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1122(いいふうふ)【第6話】ネタバレあり実写ドラマのあらすじ感想。Amazonプライムビデオ

第三話以上に衝撃のラストを迎える第六話。

一子と二也夫婦は再構築できるのか、このまま離婚してしまうのか?

最終回の一つ前の回ってかなり重要ですよね。

ネタバレしたくない人はみないでくださいね!

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1122第5話前回のあらすじ

婚外恋愛許可制に終止符を打ち、夫婦を再構築していくことにした一子と二也。

夫婦のセックスを再開しようとするが、二也の機能は頑張れば頑張るほど思うように機能しない。落ち込んでしまう二也だった。

二也は美月の「私と別れても、他の人とセックスなんてしないでほしい。」という言葉を思い出し、一子は礼との行為と比べてしまっていた。

一子は美月との関係が終わっても、生け花教室に通い続ける二也を責めてしまう。

レス問題について礼に相談した一子だったが、その場面を二也に目撃されてしまう。

親密そうに手を握り合う二人に、二也は一子のスマホをみて二人の関係性を知ってしまう。

一子がお金で礼を買ったことを知ると、軽蔑のまなざしを向けて感情を露にする二也。

二也は家を飛び出してしまうのだった。

1122第6話あらすじ(ネタバレあり)

一子は一人で生活している。

部屋はあれている。一子は二也が生活環境を整えてくれていたことに気づいた。

話は1週間前にさかのぼる。

一子が目覚めると、二也は身支度をしていた。

「おとやん、何してんの?」と声をかける一子。

二也は「ごめんね、起こしちゃった。」とこんな時でも気遣いの言葉は忘れない。

「昨日はどこにいたの?」と問う一子に「駅前のビジネスホテル。」と答える二也。

つづけて「一子ちゃん俺2,3週間ウィークリー借りてみようかなと思ってて。」といつもより少し冷淡に話を続ける二也。

一子は戸惑いをみせながら「なんで?それは私に対するあてつけ?」と聞く。

お互い少しの間一人になって、落ち着いて夫婦のことや自分のことを考えてみようという二也だった。

場面は二也が喫茶店で姉のとう子に、「今日だけ泊めて。明日からはウィークリー空くから。」と今日の宿泊を頼んでいる。

姉は「結構、どろどろ系?」と聞く。

心配して「もしかして別れるとかあるの?」と行く姉に、二也はすぐに「ないよ。そうならないようにしようとしてる。」と答える二也。

とう子は「一子ちゃん好きだけど、夫婦ってどうやってもダメになるときはなっちゃうんだよね。」と続ける。

二也は「姉ちゃんは仲良く見えてたのに、なんで別れたの?」と聞く

とう子は自分が昇進して、夫の収入を超えたあたりで、バランスが崩れた。

自分も忙しさとプレッシャーでピリピリして、夫もそれにイライラしていたこと。それを過ぎると、話もしなくなったと話す。

最後の方は今日相手が何してるか把握もしてなかったかな~と

姉は20の頃からの「あの人の方が勉強も会社も収入もずーっと上で、二人ともそれになれてたんだよね。年取ってさ、二人の色んなバランスが変わっていくことを受け入れられなかったんだと思う。特に彼は。」

「そんな風に見えなかったけどね。人当たり良くて、マッチョっぽさもなかったし。」

「フェミニン男子ってさ男の沽券問題って結構根深いんだよ。」「まあ彼には彼の言い分があるだろうし、今更それを知りたいとも思わないけどね。」とカウンターに座りながら話した。

