
対岸の家事第6話も、考えさせられる内容でした。
世代世代のロールモデルがある。
そしてそこから外れればそれは悪く言われることなのだろうか?
良妻賢母から、共働きワーママへ変化していく中でもフルタイムワーキングマザーは3,4割程度であるという点でも女性はまだまだ虐げられている部分があるのではないかなとさえ思ってしまう。
男性は男性で悩みはあるでしょうけどね。
礼子のことちょっと好きになる回でした。
対岸の家事第6話

詩穂(多部未華子)の家に「あなたのような専業主婦はお荷物です」と書かれた手紙が届いた。誤ってそれを開封してしまった礼子(江口のりこ)は、詩穂のためを思い、このことは自分の中に留めようと決意する。
そんな中、詩穂は中谷(ディーン・フジオカ)に連れられ、結婚や出産・介護と仕事の両立や復職を支援する「仕事カムバックプロジェクト」のヒアリングを受けるために霞が関の厚生労働省へ。共働きを推進する職員から「手に職があるのに復職しないなんてもったいない」と言われた詩穂は、社会貢献のためにも職場復帰した方がいいのかと考えてしまう。
一方、社内で行われる講演会の登壇者を探していた礼子は、会社の“ロールモデル”となる人物として、営業部時代の憧れの先輩で、社内で初めて女性管理職になった陽子(片岡礼子)に声をかけるが……。
対岸の家事第6話感想
「ロールモデル問題」ロールモデルがあってもなくても、自分の人生大事に生きていきたいなと思わせてくれる回でしたね。
優秀な中谷さんは、職場のマウント取り合い、本音をみせられない環境で疲れて育児休暇を取った面もあるのかなって思った。
でも、真剣に自分のことを優秀であると思いすぎて、自信満々で育児休暇をとったのだろうか?
中谷さんはエリートでも2年も育児休暇をとって、同僚に後れを取らないと思っていたのでしょうか?

中谷さんくらいキャリア志向なら、ロールモデルになることよりもキャリアを中断しないことを選びそうだけど。
誰かに言いくるめられた?
なぜ復職する前提で説明を聞く?霞が関職員(笑)
そして、どういった意味合いで呼ばれるのか確認しない志穂もどうかと思う。
ただ、志穂の復職を妨げる要因は色々あるのでは?
子どもと過ごす時間が無くなってしまう、仕事との両立で自分に余裕がなくなることで、子どもとの時間の質が担保できないなど、志穂の理由があるから専業主婦であるという選択をしたのではないかなと感じました。
専業主婦であることって、脅迫状や悪口の手紙をもらうほどの悪い事なんですかね?
世の中そうなってるのか?
いつのまにか、礼子さんが志穂の心強い味方になっているのは、良かったです。
志穂が手紙を持っていこうとしたときに「今すぐお茶飲みたいんだよね。」と強引に連れ出す礼子。
手紙を先にゲットしようと躍起になっているのが、礼子も本当は優しい人なんだなと感じました。
最初は礼子も偏見があり、差別的な人間のように見えたけど、それって一部分であったり、お互いを知ることで解消されたりするものなのかもしれませんね。
ちょっと礼子のこと好きになりました。

