用品もかなり捨てました。
物がなくなると、一緒にそれを収納するための物が必要なくなります。
棚に合う収納用品を買って、そこに入るものはないか探していましたが、逆だと気づいたよ(笑)
もし、収納したいものがあれば、物に合わせて、収納しやすく取り出しやすい収納用品を買えば良い。
入ってくる物を制限する
欲しい物は期間をあけて考える
特に夜のネットショッピングは危険なので買うかどうかの判断は寝かせます。
ネットショッピングが増えたことで、お気に入り登録の機能を使って、1か月程度欲しい物を考える時間をとれるようになりました。
実践していくと、徐々に自分の中に「一瞬の欲しい気持ち」と、「本当に欲しい物への気持ち」の判断がつくようになってきました。
プレゼントはできるだけ消え物をお願いする
「何が欲しい?」と聞かれた場合は、食べ物や生活用品などの使えばなくなる物を頼みます。
相手にもそういったものを送るようにすると、同じようなものをくれることも増えるので自分がプレゼントをする時にも、使ったらなくなるものをあげることが多いです。
収納場所を考えてから物を買う
「これを買った場合、収納する場所は?」と考えてから買うようになりました。
キャンプを趣味にしてから、徐々にキャンプ用品は増えてきているのですが、収納場所の確保はできるかどうか?もキャンプギアを買う時の判断要素の一つです。
玄関にゴミ箱を置く
私は玄関にこのようにtowerのゴミ箱を設置してDMなど不要なものは玄関で処理するようにしています。
マスクを使用していた時にマスクもこのゴミ箱に入れることでウイルスを家の中まで持ち込むことを防いでいました。
不必要なものはできるだけ、家の中まで入れない努力も大切です。
子どもが管理しやすい環境を作る
おもちゃが片付かないのがストレスという人もいますよね。
おもちゃの管理の仕方を工夫することで、子どもが経づけてくれるようになりますよ。
ポイント
- おもちゃは入れ替え制
- おもちゃの定位置は子どもと一緒に決める
- 子どもがわかるようにラベリングする
おもちゃは入れ替え制で数を制限する
小さいうちは、リビングで遊ぶことがほとんどのため、リビングにおもちゃ置き場を設置しています。
そのため、本当におもちゃの管理には頭を悩ましました。
よく観察すると、こどもは結局お気に入りのおもちゃで遊んでいます。
たまに、思い出したように他のおもちゃで遊ぶこともありますが、普段忘れているようなおもちゃは一旦クローゼットの中や2階に置いておいて、時折入れ替えます。
そうすると、新鮮な気持ちで、普段遊ばないおもちゃでも遊べるようになりますし、リビングのおもちゃスペースがすっきりして一石二鳥です。
おもちゃの定位置は子どもと一緒に決める
私がおもちゃを整理しても、子どもたちは戻せないんですよね。
「なんであったところに片付けできひんかなぁ」と思っていたんですけど、よくよく考えると、
そういえば、子どもたちはおもちゃを戻す場所知らんかも…。
それならなおせないか(笑)
と、途中で気が付きました。
子どもと一緒におもちゃをどこに直すのか、定位置を話し合いながら決めることにすると、改善がみられました。
子どもがわかるようにラベリングする
おもちゃを戻す場所を一緒に決めたとしても子どもはすぐに忘れてしまいます。
そのためできるだけわかりやすいラベリングも同時に必要になってきます。
字が読めない子には写真で示す方がわかりやすいです。保育所などでもみられる方法です。
私はおもちゃは一時的な物なので、あまりきれいに設置しようと思わなくても、大まかに写真をとって、それをそのままおもちゃの箱に貼るようにしています。
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世の中の物を循環させる意識を持つ
メルカリを利用する
メルカリでは服を売ることをしなくなったら、断捨離ははかどりました。
しかし、本などは、まだまだ読める本も多いのでメルカリへ出すことで次の人が読んでくれるだろうと思っています。
本やDVDは管理もしやすく、買取価格も比較的安定し、需要があるため出品しています。
自分が行える範囲で、メルカリを利用することで「捨てることへの罪悪感」は軽減するのではないでしょうか。
リサイクルショップへ持っていくもしくは寄付する
服はリサイクルショップへ持っていくことが多いです。
高値で売れるような服ではありませんが、一気に処理ができますし、ゴミとして出すことを考えると、物を捨てにくいという方にもおすすめの方法です。
寄付をするという選択肢もあります。
最近は、ユニクロや段ボールで送るだけの寄付の方法もあるので、寄付もしやすいですね。
借りられるものは借りる
本は借りるか電子書籍
物を増やさない意識を持つようになって、書類や本もできるだけ電子化しました。
いつでも何十冊の本を持ち歩けるし、便利になりました。
特に専門書は重く、持ち歩きにも苦労するのでおすすめですね。
ただ、本として読みたいときもあるので、そういったものはまずは図書館にないかどうかを検索します。
図書館であれば容易に借りることができるので、子どもの書籍も良く借りています。
読んでみてお気に入りの物だけを購入することにしています。
趣味用品も最初はレンタルからスタート
新しい趣味を始めようと思った時にも、最初からお気に入りの道具をそろえたくはなりますが、グッとこらえてレンタル品でお試ししてみるという手があります。
私もキャンプをしようと思ったときに、キャンプをやってみて、はまらなかった場合道具が無駄になってしまうからと二の足をふんでいました。
そのため、最初はレンタルでも良いですよね。
今は様々なサービスがあり、子どものおもちゃや大型遊具などもレンタル品があるので、一時的に必要な物はレンタルを利用すると物が増えないですね。
今は仕方ないと思うことも大切
ただ、物が多くて子どものおもちゃがあふれている、服が多くて困っているというのも時期がきたら落ち着く可能性もあります。
子どものおもちゃは年齢が進むにつれて、小さくなってきます。
月齢が小さい時には大きいおもちゃが多い物です。
そんな場所を取っていたおもちゃが懐かしくなる日がくるのです。
子どもがいて、いつもスッキリなんてありえません。
おもちゃで部屋があふれていることもあるのが現実です。
それをストレスに思いすぎないというのも、ストレスなくすっきり暮らすコツなのではないでしょうか。
好きな物は重複していてもOK
私自身も自分に余裕がない時には、徹底して服を減らしました。
ただ、ファッションなど好きな物はある程度、収納場所からあふれなければ管理できるだけ持っても良いと思っています。
管理できない量というのは、物の量×自分の余裕のなさからです。
だから、また余裕ができれば、好きな物をある程度持っても良いと感じています。
まとめ
私自身、シンプルに生活をしたいと思って数年は立ちますが、まだまだ改善の余地があります。
ただやってみて思うことは、確実に暮らしの満足度は上がっているということです。
物の管理に取られる時間を他に時間に使えることは、時間の余裕、心の余裕につながることは実感しています。
みなさんもぜひ実践してみて下さい。
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