二也には「あんた、友達とかいないの?なんでも話せるような。」と友達の有無を聞くとう子。

「いないかな。でも俺、一子ちゃんにはなんでも話せてたよ。」

「でも当事者同士で話せないことだってあるでしょ。」「友達みたいに話せてたのはよかったけど、友達になっちゃってたのかもね。」

「え?」と聞き返す二也。ビールを飲むとう子。

場面は自宅へ帰ってきた志郎。

「ただいま」と声をかけるが、特に返事はない。

キッチンには洗っていない食器が山積みだ。

志郎が寝室をみると美月が寝ている。

「大丈夫?顔色悪いけど。」と問いかける志郎。

「寝てればだいぶ楽。ありがとう。」と答える美月。

「俺今日向こうでひろと寝ようか?」という志郎。明日の結婚式も無理だったら一人で行くからと気遣いを見せる志郎。

「美月、もしかして妊娠してる?ひろの時と似てるけど」とベッドの横で立ち尽くしながら聞く志郎。

美月は「今日病院で診てもらった。5週目だって。」と答えた。

「美月は誰の子かわかってんの?」と冷静に聞く。

「うん、私と志郎さんの子だよ。」と答える美月。

「どうしてそう言い切れる?」と問う。

「彼とはしばらく前からなかったから、そういうの。」と答える美月。

「あんなことがあって、私の言葉を簡単に信じてもらえるとは思ってないけど、ほんとなの。」

「どうするつもり?」と聞く志郎。

美月は志郎をしっかり見つめて「産みたいです。」と答えた。

うつむく志郎。

ベッド横の椅子に座る。

「その子が生まれたら、俺は本当の父親か確信が持てないまま養うのか。」とうなだれる。

「私だって、志郎さんにはとても及ばないけど、働こうと思ってるし、仕事も探してる。」

「いや、実際問題無理でしょ。妊娠、出産したら。ひろの時だってそうだったのに。」

「そうやってさ、あなたは家族のことも家のことも、自分の仕事より下にみてるんでしょ。」

「話ずらすなよ。」「ずらしてないよ。ひろのこともお母さんのことも面倒から逃げてばっかり。」

徐々にヒートアップしていく二人。

志郎は「面倒ってなんだよ。家族だろ!」と言い放つ。

「家族だろ?ってさ、よくそんなこと言えるね。」「家族だよ。偏りのある子育ても、変な宗教みたいの進めてくる親との付き合いも家族だよ。あなたがみようとしてないだけで、面倒なことは毎日たくさんあるんだよ。」

「どうして目をそらすの?私だけの家族なの?あなたの家族でもあるんだよ。」と反論する美月。

「美月はそんな面倒なことばかりなのに、また生みたいと思えるんだ。」

「しかも俺なんかの子どもを。」と志郎は発言する。

美月は一呼吸おいて「ひろを産んで、育ててきて心配なことも面倒なことも山ほどあったけど、それでもやっぱり幸せと喜びが勝るから。今回の妊娠がわかった時、不安で、動揺したけどそれでも希望を感じたから」と答えた。

