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放課後カルテ最終回感想。牧野先生の成長と人を診ることの大切さが響いたドラマ。

第9回の最後で、育休中の保健室の先生、岩見先生がもうすぐ戻ってくることが決まったと挨拶にきたところで終わりました。

はるかママ

牧野先生の赴任期間が終わってしまうことが示唆されましたね。

どういった形でのさよならが待っているのか…寂しさもあり、小児科医に戻れるという牧野先生の複雑な気持ちがありそうですよね。

真琴くんの痛み、苦しみはどこからくるのか、それを牧野先生はどのように治療していくのかが描かれています。

また、卒業を迎える6年生や、保健室を去る牧野先生の心情が心に響いた回でした。

放課後カルテ最終回あらすじ

卒業式が近づく中、保健室の牧野(松下洸平)のもとに、来月産休から復帰する養護教諭・岩見(はいだしょうこ)が引き継ぎの挨拶にやってくる。

そんな中、牧野が学校へ行く理由となった過去の患者・真琴(三浦綺羅)の様子を咲間(吉沢悠)に聞きに行った牧野は、真琴が「胸の痛み」を隠していることを知る。

精神的な原因があるのではと考えた牧野は、その「痛み」を取り除くのが自分の仕事だと、高崎(田辺誠一)に真琴のケアを願い出る。

放課後カルテ公式サイトより

放課後カルテ最終回感想

岩見先生の「ここに来れば安心できる、そういう場所になっているように見えました。」ってさすが保健室の先生で欲しい言葉をくれるんですね。

岩見先生が良い保健室の先生だからこそ、牧野先生も去る時にきちんと引継ぎができる感じですよね。

学校に派遣されたことで、小児科医として成長した牧野先生がみられるのかもしれません。

破壊衝動のある水本さんも「牧野先生に何かしたい」って思う3人組の中に入っていましたね。

現実ではそんなすぐには、健全な心に育たないだろうけど、ドラマだから少しくらいいいかなと思います。

牧野先生は真琴君の家にまで訪問し、医者が患者さんの家まで訪問ってかなり、アグレッシブですね。

お母さんを亡くしたことで真琴君は心に傷を負っている。

それに気づけるようになったのは、学校で子ども達と接したからでしょうね。

真琴君のお父さんと話すときは、地雷踏んでしまわないかなかなか気をつかって牧野先生も話していて、牧野先生も変わったんだなと感じます。

「病気になってはいけない」その思いが強すぎてないはずの痛みがあるように感じてしまっている。

「身体症状症」という病気ではないかと予測しました。

真琴君のお母さん新型コロナウイルスで亡くなったことが判明しましてつらい最期だったんですね。

この部分は、原作にはない現実のストーリーとなっています。

あの頃のコロナでなくなる人は、とてもつらかったですよね…。

手術して元気に帰ってくるはずが、きちんとお別れできずに、骨になって帰ってくるなんて…。

しかも1年生なんて、まだまだお母さんに甘えたい時期なのに、お母さんが遺骨で帰ってきたシーンは見ていられませんでした。

お父さんとお母さんと「元気でいてね。」「元気でいような。」という約束が真琴君を縛っていたって、めちゃくちゃ胸が苦しくなりました。

牧野先生が真摯に話すことで、真琴君のお父さんは少しずつ自分の言葉で話してくれるようになってきました。

はるかママ

医療者に対して信頼感が出てきたかどうかって医療者側もわかりますよね。

そして、篠谷先生に真琴君のお父さんから聞いた話をするんですね。

篠谷先生は学校の先生の言語化能力を発揮して、真琴君のお母さんの願いを代弁してくれていましたね。

学校の先生ならではなの「お話」の技術があるかもしれないなと感じました。

医者である牧野先生は事実をしっかり伝える能力、学校の先生の篠谷先生は気持ちをオブラートに包みながら言語化する能力どちらも、子どもの心に届いているのではないかなと思います。

