第二回は一子、二也の実家との家族関係がみえてきて、切ない回になりました。
前回のあらすじからみていきましょう。
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前回のあらすじ
妻、ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)と文具メーカー勤務の夫、相原二也(岡田将生)はなんでも話せる友達のような仲のいい夫婦。
セックスレスで、婚外恋愛許可制を導入している以外は…。
二也は毎月第三木曜日の夜に恋人と過ごす。
二也は、一子にセックスを拒否され「外で済ませて」と言われてから、お花教室に通い出すようになり、そこで恋人となる美月と出会い、付き合っている。
結婚七年目の結婚記念日を迎え、旅行にやってきた一子と二也。
その夜ベッドで久しぶりに二也を誘うが、「僕に好きな人がいるって知ってるよね?」と断られてしまう。
一子は、最初は平気なはずだったが、恋愛に浮かれる二也に、最近は心がざわつくことが増えてきている。
そんな中、友人の恵に言われた「一子にも婚外恋愛許可制の権利はあるんだよね?」という一言をきっかけに、事態は動き出す…。
詳細は第一話のネタバレあり、あらすじをご覧ください。
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ドラマ1122(いいふうふ)【ネタバレあり】第1話のあらすじ感想。アマプラオリジナルドラマ。
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第二話あらすじ(ネタばれあり)
二也は飲食店のカウンターに一人で座り、飼っていた猫のブッチャーのことを思い出していた。
結婚記念日のオーベルジュで抱きかかえて寝た一子と重ね合わせ、「愛おしさでもあって、でも欲情や興奮とは程遠い」と猫のブッチャーの写真をみながら思い出す。
姉とも良い関係性の二也は、この日は姉とお店でビールを飲んだ。
姉のとう子は離婚経験者。
姉からみると一子と二也は「いい夫婦」と思われている様子。
二也と一子は車に乗って、1年半ぶりに一子の実家に向かいます。
二也に一子の母からけがをしたと連絡が入り、二人は一子の実家に行くことになる。
一子と母の関係性はよくない。
子どもの頃から父の暴力があった。その生活を選んだのは母だと一子は思っている。
さらに小児アトピーだった一子に、体液や皮膚で汚れた寝具や衣服をすべて自分で洗うように言った母、かくとすごく怒られて、手もほとんどつないでもらったことがないこと。
酔った父が母に手を挙げた、怖くて眠れなかった次の日に「助けに来なかった、あんたは薄情」と責められるなど、毒親気質な母親。
そんな母親とのやりとりに、雰囲気を変えようと、二也がお茶を入れる。
二也は一子に「家事を教わっている。賢くて、まっすぐで」と一子をほめることも忘れない。
「おかあさんだって、全然優しくなかったのに、向こうが弱ったからって優しくなんかできない」と一子は母との関係に悩んでいた。
そんな一子に二也は優しく寄り添ってくれる。
不倫相手である美月はひろの発達で悩んでいる。
言葉の発達も遅く、癇癪を起こす。公園でもうまく周りと強調しては遊べない様子。
義母は孫の様子に怪しげな占い師を進めてくるため、関係性は良くない。
夫である志郎は療育より、母である美月がみるべきという考え。育児については美月にまかせきり。
ひろがやっと眠ってから、二也に「声が聴きたくなった」と電話をかける。すると、「明日どこか一緒に行こうと誘う二也。
不倫相手の美月とその息子ひろと初めて公園で過ごす。
3人は仲の良い親子のように、シャボン玉をして楽しむ3人。楽しい時間が流れた。
育児や、義母のことについて、弱音を漏らす美月の手を二也がそっと握る。
志郎は美月が公園で二也と別れる場面を偶然見ていた。
美月に志郎は「今日って何してた?」と聞く。
「天気が良かったから、ひろと公園に行ったよ。」と答える美月。
似た人を見たという志郎に「声をかけてくれたらよかったのに。」と淡々と話す美月。
「あの一緒にいた人誰?」ビールをつぎながら聞く志郎。
「お花教室の人にたまたま会ったの。あの辺に住んでるのかな?」としらばっくれる美月。
志郎はお花の友人を家に呼んでは?と話すが、気を使うし、友人をジャッジされるのが嫌だからと断る美月。
美月とはホテルで密会するが、美月は夫にばれたくないから、気を付けようと話をした。
しかし、二也が妻公認で不倫をしていることを告げると、「私とは恋愛感情が必要で、奥さんは人として好きってこと?」という美月。
二也はその反応に戸惑った。