「それに、志郎さんなんかの子どもだなんて思わない。志郎さんの子どもだから、産みたいの。」と気持ちを伝える美月。

ゆっくり立ち上がって「ちょっと出てくる。」と言う志郎に「また黙って逃げるの?」と問いかける美月。

志郎はそのままドアから出て行った。

マンションの玄関を出た志郎。立ち止まってゆっくり歩き始める。

朝になって、「ママ、ママ」というひろの声で目を覚ます美月。

ベッドサイドの横にはペットボトルの炭酸水が置かれていた。

部屋から出ると志郎が出社の準備をしている。

「ひろの時も炭酸水飲むと楽って言ってたから。」

美月は「覚えてたんだ、ありがとう。」と少し顔がほころぶ。

志郎と美月、ひろで結婚式に参加しているシーン。

新郎新婦はステップファミリーで子どもが一人いる。

スピーチ中、ひろが走り回ってしまう。追いかけて「いい加減にしろ!」と怒る志郎。

美月は「志郎さん、連れて帰るね。」とひろの手を握って歩き出す。

道まで歩くが、ひろは「や~だ!」とまだごねている。

志郎が後を追ってきて「俺も一緒に帰るよ。」と3人並んで帰るのだった。

場面は動物園で一子と礼が話すシーン。

二也が出て行ったことを話す一子。

「それは大丈夫じゃなかったね。ごめんね。」と謝る礼。

「礼君が問題じゃなくて、これは夫婦の問題なんだ。」と歩きながら話す二人。

象の前で「一子さん、落ち込んでる?」と聞く礼に、「うん、どんよりはしてるかな。」と答える一子。

「せっかく誘ってくれたのに、ごめんね、礼君忙しいのに。」

礼は「ううん、気になってたし。」「ここ時々くるんだ。大学も近いし。」「興味なかった?」

「礼君の私生活知るの、立ち入るみたいで、ちょっとやだなていうか。礼君の個人情報知ると礼君が生身の人っぽくなっちゃうっていうか。」と一子が答える。

「俺生身の人じゃなかった?」

「お店の外でお客さんと会うのってまずくないの?」と聞く一子に

礼は「まずくないよ、一子さんはもうお客さんじゃないし、俺もうお店辞めたし。」と答えた。

二人はまた歩き出しながら「生身の人じゃないってちょっと失礼だったよね。」「お金を介在させるってそういうことだよね。自分に都合のいいとこだけ求めて、人を知る手間も手順もスキップするわけだから。」

「お互い譲れない事とか、大事にしていることとかさ、仲良くしていく過程ってそういうものの選択や共有をしてるわけじゃない?でも、それってエネルギーも時間もとってもかかるから、セックスとか気持ちいい事だけして、その対価としてお金を払ってるっていうか。だから、あんまり知りたくないなって思って。」

「今までのお客さんは俺の生活に介入したがる人がほとんどだったから、新鮮だな~って思って。あと、一子さん正直だなって思って。」

「いい意味の正直じゃなくてね。」

「わかってる、軽薄で身勝手な正直さってことだよね。お金でつながってたから楽だった、あんまり私生活みせてこないで~面倒だからって言ってるようなもんだもんね。」と笑いながら伝える一子。

