
第一話ではワーキングマザーの礼子と専業主婦の志穂の対比が印象的でした。
でも同じような悩みを持っているということに気づきました。
少し分かり合えた二人でしたが、日中話す人がいないという志穂の孤独感はぬぐえません。
そこで出会ったのが、厚生労働省に勤務していて現在育休中のエリートの佳恋ちゃんのパパである中谷でした。
ディーンフジオカさん演じる中谷と偶然に公園で出会った志穂は、娘のいちごと同年代の子を持つ片岡をパパ友として受け入れるが…
「専業主婦は贅沢です!」と言い切る中谷に戸惑いをみせる。

中谷さん登場シーンは妄想でしたが、やっぱりやばい奴でしたね(笑)
彼は彼でトラウマがありそうだし…。
対岸の家事第二話感想 ネタバレあり
まず、中谷さんは第一印象からめちゃくちゃ印象悪いのに、そこで距離を置こうとか思わない志穂がすごいですね。
初対面で2時間、湖をつくる為に試行錯誤する変な大人と仲良くなろうと思うことは、まずないでしょう(笑)
近所の坂上さんは年代も違うのに仲良くしていて、奇跡的コミュニケーション能力の高さに志穂のポテンシャルを感じました。
でも坂上さんが忘れっぽいってなんかの布石っぽくて怖い…。
一人暮らしで認知症になって…とかなんか切ない展開やめて欲しいな~。
親的には子どものために…って我慢することもあるのかな~って思うけど、親が合わない人はほぼ子どもも合わないのでは…と思う時もありますよね。
教育方針の違いってお互いにデリケートだからこそ触れられない部分のはず。
それを中谷さんはどんどん踏み越えてくるんだから、まず嫌われるでしょう。
礼子さんの同期の男性が昇進するのってあるあるですよね。
育休入ったり、マミートラックに乗っている間に、男性だけの社会が形成されて出世していく。
これは現実世界でもほぼ同じです。
確かにいなかったんだから、良く休むんだから…って言われるとそうだなって思いますし、物理的にどうしようもない部分もある気がします。
このドラマはやたら専業主婦をレアケースみたいに扱っていますが、専業主婦はある程度数がいますよね。
確かに共働きが増えているとはいえ共働きは全体の7割程度、その中でもフルタイムで働いている女性の割合は4割程度です。
そのため、フルタイムで働ている女性のほうがレアなはずです。
そもそも、居酒屋の雇われ店長の夫は急な出勤もあり、土日祝も出勤で共働きは無理では?
土日に休む仕事に妻がついた場合、家族の休日は完全に入れ違いで、まったく家族時間が無くなります。
それは家族の幸せにつながる働き方って言えないのでは?
志穂は他人に「ご主人相当我慢していると思いますよ。かわいそうに…」とまで言われて付き合う人いないのかな…、もっといるだろ(笑)
ストーリーとは関係ないですが、久々にみた島袋寛子なんか女優さんっぽくなってました。
できる女のパワーカップルっぽい。
妻が「その人はたっちゃんのお母さんじゃない」って言ってくれるのありがたいですよね。
妻がちゃんとコントロールしてくれれば中谷さんも悪い人ではないかも…。
まあ、かなりのトラウマがあって、そうなっているからのことだって思っても、友達にはなれないですね。
しかも距離の詰め方がバグっていて、いきなりうちに来ませんか?からの水族館プレゼントするので行きましょうって、パパ友だとしたら怖くなってきますよね。
私なら、なぜ知らない親子と水族館へ行かなくてはいけないのか?って思ってしまいそうです(笑)

いちごちゃんにしても、佳恋ちゃんにしても子役の演技どうやってとっているのか?と思うほどちゃんと演技していますね。
こけて泣くシーンとか熱が出て泣くシーンとかけいれんシーンどうしてんの?
子どもがこけて「立ちなさい」っていう場面では、ああういうちょっとした場面で教育方針のちがいって出ますよね。
突き放す人、共感する人、無関心な人…。子育ては何が正しいという正解がわからないからこそ、どうにもできません。
育休は永遠のタイムリープ感はなんとなくわかる気はする。
特に男性だと警戒されるし、ママの中には入っていけずに孤独になる人は多いかもしれませんよね。
でも、パパだけが育休をとって、ママが働いているという人はどれくらいるのかな?
男性が育休取る時って、だいたい妻も育休とってません?
だからこそ、夫は家事、育児楽勝って思う人は多いのでは?
一人でずーっとタイムリープ感を感じながら1年くらい過ごしてみてほしいですよね。

子どもの熱性けいれんって絶対焦りますよね。後遺症がでませんように…って祈りながら救急車に乗るしかできないし。
そして救急車より前に到着するとは、志穂の家かなり中谷さんの家と近いんですね。
家の中をみると、中谷さんの「言葉が出ないな~」とか「スケジュール通りにしないと…」「栄養のあるものを…」とかそういう焦りのような気持ちが伝わって切ないです。
動物園に誘ってあげる志穂は奉仕の心ありますね。
中谷さんは助けてもらって、誘ってもらって一言目「遅かったじゃないですか」ってやっぱりやばいやつ認定です。
だけど、「なんで子どもと過ごす昼間ってあんなに長いんでしょうね。」同じ悩みがみつかって、お互いにホッとできたのかもしれませんね。
仲間、戦友、同僚になれたらママ友やパパ友も悪くないかもしれません。
一方、志穂の夫の寅朗はいちごと接する時の感じとか、いいパパで、良い夫な感じが伝わります。
「俺の給料は二人で稼いでいるようなもんじゃん」って言ってくれる夫は素敵ですよね。
そう考えられる人は、どれくらいいるのだろうか。
次回は感染症で長期の休みを取らないといけないワーママのピンチが描かれそうですね。
ワーママの回はとてもリアルに描かれているドラマだなと思います。
もう3歳になる頃までは感染症のループですからね…。
楽しみにしたいと思います。
まとめ 対岸の家事第二話 違うように見えても同じ悩みがある
子育てって時に楽しみでもあり、苦しい時もあります。
それはエリートでも、一般家庭でも同じはずですよね。
そんなときにちょっと共感してくれたり、共感してくれなくても話ができる相手がいるとホッとできるのかもしれませんね。
自分なら中谷さんみたいなパパに出会ったら、できるだけ会わないようにしようと思ってしまうけど(笑)
志穂はそういうの乗り越えて、垣根をつくらないところが良いですね。
自分の考えとは違う人を、批判するでもなく、困った時に助けてあげるこの精神を見習っていきたいと思います。