「私はあなたたち夫婦のバランスを取るための緩衝材か何か?」とヒートアップしていく。
「二人の秘密だと思って大切にしてきた。掌の上で転がされるなんて冗談じゃない。馬鹿にしないで。」と怒って帰ってしまう美月。
それでも、美月は不倫をやめられない。
美月のスマホに届いた二也からの優しいメッセージに「私もおとやさんが好きです。」と返信する。
一方、一子は女性用風俗へ来ていた。
そこで、問診を受けている途中に、男性と会話することになる。
お店で一番人気金髪の美青年の怜だ。
「若い子なんて好きじゃない、全然、本当に。でも…この子はまぶしい。」と容顔美麗 な礼に魅了される一子。
可愛らしい礼の姿と、丁寧な接客で気分が高揚する一子。
礼から手の甲にキスを受ける。
一か月後の第三木曜日に、何の迷いもなく礼くんを予約した一子。
場面は一子の祖母の法事の場面に。
親戚のおじさんから離婚の話を振られているとう子。とう子の39歳の年齢に、子どもは二也のところが生むべきという話を一方的にしてくる。
二也は「老後のために子どもを産むなんて、無責任なことはやんない」と反論する。
二也の母も「亡くなった人や、まだ見ぬ人の人生より、今生きている人の人生の方が大切よ。」と援護射撃を打ってくれる。
二也の家族は父を早くになくしているが、仲が良く自由な家族。
そんな家族を持つ二也に嫉妬めいた感情すら抱くことのある一子がいた。
自宅へ帰り、子どものことを聞く一子に、二也は「どうだろう?今は具体的にはあんまり。」と電気の消えた部屋でこたえる二也。
「私にもこれから何かあるかもしれないしね。」という一子に、戸惑う二也。
場面は会社の倉庫で段ボールを持ちながら考える。
一子側の公認不倫の可能性を考えていなかったことに気づいた二也。
一子が他の男とセックスする場面を思い浮かべ焦る二也。
場面は第三木曜日の夜。「夫が恋人と過ごす夜。そして今日は私の初めての風俗記念日。」と夜の道を歩く一子。
続く。
感想
今回は一子と二也の家族関係が描かれていましたね。
一子と母の関係性は良くなくて、言い争いの場面では「私は二也との関係を守っている」と話す一子から、結婚恋愛許可制は一子なりに家族を守ろうとするための方策なのかなと感じました。
暴力的な父と他責思考な母親に育てられた一子が「手もつないでもらったことない」と二也に告白するシーンでは切なくなってしまいました。
二也の優しさに一子が救われているからこそ、婚外恋愛許可制をとってでも離れられない存在なのかもしれませんね。
二也の家族は父を早くに亡くし、姉と3人で仲良く暮らしてきた様子。
それなのになぜ二也はあんな感じに?と思ってしまった。
二也の母も姉も自由にさせてくれるからこそ、甘えて育ってきたのだろうか?とさえ思うほど、人に対して無責任だと思ってしまう。
一方美月の現在の家族の背景もなんとなく見えてきました。
ひろは発達障害で、夫はその育児に非協力的、占いに心酔している義母がいること…。
正直、恵まれてはいませんね。
月一回実家の母にひろを預けて、二也と過ごす時間だけが美月の心を落ち着かせてくれるのも、何となくはわかります。
そして、それはいけないことだと美月自身も「最悪だ」と憤っている。
正直、それでも子どもがいて、月一回も夜に出かけられるってすごい事なのでは?
その状況に、美月の人への依存度が強くて全然共感できない。
原作の時にも思ったけど、安定のイライラキャラとして健在だなと思います。
二也に「二人だけの秘密だと思っていた」と怒るシーン。公認だからと言って二人の関係性が変わるわけでもないのに、何をそんなに怒っているんだと思ってしまう。
公認だったら、慰謝料請求なども心配せずに過ごせるのだから、むしろ一子に感謝しても良いくらいでは?と私は共感できないな~と。
そして、人生を一緒に進む覚悟もないのに、息子に会ってしまう二也。何やってんだと思う。
期待させておいて、そんな気はない。
1話から優しい鬼だと思っていたけど、優しいクズでもある二也らしい行動だと思う。
なぜ、私がこんなに二也にイラつくのか考えると、美月はそれなりに罪悪感を持って不倫をしているのに、二也にはそれが全く感じられないところだと思う。
二也は人の人の気持ちに鈍感すぎるがゆえに、優しさでごまかして生きてきたのだろうか。
一子との会話からも、二也は30代後半の女性の子どもを持つかどうかという選択肢には寄り添ってくれないらしいことがわかる。
自分自身にも子どもを持つ覚悟はなさそうで、「別れるなら今だぞ!一子!」と心の中で主人公を応援している自分がいました。
今回は個人的には、より二也と美月に疑念がわき、一子を応援したくなる回でした…。
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