小学校入学前って子どもも、ママも「小学校になじめるのかな」と不安になったりしますよね?
私も不安がありました。
ママは子どもが小学校を嫌がったらどうしよう、どんなことができたらスムーズに小学校へ行けるのかと考えます。
子どもができるだけスムーズに、ストレスのかかりすぎないよう生活するには入学前の準備が大切です。
小学1年生の長男を持つ私が、実際にやったことや大切だと思うことをリスト化してみました。
やることリスト【生活面編】
生活リズムを整える
生活リズムと言えば、早寝早起きです。
ただ、働いているとなかなか、子どもを早く寝かせることは難しかったりしますよね。
私もどうにか帰ってきてからの時間を時短で済まそうと、試行錯誤しました。
母親の労働時間が長いほど、子どもの就寝時刻は遅くなるそうです。
これは当たり前ですよね。
6時や7時に帰ってきて、そこからご飯の準備、食事を食べる、お風呂に入る、寝るという場合に、8時までに寝られることなんてありません。
ただ、できる範囲で取り組みたいと思っている人が多いはずです。
子どもの睡眠については「早寝早起き」ではなく「早起き、早寝」のイメージで整えた方が体内リズムが整いやすいとのことです。
早起きして日の光を浴びることが大事。
しかし、週末に朝寝坊してしまうとその苦労は水の泡だそうで…。
子どもの睡眠 参考:【e-ヘルスネット(厚生労働省)】
なかなか道のりは厳しいですね(笑)
持ち物チェックの習慣をつける
もともと忘れっぽい性格の長男…。
小学校に入るのに生活面で大丈夫かなと思っていたんですよね。
小学校へ入ると、持ち物も増えます。
自分の持ち物を自分で管理する必要があるので、持ち物チェックは、保育所のうちからやってよかったと思う習慣です。
私は画像のような持ち物リストや、やることリストを保育所の年長の夏頃に導入しました。
100円ショップのホワイトボードとシール、マグネットシートで手作りしましたが、最近は商品としてきれいなものが売られていますよね。
ワーキングメモリーの容量が少なく、注意力も乏しいため、6歳前後の子どもにとって、忘れ物がないかチェックすることは、高度なことなんです。
その結果、忘れ物が多くなってしまうため、写真のように視覚的なサポートを実施することで忘れ物チェックが、格段に行いやすくなります。
また、やることリストも視覚的に提示することで道筋がみえて、徐々に自分で進んでできるようになってきます。
自分でできてくると「自分でできた」という自己肯定感も育ちますよね。
食事を20分程度で食べられるようにする
小学校の給食の時間は決まっており、1年生の配膳・下膳の時間も含めると実際に食べている時間は15分~20分程度です。
小学校へ入るときの入学説明会の動画でも、「20分程度で食べられるようしてください」との文言があったほどです。
長男は食欲もあり、何度もおかわりをするほど給食を楽しんでいます。
しかし、話を聞くと次の授業が始まるまで食べている子もいるというのです。
食事をゆっくりするタイプの子や小食、好き嫌いが多い、おしゃべりに集中してしまうなどの理由で、なかなか時間内に食べきれない子も多いようです。
そういう場合、給食がストレスになってはいけないので、できるだけ入学前に集中して食べる練習や、どれくらいの量を自分が食べられるのかを把握できるような声掛けが必要ですね。
先生に自分で相談する習慣をつける
小学校でちょっとした相談があるときや、何をする時間なのかわからない時に、先生に聞けないというのは、子ども本人が非常に困ってしまいます。
それに、保育所の先生と小学校の先生では、心理的な距離感が違いますよね。
慣れていないうちは特に、小学校の先生との心理的距離感の方が、遠いと感じるのではないでしょうか。
そのため、まずは保育所の先生に話しかけたり、困りごとを相談するという練習をすることで、小学校の先生にも「自分で伝える」ことができるようになってきます。
年長の時には、長男もよく保育所で起こったことをその場で言わずに、持ち帰ることがありました。
もちろん、親に相談できるというのも大事だと思いますし、その場でできることは対処します。
しかし、状況がわからないことも多いので、保育所でできるだけ解決するように、先生に相談してみるように長男に説明しました。
そうすると、徐々にできるようになってきていました。
引っ込み思案なお子さんの場合は「先生に相談する習慣」も取り入れると小学校生活が安心したものになります!
小学校はどんなところか話しておく
保育所と小学校での生活はかなりギャップがあります。
椅子に座って長時間の授業を受けるということに慣れていない子も多いのではないでしょうか?
