働くママは常に自分の働き方に迷いがあるという方も多いのではないでしょうか?
私もここ数年で自分の働き方を大きく変えていきました。
その中で、7年間はシフト制のフルタイム、もしくは時短勤務での正社員として働いてきました。
実際に、子育てしながらシフト制でのフルタイム勤務をしてみてのメリット、デメリットを率直にお伝えします。
シフト制の場合、日曜祝日出勤も求められます。
日祝の出勤は、子育て中ママには厳しい場面もあります。
保育所行事への参加や、突然の子どもの発熱に対応できるか、子どもとの時間の確保はできるのか?
私も最初は仕事との両立で悩みました。
今後シフト制でママになる方や、シフト制の職業へ転職しようと迷っている方の参考になればと思います。
子育て中にママがシフト制で働くメリット
メリット
- 役所関係の処理がスムーズ。
- 保育所の行事に合わせて休みが取れる
- 平日に子どもと出かけることができる
- 家事時間、自分時間を確保しやすい
- 強制的に夫の家事スキルが向上する
役所関係の処理がスムーズ
シフト制で働いているということは土日祝に仕事がある日もあります。
でも、土日祝働いた分の振り替えの休日があるわけです。
そのため、平日に用事を済ませることもできるということです。
役所や銀行での処理は、平日に休みがない職種の方は、苦労するだろうと思います。
それらの用事はわざわざ有給を使わなくても処理することができます。
保育所の行事に合わせて休みが取れる
運動会などの保育所行事は基本的に土曜日開催です。
しかし、大雨や台風などの場合は、予備日が平日に設定されていることも多いのです。
雨で予備日に開催されたらどうしよう?有給とれるかな?と思う方もおられると思います。
シフト制の場合、融通が利く職場だったら、予備日にも念のため休みを設定しておけば有給を使わず、職場にも迷惑をかけずに安心して休めます。
ただ、休みの希望日を入れられる日数制限がある職場もあるため、転職する場合には休みの希望の出しやすさも考えた方が良いでしょう。
医療職では自分の思うように休み希望はいれられない…。と悩んでいる人が多いのも事実ではあります。
平日に子どもと出かけることができる
平日のテーマパークや旅行は価格が安かったり、混雑していなかったりメリットがいっぱいですよね。
私の場合、夫も自営業で平日に休みを取ることができます。(ほかの日にしわ寄せはいきますが)
保育所を休ませることにはなりますが、平日ならではの恩恵を受けることができます。
平日の遊園地最高です!
ただ、この技を使えるのは小学校入学前までで、小学校へ入学すると簡単に平日お休みということはできません。
保育所の間はこの方法でお出かけがいっぱいできます!
大分県では小中学校において、年間三日間までは欠席扱いにしない「たびスタ休暇」を取ることができるようになるようですね!
こういった制度が他府県でも広まると、小学校に入ってからでも、シフト制で子どもとの時間を確保しやすくなるかもしれませんね。
家事時間、自分時間を確保しやすい
個人的に一番のメリットは自分の時間を確保しやすいことです。
カレンダー通りに休みのママは、休日に子ども達も休みになります。
そのため、自分が意図して確保しない限りは、一人時間はありませんよね。
シフト制のワーママは平日の休みがあることで、一人時間を満喫することができます。
正直、一人でもやることはいっぱいあるので、休みなのか休みじゃないのかと思う時もあります。
しかし、一人で家事をこなすと、育児と並行して行う時よりも、何倍も早く終わるので効率が倍以上は変わると思います。
ただ、地域によっては平日に休みの日には、子どもを預かってくれないというルールの保育所もあるんですよね。
私の地域は平日にもクッキングや散歩などのイベントもありますし、保育時間は働いている日より短いですが、土曜日以外はママがお休みでも預かってもらえます。
保育所に今日は仕事は休みのため、自宅へ連絡をしてほしいとの連絡は必要です。
こどもの生活リズムも崩れないので、平日は保育所へ行くほうが子どもにとっても良いのではないかと個人的には思います。
家事時間が確保されるのは休みの少ないシフト制ワーママにとって非常に助かります。
たまには子どものいない休日に家事を片付けるのもシフト制を続けていくには必要だと感じます。
週6保育園問題がXで話題
平日休みで子どもを保育園にあずけることは、個人的にはあっても良いと思います。
正確には子どもの気質にもよります。
毎日子どもをみていれば、週6行ける子なのか、体力的にも精神的にも無理なのかわかります。
子どもが無理そうなら、平日に休むことも選択肢に入れた方が良いでしょう。
実際に休んで平日休みに子どもとお出かけする日も作りますが、悪くないですよ!