笑いながら「言葉にするとすごいね。」と礼も応じる。

「一子さんはさ、旦那さんとは手間と手順を惜しまない人間関係を求めてたの?」と問う礼。

「そのつもりだったんだけどね、実際こういうことになっちゃってるし。」と少し間をおいて、

「いろいろ言ったけど、私礼君としたことは一切後悔してないんだよ。本当に感謝してる、頼んでよかった。ありがとう。」と伝える一子。

「そっか、ならよかった。」と礼は言う。

「一子さん、この後時間ある?良かったら一緒にご飯行かない?」と言う礼。

「でも帰るよ、仕事があるんだ。」と答える一子

「なら仕方ないね。」とキリンをみながら過ごす二人。

キリンをみつめる一子の横顔をみつめる礼は何か言いたげだった。

場面はコインランドリーで一人、本をみよながら洗濯を待つ二也。

俺に傷つく権利なんかないことわかっている、と一子を思いながら過ごしていると一子からメッセージが入った。

「元気にしていますか?」というメッセージに「元気だよ、一子ちゃんは?」と返した。

すぐにスマホが鳴り、「明日のお昼合って話さない?」という誘いだった。

一子に送った返事は「ちゃんと話したいから、もう少し時間をもらってもいいかな。」とのことだった。

場面は一子と恵が話す場面に。

「ナイーブすぎない?おとやんのおとは乙女のおとですかって」と恵に話す。

恵は「夫が妻公認で、同年代の人と不倫するのと、20歳そこそこのイケメンをお金で買ってセックスするなら、私は後者の方が断然無理、気持ち悪さが断然上。」と話す。

一子は「いやいや、恵、あんたいいじゃん言うてたやないの、私の方にもよそで寝る権利あるいうてたやないの。」

「一子のことがきもいんじゃなくて、パワーバランスの不均衡さ?アンフェア感に対する嫌悪ね。あの時は一子の置かれてた状況知ってたから背中押してたけど。」

「う~ん、それにしても押してたよね。」と少し納得できない一子。

「でもそれでいったらさ、一子がその青年と恋愛してセックスしてたらOKなんじゃない?」

「それはそれで全力で嫌悪されそうだけど。」

「私が若い子と恋愛っていうのが無理かも。」「浮かれてたのはファンタジーだったからだよ。」

「リアルに想像すると責任とか考えちゃうし。」

気の合うパートナーとの暮らしに尊さを感じる一子。

一緒にいるうちにどんどん思考も似てきて、恋とは違う物になったのでは?と話す。

違う部分を持っている他者同士であることが、エロスにつながるのでは?と恵と話し込む。

一子の「凪」を思い出すのだった。

「二也さんがいなくなって寂しい?」という恵に、「寂しい」と素直に答える一子。

場面は産婦人科での美月の受診シーン。

ケトン体が上がって、入院を勧める医師。

美月は「入院は困る。」と答える。

点滴をして帰ることになった美月。スマホで志郎にひろのお迎えを頼んでいる。

志郎からは「わかった、しっかり休んで。」と返答が来る。

自宅には美月のメッセージで、お世話のコツを教わり、実践している志郎がいた。

着替えやお風呂に教わったコツを実践しながらお世話をするが、うまくいかず、ひろは泣いてしまう。

ひろに対し、怒ってしまいそうになることもあるが、それを抑えて志郎は懸命に接している。

全然寝ないひろに対して、ヤンヤンの絵本を読んで落ち着かせようとする志郎。

穏やかに絵本を読んであげる志郎。

ひろはやっと寝つきについた。

そこへ美月が帰ってくる。

「ひろ寝た?」と聞く美月。

「気分は?」と聞く志郎。

「ママじゃないからパニックになってたけど。」

「お風呂は無理だった?」と美月が聞く。

「入ったよ。泣いてたけど。」「美月の指示通りにしたらできた。」

美月はキッチンで座り込んだ。

「大丈夫?」と声をかける志郎。

志郎も一緒に座っている。

「お風呂入ったの三日ぶりなの。全然入れられてなくて…。」

「しかたない、つわりひどいんだし。」

お風呂だけじゃなく、おやつをあげたり、動画をみせたりして体調不良でしのいでいたが、夜も寝ずに騒ぐひろに頭痛がして昨日叩いてしまったと告白する美月。

それも初めてではなくいと志郎に「知らなかったでしょ。」と話す美月。

「こんな体調で、自分のことすらできないのに、それなのになんで産みたいなんて言えたんだろう。一人ですらこんななのに。やっぱ馬鹿なのかな…。」と狼狽する美月。

志郎は美月の隣に座り、そっと肩に手を置いて「美月、今まで一人でみてくれてありがとう。ごめん…。ちゃんとはなさないといけないっておもってたんだ。ひろが大きくなるにつれて、発達が一般的な物と違うってわかってきて、でも俺はそれを認めたくなくて、向き合うことを避けてしまっていたんだと思う。うちの子がそんなはずないって必死になって。でももしかしたらひろの人生よりも、自分の体裁が気になっていた部分、合ったと思う。」

「不倫させてしまった原因も俺にあったんだ。家のことは美月の担当だ見たいなことを平気で言ってしまっていたし。」

「美月いっただろ、俺たちお互いに変わらないといけないって。その言葉の意味がすこしずつだけど、やっと分かってきた気がするんだ。」

「今更何言ってんだって思われるかもだけど。」

「正直まだ不安だけど、美月が許してくれるなら、まだ間に合うなら、俺は引き受けたい。ひろのことも、生まれてくる子どものことも。どうかな?」

と志郎の今の本音を吐露するのだった。

「うん。ありがとう。」と美月は返した。

場面は二也が会社のデスクで一子の母の電話に出るシーン。

一子にかけてもつながらず、ポットが壊れて、スマホもつながらないと連絡があった。

解決方法を伝えて、また連絡すると電話を切る二也。

「はぁ~。」とため息をついている。

ポットを送ったと一子に連絡を入れた。

一子からは「ありがとう。しゃれてるね」と返事があった。

そのやり取りから4日間一子からの連絡はない状態。

一人ラーメンを食べながら、ハイボールを飲む二也。

また「あのイケメンと会ってセックスに励んでいるのでは?」と疑念さえわいてしまう。

こっちから連絡をしてみようと、一子に電話をかける。

一子は電話に出るが、吐息交じりの声が聞こえてプツっと電話が切れる。

一子からメッセージで「百日咳で声が出ない」と返事があった。

家に戻るとすぐに返事をする二也。

「ただいま。」とい二也が二人の家へ帰ってきた。

咳をしながら、パソコンを指さす一子。

「仕事なのはわかるけどさ。」と部屋を片付ける二也。

一子はタブレットで「散らかっててごめん。」と伝える。

「一子ちゃんにゅう麺食べる?のど飴買ってきたよ。」と相変わらずの優しさをみせる二也だった。

一子はにゅう麺をすすりながら、咳が出る。

「一子ちゃん、食べながら出良いから聞いてくれる?」と二也が出て行ったことを謝る二也。

自分が責められる立場じゃないのに、感情的になって逃げてしまったと告げる二也。

「俺たちが一番大切にしなきゃいけないのは、どうしたら自分たちが幸せでいられるのかってことだと思うんだ。」と話をつづける二也。

一子は箸をとめて聞いている。

「ちゃんと話さなきゃだめだね。ごめん。俺、自分のEDが気になってるんだ。セックスだけがつながりじゃないとか。頭ではわかってるんだけど、勝手に引け目を感じてしまう自分がいて。」