だから急に授業をうけるとびっくりして対応できずに歩き回る子も多いですよね。
そのため、事前に「小学校では45分間授業を受ける場所」「45分はポケモンをCMを飛ばして2本見れるくらいの長さ」「友達と一緒に知らないことを知る、楽しいことをするところ」「みんなで給食を食べたり、遊んだりもする」と、なんとなくのイメージを話しておきました。
わからない場所に行って戸惑う気持ちは大人も子どもも一緒ですよね。
通学路の確認と交通ルール指導
安全が第一ですね。
学校まで非常に近かったので、すごく心配ではなかったですが、通学が遠い人は大変だと思います。
横断歩道のわたり方や、道路のどちらを歩くのか?など基本的なことは伝えて、実際に通学路を歩きながら確認しました。
保育所であったことを工夫して聞く
小学校の参観で「男の子は学校のことはあまり話さないみたいで…」と担任の先生が言っていました。
しかし、長男は学校のことをよく教えてくれています。
もちろん、性格的なところもあると感じますが、私は保育所や小学校のことを聞き出すために2つの工夫するようにしていました。
保育所の様子聞くためのポイント
- 聞き方
- 聞くタイミング
〈聞き方〉
保育所の頃から「今日の休み時間何した?」「給食何かおいしいのでた?」「何が楽しかった?」「嫌だったことはあったか?「その時どう思ったか?」などの質問をよくしていました。
ここでのポイントは具体的に聞くことと、感情を聞くことです。
よくあるのが「保育所どうだった?」と開けた質問をするパターンだと思います。
これは質問がおおざっぱすぎて答えにくいために「普通」「忘れた」という返答となり、そこから話が膨らまないパターンだと思います。
大人でも「どう?」と質問されると答えにくさがあるし、労力を使いますよね。
もちろん、オープンな質問でも答えられる子にはこの質問の仕方でOKだと思います。
さらに、感情を伴った記憶はよく覚えているのです。
そのため、「楽しかったこと」「うれしかったこと」「いやだったこと」などを聞くことで、その時の記憶が鮮明に思い出されて、言語化できるようになります。
これは仕事上でもよく意識する質問方法だったので、子育てにも役立っていると思います。
〈聞くタイミング〉
誰でも違うことに夢中になっているときに、質問されると答えるのが嫌ですよね。
そのためお風呂の時や夕飯の時、少し手持ち無沙汰な時をねらって質問をしていました。
子どもによって違うと思うので、反応をみながら変えていく方が良いと思います。
聞くタイミングも重要だと思うので、工夫して子どもとの会話タイムを楽しんでください!
やることリスト【学習編】
正しいえんぴつの持ち方を援助する
子どもにはえんぴつを正しく持ってほしいと思いますよね。
そのため、間違ったもち方をしているときに、注意してしまうという方も多いのではないでしょうか?
リハビリテーションの中で、エラーレスラーニングという考え方があります。
例えば、着替えができないとします。着替える時に頭を入れる補助や、袖を通すために形を整えてあげるなどの手助けを多くして、「着替える」という作業をできていると思ってもらいます。手助けをされている状態でも、できていることを伝えてしっかり褒めます。
そして、徐々に手助けの量を減らしていきます。
ただ、鉛筆の持ち方を手助けするってどういうこと?って思いませんか?
これは環境自体を変えることによって、正しい鉛筆の持ち方に自然に導くことです。
例えば画像のような三角のえんぴつや、把持する用に形のついたえんぴつを使う。
他にはこういったクリップで簡易的に正しい持ち方ができるようにする方法もあります。
これはえんぴつにクリップを取り付けただけです。
また、えんぴつを持つための補助具を使うなどすれば、自然に正しい持ち方を習得することができます。
徐々に補助具をつけた状態から、三角の書きかた鉛筆へ変えるなどの段階づけが考えられます。
そうすると自然に正しい持ち方が身に付きます。
そして、それはあたかも一人でできたように感じるため、自己肯定感が育まれます。そのため、環境を設定することは非常に大切です。
机に座る習慣作り
机に座り続けることは慣れない子どもにとっては難しいことですよね。
そのため、勉強じゃなくても座って作業をする習慣をつけることに慣れていく方が良いです。
自分の好きなことでも良いので、20分座ってみようかとやっているうちに、座れるようになってきます。
すこしづつ時間を増やしたり、作業をタブレット学習にしたり段階づけて机に座る習慣をつくれたら良いですね!
少しづつ気楽にやることをおすすめします。
ひらがな、数字に慣れておく
私は、ひらがなやカタカナの読み書きは入学前にできても、できなくてもどちらでもいいのではないかと思っています。
小学校1年生で習うのですから、その時に読んで、書けるようになれば良いです。
ただ、子どもの性格をみて判断する必要性があると思います。
こどもが友達が読めている、書けているのに自分はできないと感じるタイプならば入学前から準備をする必要があるでしょうし、できていることをもう一度習うことに飽きてしまうようなタイプだったら入学後に始める方が効果が高いでしょう。
ただ、ひらがなが読めると、本が読めるようになるので、楽しみが一つ増えることにはつながると思います。
本はひらがなや数字に触れる機会でもあり、言葉の理解にもつながるので、おすすめです。子ども自身が読まずに、読み聞かせであっても、本を読むのが楽しいと思うことも肝要ですね。
自分の名前の読み書きは、できるようにする
ひらがなは入学前に読めなくても良いと書きましたが、自分の名前の読み書きだけはできるようにしておく必要があります。
これは生活の中で、自分の名前を書いた持ち物を把握するうえで重要だからです。
また、テストなどでも頻繁に自分の名前を書くタイミングがあるので、書けないと子ども本人が困ることになります。
これもやっておけばよかったと思ったこと
自分で時間の間隔を区切って行動する
授業の時間の長さや、時計を読んで行動するように伝えてはいましたが、自分で時間を管理する経験を、もっと段階づけてしておけばよかったと思っています。
長男には、時計をみて次の行動をするという指示は、難しすぎたのだと思います。
まずは、タイマーでの管理を促す必要があったと感じました。
そのため、現在はこのような視覚的に時間管理ができるようなタイマーを使って、自分で15分なら15分をセットし、その時間は宿題に集中して取り組むという時間管理を実践しています。
集中も時間を決めた方が高まりますし、時間管理を自分で行うようになってきているので、重宝しています。
シンプルにタイマー機能だけの商品もあります。
まとめ
今回は実際に小学校入学前のやることリストをご紹介しました。
生活面、学習面とも実践できることもあったのではないでしょうか?
子どものペースに合わせながら、「自分でできる」を増やすことって、大切ですが、難しいですよね。
あせらず保育所のうちからできることを、できる範囲でやってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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