150周年祭で児童たちがめちゃくちゃ協力してくれてるのも、牧野先生の頼みだから。

劇で「あんまり頑張りすぎないで。痛い時は痛いって言っていいよ。助けてって言ってもいいんだよ。」と伝えてくれて、あんな劇されたら涙腺崩壊ですね。

お母さんとの約束の思い出はそのままに、違う意味だよということを伝えているのに、牧野先生の優しさが感じられました。

人が亡くなってしまった時には、もう会えないという事実が目の前を真っ暗にすることがあります。

でも、それだけでは人は生きていけないから。

お母さんを思って、お母さんならきっとこういってくれると思って自分の中のお母さんと一緒に生きていくしかありませんよね。

真琴君の「痛かった、寂しかった。」ってセリフやっと言えた苦しさや悲しみを、これからお父さんと二人で乗り越えていくんだろうなと未来を想像させてくれました。

校長先生、急に出てきて「いい保健室になりましたね。」って誰なん?と思いながら、また良い人しかおらんやんって思いました。

篠谷先生と保健室でお茶を飲むシーン。

牧野先生の視線外しながらの「ありがとうございました。」は破壊力ありますね。

篠谷先生めちゃくちゃ「すっごくうれしいって思っちゃいました。」って素直に言ってるの可愛いし。

「そもそも俺が篠谷先生みたいだったら、病院を追い出されることはなかったでしょうし」って追い出されたことも素直に言っている二人の信頼感が伝わってきました。

牧野先生へのプレゼントは大きな寄せ書きでしたね。

はるかママ

手を合わせて「おっきくなったんだな…。」ってもうお父さん目線?

小児科になったのも本当はめちゃくちゃ子ども好きだからなのでは?と思ってしまいました。

6年生から、篠谷先生への寄せ書きも感動的でした。

一生懸命やって、あんなん書かれたら泣いちゃいますよね。

篠谷先生は生徒たちからしたら空回り感のある描写もあったけど、あんなにいつも一生懸命にみてくれる先生の思いは届かないはずないですよね。

熱血教師も報われてよかった。

「起立、礼、きをつけ、篠谷先生、さようなら」

って卒業式とかで、全校でつかってほしい、このフレーズ。

小学校の卒業は特別だから、先生との信頼関係ができているのは、思い出の中でも大きな糧になるだろうなと思ってみました。

牧野先生一人ひとりのカルテ作ってるのすご。

ここまでしたら、もうここは病院ですね。

牧野先生医者なのに、字が丁寧でちゃんと読める字で書いてるのもまじめ。

はるかママ

普通医者の字は読めないのが基本なのに…。

「これからも健康でいてほしい。」って牧野先生の願い、医者でしたね。

病院に帰った牧野先生が部長と休み時間の会話できるまで関係が修復されてよかった。

部長も良い医者すぎて、フィクション感がつよくなるけど、良い会話でしたね。

「もし、みんながいる場所にもどれなくても、どこへ行くかを自分で決められるなら、その子は大丈夫だと思います。」

「その一歩を踏み出す手伝いは、誰がしてもいい、大人たちが手を取り合わないと子ども達は守れないからな。」

「子ども達には未来を見てほしい。」

こんな大人がいっぱいいたら、嬉しいですね。

中学生になった6年2組が保健室に集まって、「入学おめでとう」の最後も良かった。

成長していくと、いろんなことがあるけどみんなでまた集まれるって心強いですよね。

牧野先生も保健室に来たことで気づいたこと、成長したこと、変わったことがいっぱいあったんだなというラストでしたね。

ドラマにでている全員が良い人で、でも完璧じゃないところが良かったなと感じました。

自分も完ぺきではないけど、一生懸命に子どものことを見守って生きていきたいなと思わせてくれるドラマでした。

そして、親だけで成長させないと!って気負わずに、きっと自分の子もこのように周りの人の見守りで成長していってるんだなと思うと温かい気持ちと感謝の気持ちが再確認できました。

小学校の子を持つ方にぜひ、みてみてほしいと思うドラマです。

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