礼子のように職場に憧れている先輩がいるって良いな。
同じ職種で憧れられるってかなり仕事ができないとありえないですよね。
あの礼子の男性上司は最初から、どんな人に頼んでほしいのか明確にしてから指示すれば良かったのに。
礼子のような、子どもがいて、仕事も続けている人と言ってくれれば最初から先輩に頼まなくても良かったよね。
「ワークはあるけど、ライフはないでしょ?」って独身にはライフないと思ってんの?
意味が分からん。
礼子に頼むなら、最初から礼子に頼みたいと言うべきだったのではないかと感じます。
先輩の「復帰してたのね?」はかなり圧を感じるけど、礼子さんはとても慕っていて、いい関係性だったのが結婚や出産で崩れてしまったんですね。
厳しい中で、その先には優しさがあるって信じていたから礼子はここまでようこさんを信用していたのかな。
ただ、厳しいスタイルがいまの社会には合わないのか?
左遷されるってよっぽどのパワハラだと思うんです。
でも、ようこさんはそこまでのパワハラだったのか?
「言い方が良くない」って言い方そこまで強いかな?
不公平や理不尽を経験したから、みんなが経験すればいいって思っているわけではないけど、仕事って耐えないといけないことがあるんだと思ってしまう派です。
今の世代には合わないのかもしれないけど、ようこの発言や行動がパワハラだったのかどうかの検証はされるべきですよね。
理不尽すぎるだろ。
私が礼子だったら、新人研修で洗いざらい話してしまって、辞めますって言ってしまいそうなくらい怒ってしまう。
結婚しなかったら、会社に必要とされなくなるって意味がわからん。
ようこさんつらすぎやろ。
「いいね。あなたは。」そんなセリフを憧れの先輩に言われてしまう礼子もつらすぎ。
女性で、独身で、ロールモデルにならなくなったから左遷ってなるなら、めちゃくちゃひどい会社ですよね。
でも、まだ日本社会は、同期の中で一番結果を出していたのに、出世は一番遅かった。って実際によくある話だと思うんです。
男性だからという理由は、子どもを産むことがないから、いなくならないってことも入ってるから。
若い女性社員のキャリアのイメージって、正直全くつかないと思うんです。
バリバリ仕事をするのか、転職をするのか、時短やパートになるのか、自分が結婚するのだろうか?子どもを持つのだろうか?
子どもができたとしたら、生活はどんな状態になるのかってわからないことが多いんですよね。
でも、今は色んな情報があふれている時代だから、若い女性もイメージできるのだろうか?
男性はこういったことで悩まないのかなって思うと、女性は選択肢が多いように感じる。
それは男性にとっても女性にとっても良いことだといえるのかな?と考えさせられるドラマですね。
ロールモデルが変われば、自分の生き方を選べなくなるのだろうか?
大事なのは、「自分が選ぶこと」
自分で選んだことなら納得できる。
これは人生全般に置いて言えることだなって思うんです。
ビュッフェは自分の好きな物を取って食べる。人に押し付けてはだめ。
でも自分のさらに乗せたものは選びなおせない。
勝手にジャッジされて、勝手に役割を押し付けられている。
そういった世間の目が、しんどい世の中になってるよなって感じます。
礼子さんのロールモデルの公演とても良かった。
礼子はとても仕事が充実していた時期があるからこそ、初回では仕事を辞められないっていう境地に陥っていたのかな。
そこまでなるならやめたらいいのにって思ってみてたけど、礼子には礼子の想いがあることを感じましたね。
あの時のように、また輝ける日が来るのかもしれないって思ったら、どれだけしんどくても、仕事を続けていくっていう選択は礼子の選択だな~って思いました。
「うまくいかない時、苦しい時こそ、笑顔で終わらせること。下を向かず、前をみて、笑顔で終わる。それが必ず次につながるから。」
素敵なアドバイスですよね。れいこの良い方もなんか素敵だった。
ようこ先輩も今は苦しいけど、笑顔で次に向かって欲しい。
「100%の気持ちで、結婚や出産を祝えなかった」って先輩も本音を言えて、「おめでとう」と言ってくれて礼子は救われましたね。
後ろ姿で手をあげる先輩かっこよかった。
中谷さん夫婦の第二子問題は、別々に子づくりすれば解決する問題なの?
妊娠時期と女性のキャリアを考える上で、女性のキャリアプランを聞かずに勝手に計画書を提出する中谷さんは、絶対仕事できないよね?
妻の性格、キャリア志向、そういったものを加味できないのに、自分を優秀と言い切る中谷さんはかなり無理があるのではないかな。
坂上さんのしょうゆ問題怖い。
坂上さんやっぱり第二話の忘れっぽいは認知症の布石か~。
独身一人暮らしの娘との関係性は必ずしも良好とはいえない…。
そんな中で、認知症の傾向が出てきて、万引き扱いされてしまう展開か…。
つらいな~。
坂上さんは父母世代の代表として描かれているけど、父母の言い分や世代の考え方、色々あるよね。
間違ったことを言ってしまう時もあるし、後悔することもある。
あ~自分が間違ってたなって素直に言える坂上さん、穏やかな日常を願わずにはいられない。
志穂と父の関係性はこれからになりそうですね。
そして、不穏な女性の視線や、手紙はまだ志穂の眼前にはとどいていない。
そして、礼子の夫は転勤。
これからも波乱になりそう。
でも、礼子はそもそもほとんどいない夫が転勤になったからといって、生活にどれくらいの影響があるのだろうか?
ついていくかの話?
ほとんど出てこないのに、転勤って、またほとんど出ない気か。(笑)