「それともう一つ話さなきゃいけないのが、俺たちこれから子どもをどうするかってこと。」

と子どもを持ちたいかどうかちゃんと話してこなかった、そういうことを含めて正直にお互いに話したいという気持ちを伝える二也。

一子は出ない声を出そうとするが、咳込んでしまう。

タブレットに、「おとやんの言うことはよくわかった。」「私もちゃんと話したい。来てくれてありがとう」と書く一子。

二人はダイニングに横並びに座りながら見つめあう。二也が一子を抱きしめる。一子も二也の腕を抱きしめ返す。

二也は一子にキスをした。

「風邪うつるかも」と言う一子に「写ってもいいよ。」ともう一度二也がキスをした。

「よし!」と二也は上着を着だした。

「帰るの?」と戸惑う一子に「服もカバンもほとんどおいてきちゃったし、ずるずるもとに戻っちゃいそうだから、帰る。一子ちゃんお大事にね。」という二也。

「ずるずる戻ればいいのでは?」と思う一子。

一子はベランダに出て、二也がマンションの下を歩いているのをみていた。

一子の咳に気づいて、二也は手を振ってさっていった。

場面は自宅で掃除機をかける美月。

そこに志郎とひろが帰ってくる。

ひろの世話をしてくれる志郎がいた。

志郎が食器洗いをしている。美月はリビングで温かいお茶をいれている。

ありがとうと言いあう二人。

「顔色良くなったね。」と志郎。

「この感じだったらひろの送り迎えもできそう。」と言う美月に無理しないで、何かあったら相談してと伝える志郎。

「早速だけど相談があってね。」「海外赴任に行く前に、会って挨拶したい人がいて。」という美月。

「誰?」と聞く志郎。

「私が剣山で刺した人なんだけど、どうかな?」と聞く美月。

志郎は「よくわかんないんだけど、なんでそんなことしなきゃいけないの?なんでそれを俺に聞くの?」

「身勝手なわがままだってわかってる。わかってるけど、自分の暴力を相手に会って謝りたくて。」「ちゃんと終わらせて、新しい生活に向き合いたいって思ってる。」

「志郎さんに話したのは、今はやましいことがないから。」と話す美月。

「黙って会うこともできたと思う、思うけど。」

「美月の中ではもう決まってるんでしょ。それは相談じゃなく、報告っていうんだよ。それに対して俺が辞めろなんて言えないことわかって言ってるんでしょ。」「会ってきていいよ。それで美月が安心できるなら。」