シフト制の場合は実際に週6で働く週も出てきます。
そしてシフト制の多くは医療職やサービス業、工業系、アパレル系の方が多くなってくると思います。
これらの職業の人は体力も必要です。
体力仕事でもある働き方をしている場合に、疲労が蓄積されて体を壊すことにもなりかねません。
そのため、平日に子どもを保育園に行ってもらうことで、なんとか働けている人も多いのが現状です。
シフト制で働くママにとって正直、土日祝日休みがあれば…と思う人は多いのではないでしょうか。
どちらも経験して、今のところシフト制子育ての方が体力面できついと感じています。
強制的に夫の家事スキルが向上する
妻がシフト制の場合、夫は子どもをみている時間が多くなります。
また、シフト制の場合は休日自体が少ないので、家にいる人が家事をするというスタンスでないと継続しにくいです。
私の場合も夫の家事力は向上し、夫とこども二人で過ごす休日には、夕飯準備なく出かけるということもできるようになっていますよ。
最初からすべてを任せるときついかもしれないので、話し合って育児、家事について共有していきましょう。
大人が一人ついていれば、大概のことは大丈夫です。
子育て中のシフト制であるデメリット
デメリット
- 祝日、日曜日は家族のサポートが必須
- そもそも休日が少ない
- 休日に働かなければいけない憂鬱な気持ち
- 小1の壁で試練がある
祝日、日曜日は家族のサポートが必須
夫の家事スキルは強制的に上がるのはメリットでもありますが、夫の家事、育児すきるが乏しい場合もありますよね。
まず、皆さんの旦那さんは一人で小さなこども2人をお世話することができますか?
これは子どもが一人であっても同じことだとは思います。
ママが出勤するということは、パパが子ども達と一日中過ごさなくてはいけないということです。
お昼や夕ご飯は作れない、こどもと一日中過ごす過ごし方がわからないというパパも中にはいるのではないでしょうか?
その場合、土日や祝日に出勤するたびにお昼ご飯の準備や、子どもと過ごすプランの立案がママの仕事になる可能性があります。
ママにとってかなりの負担増ですよね。
自分がいないときの心配までしないといけないというのは不満にもなりやすいと思います。
そのためには夫の協力体制や、そもそも夫の育児、家事スキルを上げておく必要があります。
確実に、夫の協力がなければ乗り越えられないと思います。
そもそも休日が少ない
年間休日は、土日祝をカレンダー通りに休んだ場合120日前後です。
私の勤務する会社では週に5.5勤務の計算でシフトを組みます。
私の場合で考えると、1年間単純計算で52週。
祝日16回ですので、細かい計算方法は割愛しますが、年間休日は105日程度です。
医療業界は基本的に休みの数がほかの業界より少ない傾向にあります。
ほかにも娯楽業、建設業、運輸業、鉱業、宿泊業などは特に年間休日が少ないですよね。
子育てを行うに当たっては休みの少ない職種に就く人は、より負担が増すかもしれません。
もし、転職を考える場合には、「休日の量」は業界によってかなり違うことを頭に入れておいた方が良いかもしれません。
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休日に働かなければいけない憂鬱な気持ち
そもそも休みが少ない業界で働いている場合は、どうしても人より働く日が増えます。
みんなが休んでいる日に働かなければいけない心の負担も少し感じます。
その分の代休が、同じ数だけ取れれば良いですが、休みの数が少ないと余計に「休日に働くこと」が負担にもなりますね。
休みが少ない中での「みんなは休みやのになー」と思う気持ちは止められません…。
小1の壁で試練がある
子どもが年長の頃、考えれば考えるほど、小1の壁がみえてきました。
特に私が困ったのは土曜日です。
私の地域は学童保育も土曜日は月に1度程度しかありません。なんで?泣
うちの場合、夫も建設業で週6勤務ですので土曜日の対応ができません。
自分の実家に頼ることも考えましたが、ほぼ毎週実家に頼るのも、親の負担を考えるとさけたい。
両親も高齢になってきますし、祖父母の介護もあり常に頼れる状態ではないと考えました。
将来を見据えるならば、土曜日の学童保育の有無も、住む時点で考慮に入れておくことをおすすめします!