「もちろん気分よく言ってない。でも逆切れしていってるわけでもない。美月のことを信頼してるんだ。いや、信頼したいんだ。」と言葉を投げかける志郎だった。

場面は一子がパソコンで仕事をしているシーン。

スマホの着信がある。一子はその着信にでると母だった。

電話に出ないという母に、「ごめん忙しくて。」と不愛想に答える一子。

ポットやおせんべいが届いたと二也にも電話しているという電話だった。

一子はメールで伝えればいい、働いているから出られないと憤る一子。

「帰ってきたらお礼をおとやんに伝えておくね」と別居のことは母には言えない一子だった。

またスマホの着信が鳴る。

礼だ。

礼は外を歩きながら大学の友人とのBBQ帰りに電話をかけて来ている。

「河原の夕焼けがすごくきれいで、なんか一子さんに会いたいなって思ったんだ。」と礼は伝える。

場面は二也がコインランドリーにいるシーン。

スマホの着信が鳴る。少しためらって出る二也。

公園を二也が歩いている。そこには美月が座って二也を持っていた。

少し微笑みながら、お辞儀をする美月。

「二也さん、今日は会ってくれてありがとう。勝手だけど、どうしても顔を見て謝りたかった。ひどいことをして、ひどいことを言って、本当にごめんなさい。」と謝る美月。

二也は「もういいよ。こちらもごめんなさい。」と謝罪を

「ケガ、あの後大丈夫だった?」と気遣う美月。

二也は「体はすぐ直ったんだけどね。メンタルはまあまあ引きずってるかも。美月さんの去り際の言葉が予想外に効いちゃったみたいで。」と微笑みながら話す。

美月は「今の私はそんな風に思ってないよ。二也さんの人生と生活の邪魔をしてほんとにごめんなさい。」

「二也さんの心も体も当たり前に二也さんのものだから。」

「美月さんは邪魔なんかしてないよ。今、夫婦関係にひずみがあるとしたらそれは俺たちの問題だから。」

「二也さんはずっと一貫してるよね。ベースが夫婦にあるところ。不倫の始まりも終わりもそこだし。」

「二也さんずっと奥さんの事大事にして、信頼してたと思うよ、不倫自体もそのためだったんでしょ。それがどうしても許せなくて。私は他人なのに。」

「俺もちゃんと謝らないといけない。美月さんのために何かできるような気がしてたけど、そんなの勘違いだったと思う。美月さんの本当のつらさもわからないまま、浮かれてしまって、助けるよ、心が軽くなればみたいなことを言って、美月さんの生活の邪魔をしてたのは俺の方だったと思う。」「本当にごめん。」

夫と家族をやり直そうとしているという美月。

美月は二也との時間あったからで、救われていたと話す。

妊娠していることも告げる美月。

それを聞いて少し動揺をみせる二也。

「私たちずっとそういうのなかったじゃん、だから安心して。」と言うと「そっか。」と返す二也。

「美月さん、俺がこんなこという資格ないかもだけど…。」という二也の言葉を遮って「幸せになってね、二也さん。」と伝える美月。

「うん。美月さんも。」「もちろん。」と見つめあいながら、微笑む二人がいた。

「じゃあ、行くね。」と美月は立ち上がり、二人は「じゃあ。」と言葉を交わし、美月は去って行った。

その背中をみつめる二也だった。

場面は一子に二也から電話がかかってきたシーン。

隣には礼がいる。

「ちょっと失礼。」と礼とは離れた場所に行き、二也からの電話にでる一子。

話したいことがあるから家に帰ってもいいか?と二也は一子に聞く。

一子は「おとやんの家だし、普通に戻ってきたらいいよ。」と答える。

「おまたせ。」と礼のところへ戻る。

礼は夫からの電話で、今日帰ってくるという一子に「今後ずっとってこと?」と確かめる。

「一子はわかんない、今日だけかも。」と答える。

礼は少し不機嫌そうに「ふ~ん。そういうのでいいんだ。相手の都合に振り回されてるみたい。」と言い放つ。

一子は「まあ私も悪かったから。」と答える。

「悪かったって、俺と風俗でセックスしたから。一子さん、自分の意志で自分のために行動したのに、そういう風に変わっちゃうのダサくない?」と少し一子に突っかかる。

「夫婦って色々あるから。」と言う一子。

「結婚していない俺にはわからないって感じ?俺にもわかることあると思うけどね。」

と二人に不穏な空気が流れた。

礼はまずかったというような顔をして「ごめん。ダサいの俺だね。」と一呼吸置く。

「一子さん、今からどっか行こうよ。」と伝える礼。

一子は「どっか?タピる?」と少しおどける。

礼は「そういうのじゃなくて、わかるでしょ。」と一子の手を握ってみつめる礼。

一子は「ごめん、こんな風に会ってるからだよね。私、いまほんとにちょっと余裕ないんだ。帰らなきゃ。」と答えた。

礼は一子を呼び止めて「旦那さんとより戻すの?」と聞く。

一子はまっすぐ礼をみつめながら「わかんない、でもやってみる、やってみたいんだ。」と答えて歩き出した。

礼は立ち上がって一子を追いかけて、腕をつかんだ。

「俺とっていう選択肢はない?俺一子さんのこともっと知りたいし、自分のことも知ってほしい。「こういう気持ちになったこと初めてで、すごく混乱してるんだけど、俺やっぱり一子さんのことが好きみたいです。と告白する礼。