フルタイムワーママを乗り切るために備えること
フルタイムのワーママを乗り切るためには、様々な視点から備えが必要だと思います。
家事の時短
家事はできるだけ、時短にしておく「仕組み」を整えます。
こんな家事時短がおすすめ
- 洗濯物は乾燥までを洗濯機に任せる
- 洗い物は食洗器に任せる
- 掃除はお掃除ロボットに任せる
- 時短レシピを習得する
- 食材は宅配を利用する
自分ができるだけ、「頑張らないでも、事が運ぶ仕組み」を構築しておきます。
最初は初期投資として家電の価格などがかかるかもしれません。
でも共働きを続けていくための投資と考えて、絶対に時短家電の導入はおすすめです。
また、子連れの買い物はカオスになりがちで、倍の時間がかかりがちです。
そのため、生協を利用するなどして、買い物頻度を減らすことも必須ですよね。
生協を詳しく知りたいかたはコチラの記事をみてみて下さい。
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断捨離
物は自分の管理できる範囲の物だけを持つように意識します。
探し物を一日に5分すると、一週間で35分、一か月に換算すると150分の時間をロスしています。
そのため、取捨選択することをが、時短の早道であることは言うまでもありません。
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家族の協力と夫の家事・育児能力の増強
「なんでも自分でやった方が早い…。」そう思う場合ってあると思います。
ただ、やらなければ夫もできるようにはなりません。
育休中に、働いていないから時間があると思って、なんでもママがする状態を作ってしまってはいけません。
育休中こそ夫の育児・家事レベルを上げるチャンス!と思って接してみて下さい。
現実的に育児休暇復帰後のことを夫と話し合ってみて、「今できるようになっておかなければいけない」という認識を持ってもらいましょう。
地域資源の調査と活用
自分が使える家事代行サービスや、地域のファミリーサポートや病児保育を調べておきましょう。
ファミリーサポートがある自治体ならば、利用することでママの負担は、少し軽減します。
普段は利用しなくても、「もしもの時の備え」として知っておくと良いと思います。
習い事への送迎や、リフレッシュのための子どもの預かりを行っている場合もあるので、どんなサービスなのか調べておいて損はないと思います。
自分のストレスの発散方法を見つけておく
自分の機嫌は自分でとれるようにします。
余裕がなくなって、子どもにあたって、自己嫌悪のサイクルって正直、あります。
できるだけ、そうなる前の備えとして、「自分は何に癒されるのか」「自分の楽しいことって何なのか」という視点で自分を客観視してみると良いかもしれません。
日常でできる、ちょっとしたストレス発散法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓
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まとめ【シフト制育児では自分一人で解決しようとしない】
今回はシフト制ワーママのメリット、デメリットをお伝えしました。
どんな働き方でも、悩むことは出てくると思うので、自分のおかれた状況で、現実的に対処できることを淡々とこなしていくしかないですよね。
それが、夫との協力て体制を強化することなのか、時短家電にに頼るのか、外的サービスに頼るのか、自分のマインドを変えるのかなど色々方法はありますが、自分一人で解決しようとしないことが、シフト制でも育児、家事をうまく回す方法です。
そのうえで、転職が自分にとって選びたい未来なのかよく考えて行動していくと良いと思います。
シフト制で働こうかと迷っている方はそんなこともあるんだなと参考にしていただけたら嬉しいです。
シフト制で働く実情や、対策方法はこちら。
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最後までご覧ただきありがとうございました!