一子は「ありがとう。礼君みたいな人にそんな風に思ってもらえてほんとにうれしいよ。でも、ごめん今私が一緒に生きていきたいのは夫なんだ」と答えた。

礼は「そっか、はっきり言ってくれてありがとう。一子さん、頑張ってね。」「ありがとう、礼君も。」「元気で。」と二人はグータッチで別れを告げた。

一子の背中をみつめる礼。

場面は自宅に二也が帰ってきたシーン。

「おかえり~。」と綺麗な部屋のキッチンで料理をしている一子。

二也は「俺も料理するよ」と言い「いいよ。」と言う一子に「だって俺お客さんじゃないし。」と答えた。

二人で晩御飯を囲んだ。

「少しなしてもいい?」と二也が話し始める。

「一子ちゃん、俺ここに戻りたいんだ。いちこちゃんとまた一緒に暮らしたい。正直、セックスのこととかまだ不安があるし、一緒に住みたいっていうのも俺のわがままな気もしてる、でもやっぱりそうしたいなって思ってて。もちろん一子ちゃんの気持ちも大切にしたいなって思ってる。一子ちゃんはどうしたい?」と一子に問いかける。

「私もおとやんに戻ってきてほしい。離れてる間、夫婦ってものがなんなのかずっと考えてて、でも答えはでなくて。私たち今までもこれからも同じところをクルクル回ってるだけなのかもしれないけど、真剣だったよねお互い。あと、あきらめなかったよね。夫婦のセックスについてこれと言った答えは出てないけど、今はたまたまおとやんがそういう状態なだけで、元々は私の性欲減退だってあったわけだし。最近の一連の出来事は私たちにとって必要なことだったのかなって思うんだ。」と答えた。

一子は二也に提案をした。

「子ども作ってみない?」と。

「どんなことになったとしても少しは先に進めるんじゃないかなって思うんだ。」と言う一子。

二也は「俺もちょっと考えてた。やってみたい。」と笑顔で頷く二也。

二人で笑いあい、春巻きを食べた。

そして、半年後私たちは離婚した。という一子の心の声が聞こえた。

つづく…。

1122第6話の感想レビュー

最後!最後、結局子づくり宣言からの離婚~。

まああれだけ色々あって結局離婚しないのね~的な流れが、むしろ、不自然でもあったが、最終回を前にかなり気になる展開の第6話になりました。

その前に、少し6話を振り返っていきますね!

今回際立っていたのは、美月の意味不明ぶりに磨きがかかっているということでは?(笑)

変わろうとしている夫に、元とはいえ不倫相手に会いに行く宣言できますか?頭おかしくないですか?

そういえば最後の方、二也としていない描写があったから、もちろん志郎の子なんだけどそれでもちょっと、無理無理無理無理。

志郎は今までなぜ変われなかったんだというくらい、大きな変化で変わっているので、美月はせめて不倫したことを謝ってほしかったなというのが私の感想ですね。

礼についてはやっぱり一子を好きだったようです。

素直になんでも言葉で伝えてくれる礼を若くて、可愛らしいなと思いました。

二也からの電話にいら立ってしまって、余計なことを言ってしまっても、すぐに謝れる礼に素直さを感じました。

でも確かに、今は一子は心揺らがないよね~とも思いました。

二也と離れているからこそ、もう一度頑張りたいという気持ちが揺らがない物になっているのかなと思います。

最初のおねえちゃんの離婚話も、離婚原因としてはあるあるなのかな~とも思ったけど、二也と一子の場合は、またちょっと違うように感じました。

二也は姉と母に大事、大事で育ってきて、一子は機能不全家族の中で、自分の感情を押し殺して育ってきましたよね。

そういった二人の成育歴から本音を言えない一子と、人の感情を読み取れない二也で、二人は本音を言えていたと言いつつ、全く本音を言いあえていなかったのではないかなと思いました。

親友にもなりきれない夫婦関係で、すれ違ってしまったのかなと感じます。

最終回に向けて、「子どもを作ろう」という話までにもなったのに、離婚とは?この半年に何があったのか。最終回みていきましょう。

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